テクマトリックス株式会社の概要と沿革
■ テクマトリックス株式会社の概要
社名 | テクマトリックス株式会社(TECHMATRIX CORPORATION) |
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本社所在地 | 東京都港区三田3-11-24国際興業三田第2ビル |
設立年月日 | 1984年8月30日 |
代表取締役社長 | 由利 孝 |
株式公開 | 東証1部(3762) |
資本金 | 12億9,812円 |
売上高 | 209億2,082万円(連結)(2016年3月期) |
従業員数 | 936名(連結) |
事業内容 | コンピューター通信関連機器のハード及びソフトウエアの販売、保守、教育、コンサルティング、開発
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■ テクマトリックス株式会社の沿革
1984年8月 | テクマトリックスの前身ニチメンデータシステム株式会社設立 |
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1988年3月 | ニチメンデータシステム株式会社大阪営業所開設 |
1996年2月 | 米国Security Dynamics社のワンタイムパスワードカードの販売代理権を取得 |
1996年12月 | 業務用パッケージ事業CRMパッケージFASTHELPを自社開発 |
1998年10月 | DICOM対応医用画像サーバSecured DICOM Serverを自主開発販売 |
2000年4月 | 米国FS Network社の負荷分数装置BIG-IPの販売代理権を取得 |
2000年11月 | 社名をテクマトリックス株式会社に変更 |
2004年4月 | テクマトリックス九州営業所開設 |
2005年2月 | テクノマックスがジャスダック証券取引所に上場 |
2005年7月 | テクマトリックス本社を東京都港区に移転 |
2007年8月 | テクマトリックスが合同会社医知悟を設立 |
2007年9月 | テクマトリックス本社御殿山分室を開設 |
2008年1月 | テクマトリックスがクロスヘッド株式会社を連結子会社化 |
2008年8月 | テクマトリックスがFastHelpのSaasバージョンを自主開発しクラウド型ビジネスに本格参入 |
2008年9月 | テクマトリックス仙台営業所開設 |
2009年8月 | テクマトリックスが株式会社カサレアルを完全子会社化(楽天株式会社より買収) |
2010年6月 | テクマトリックスが東証第2部に上場 |
2010年7月 | テクマトリックスが名古屋営業所を開設 |
2012年1月 | テクマトリックスが海外事業推進室を開設 |
2012年6月 | テクマトリックス新医療クラウドサービスNOBORIを自主開発、サービス開始 |
2013年2月 | テクマトリックスが東証第1部に指定替え |
2013年10月 | テクマトリックス札幌営業所開設 |
2014年12月 | テクマトリックスがエヌ・エル・コミュニケーション株式会社を完全子会社化 |
2015年5月 | テクマトリックス本社を東京都港区三田に統合移転 |
2015年8月 | 楽天株式会社の保有するテクマトリックス株式の大半を自己株式として取得
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テクマトリックス株式会社の企業理念
■ テクマトリックスのミッションステートメント
時代を先駆けるITのスペシャリスト集団
IT技術を活用して、顧客のビジネスプロセスとビジネスモデルの変革を実現する。
■ テクマトリックスの事業目標
IT業界の変革者としてのトップブランドを目指す
物販中心のビジネスモデルや受託開発中心の労働集約モデルを超越するセミテーラーメードソリューションにより、最高の顧客満足度、最高のサービス品質を実現し、業界最高水準の売上高営業利益率の実現を目指す。
■ テクマトリックスの行動指針
1、 IT+1:ITのプロフェッショナルであると同時に業界、顧客業務に精通する問題解決者であること。
2、 顧客満足度の追求(存在意義):高付加価値を提供し続け、顧客満足度を極大化すること、顧客への貢献、社会への貢献を目指す。
3、 先端技術、新分野への取組(差別化):陳腐化しない最大限のIT技術を活用し、永続性、拡張性、柔軟性に富んだシステムとサービスを提供すること。チャレンジスピリットに基づき、常に新しい付加価値、新しいビジネスの仕組を探求する。技術の変化に迅速に対応し、社員それぞれがスキルの向上を果たすことが差別化、競争力の源泉であり、社員は常に自己の知識、技術の研鑽に努める。
4、 テクマトリックス株式会社目標達成のコミットメント
常に高い目標を掲げ、その目標を必ず達成するという強いコミットメントを持ち、社員全員が事業の拡大、収益力の向上に邁進すること。
テクマトリックスの強み
テクマトリックスの強みは、商社をバックボーンとして目利き力とIT技術力を活かしたビジネス戦略と事業展開です。
テクマトリックスの創業時には、日本では認識されていなかったソフトウエアやネットワーク/セキュリティー製品をいち早く輸入、販売することによって、最先端技術を導入してきました。現在ではソフトウエア開発に力点を置き、自社開発も行い医療業界やCRMといったパッケージ製品、EC、金融業界向けのサービスも行っています。
今後のテクマトリックスは、IT業界にあって、自ら企画し、サービスを生み出す次世代のITサービスプロバイダーとして、得意分野のクラウドやセキュリティー&セイフティーを追求して、技術力強化を図っていくことになります。
テクマトリックス株式会社の事業展開とは
1、 テクマトリックス情報基盤事業
・ テクマトリックスネットワークセキュリティー事業
インターネット社会の中で、膨大なデータが行き交い、このインターネットを通じてシステムに不正侵入するサイバー攻撃も多様化、増加の一途です。
こうしたインターネットのITインフラを快適に安全に使用できるよう技術を提供するのが、この事業の目的です。
もともと、テクマトリックスは総合商社ニチメンのIT戦略子会社として発展した事業会社です。まだ国内に導入されていない難易度の高い技術をあえて導入し、ひたすら技術力を磨いてきました。お客様の技術支援を行うため、提案、設計指導、運用保守と一貫した技術サービスを提供しています。
2、 テクマトリックスアプリケーション・サービス事業
・ テクマトリックスカスタムメイドソリューション事業
お客様が必要とするシステムをゼロベースから構築していきます。これまでも日本を代表するショッピングサイトや通信会社向け自社サイトのコンテンツ管理システム、与信管理サービスを提供する企業のシステムなど多岐にわたって手掛けてきました。
一括受注(提案から保守まで)を基本として、フルラインで提供できることが強みです。
・ テクマトリックス医療システム事業
医療の現場で、IT技術を使用したコスト削減、効率化を推進。CTやMRIで撮影された画像やレントゲン写真のデータをサーバーで一元管理し、病院内で共有して診断できるパッケージシステムの開発、販売を開始。300を超える医療機関に納入してきました。
又、画像診断医や診療放射線技師と連携し院外からの遠隔画像診断も可能とするIT情報インフラの提供も始めました。
現在では病院で抱える大容量の医療情報データを安全なデータセンターで預かる仕組も構築しました。
・ テクマトリックスCRMソリューション事業
一般消費者から電話やメールで問い合わせを受けるお客様相談室(コンタクトセンター)において、大量の問合せにスムースに対応できるよう顧客情報や応答機能を一元管理できるシステムを提供しています。
国内のパッケージシステムではトップシェアを誇っているシステムです。
・ テクマトリックスシステムエンジニアリング事業
自動車、家電製品、医療機関といった国内大手メーカー向けに製品を開発する工程において、作業の効率化と品質をより高めるための支援をする事業です。
ソフトウエア開発のテスト工程において、エラーを自動検出するツールを海外メーカーより調達し、国内で独占販売を行っています。
又、テスト工程のみならず、設計、開発、テスト、運用のソフトウエア開発の全工程に対応できるよう、幅広く技術の向上を図っています。
テクマトリックス株式会社 まとめ
テクマトリックスは、高度化する現代ビジネスのIT化、その渦中にあって、ひたすら最先端のIT技術を取得し、また自社による開発も加速、日本のIT業界をけん引するリーダーカンパニーです。
2014年、テクマトリックスが30周年を迎えた時に、テクマトリックスの次の30年を考えるプロジェクト通称30年プロジェクトが始まりました。
今後の30年をどのように進めていくか、どんな会社になって欲しいか、を現場の社員主導で考え、進めていくプロジェクトです。活動の様子は逐一、テクマ未来新聞と題して、全社員に適宜配信されています。その活動は、すでに未来社史や新規事業の発展に繋がるアイデアコンテスト「テックコン」、女性活躍事業など、次から次へと新しいプロジェクトが創出されています。
テクマトリックスの今後の活躍が益々楽しみになります。