株式会社ドリコムの概要と沿革

まず、ドリコムの基本情報は以下の通りです。

【ドリコムの概要】

社名株式会社ドリコム
本社所在地東京都目黒区下目黒1丁目8-1 アルコタワー17F
設立年月日2001年(平成13年)11月13日
代表取締役社長内藤 裕紀
株式公開東証マザーズ上場(証券コード:3793)
資本金1,196百万円(2016年3月31日現在)
事業内容ゲーム事業、広告・メディア事業
ドリコムHP:会社概要より引用


ドリコムは東京都目黒区に本社を置いているゲーム事業から広告、メディア事業などを行なっている企業です。2001年に設立されたドリコムですが、2006年の東証マザーズへの上場の際には話題になった注目企業としても知られています。近年ではソーシャルゲームブームの影響もあり業績も好調でヒット作も多く発表するなど活躍を続けています。

それではドリコムの歴史を沿革で見ていきましょう。

【ドリコムの沿革】

2001年11月有限会社ドリコム設立
2002年4月「マイプロフィール」サービス開始
2002年8月大学等発ベンチャー創出支援公募に採択
2003年3月株式会社へ組織変更
2003年7月ブログサービスを開始
2003年12月「マイブログリスト」サービス開始
2003年12月ブログコンテスト「Blog of the Yeah!」を開催
2004年3月「マイクリップ」サービス開始
2004年6月「ドリコムブログシステムエンジン」提供開始
2004年9月「ドリコムオフィス」サービス開始
2005年5月「ドリコムCMS」サービス開始
2005年12月「ドリコムRSS」サービス開始
2006年2月東証マザーズ上場
2006年4月Webアプリコンテスト「Drecom Award on Rails」を開催
2006年12月「VENTUER OF THE YEAR2006」にて最優秀経営者賞を受賞
2007年2月「API ITアウトソーシングアワード2006」ベストテクノロジーを受賞
2007年4月株式会社ジェイケンを子会社化
2007年6月Webアプリコンテスト「Drecom Award on Rails 2007」を開催
2008年4月楽天株式会社との資本業務提携及び第三者割当増資の実施を発表
2008年4月「J-KENケータイシーケンサー」サービス開始
2008年6月行動ターゲティング広告技術の提供開始
2008年7月Webアプリケーションコンテスト「Drecom Award on Rails 2008」を開催
2008年8月本社を東京高田馬場へ移転/京都事務所を京都下京区に開設
2008年10月「きせかえビルダー」サービス開始
2009年5月株式会社ジェイケンを吸収合併
2009年5月モバイル広告向けのバナー投稿サイト「集めてバナ~ナ」サービス開始
2009年7月mixiアプリ向けポイント広告サービス「poncan」サービス開始
2009年8月mixiのPC版オープン化に合わせmixiアプリを提供開始
2009年10月法人向けブログパッケージ事業、個人向けブログサービスの事業譲渡を発表
2009年10月mixiのモバイル版オープン化に合わせmixiアプリを提供開始
2009年12月Facebookでソーシャルゲームを提供するCrowdStar社と協業開始
2010年1月モバゲータウンのオープン化に合わせてゲームの提供を開始
2010年6月GREEのオープン化に合わせてゲームの提供を開始
2010年8月世界有数のトップソーシャルゲーム会社CrowdStarとの関係を強化
2010年9月中国のトップソーシャルゲーム会社FiveMinutesとの協業を開始
2011年4月「poncan」をスマートフォン向けサービスとして提供を開始
2011年7月1タップで感動を共有する - PASHA - iPhone向けにリリース
2011年10月株式分割を実施し、普通株式1 株を5 株に分割
2011年10月リワード広告「poncan」をmixi公式サービスとしてリリース
2012年3月世界に通じるサービスを創る「スタートアップボーディング」新卒採用を開始
2012年3月ソーシャルラーニングプラットフォーム「スマコロ」を開始
2012年3月マレーシアのシステム開発企業Snout Sdn.Bhd.の子会社化を発表
2012年11月海外向けソーシャルカードバトル『Reign of Dragons』をUSリリース
2013年2月『Reign of Dragons』が US App Store Gross Ranking で初のトップ10位
2013年4月『えいぽんたん!あなたのレベルで学べる英単語』 リリース
2013年6月ソーシャルラーニング 3タイトルの累計ユーザーが100万人を突破
2013年11月インターネット×教育の未来を語る『EdTech Night!』初開催
2014年1月スマホ向け成果報酬型広告サービス「HeatAppReward」を正式リリース
2014年1月「フルボッコヒーローズR」をサイバーコネクトツーと共同でリリース
2014年2月「フルボッコヒーローズR」が100万ダウンロード突破
2014年2月スマホ向け事前登録メディアサイト「フライングガチャ」をリリース
2014年4月「フルボッコヒーローズR」において盛大遊戯と業務提携を開始
2015年4月ぶっ放し協力バトル「崖っぷちバスターズR」リリース
2015年4月グリモアが「ブレイブソード×ブレイズソウル」をリリース
2015年8月ReDucateが「楽しく身につく英語学習 きこえ~ご」をリリース
2015年7月動画広告ネットワーク「poncan」が「DreeVee」にリニューアル
2015年11月「フルボッコヒーローズRX」が500万ダウンロード突破
ドリコムHP:沿革より引用


現在では、ドリコムの展開するソーシャルゲーム事業ではmixiやモバゲー、GREEなどSNSプラットフォームへのゲーム提供をする事で幅広い層への注目を集めています。そして広告、メディア事業でも様々な形態のサービスを展開しており、社会やわたし達のニーズに沿ったサービスを追求することへの強みも持った企業へと成長を遂げていると感じます。

株式会社ドリコムの理念

次に、ドリコムの「存在意義」として、以下のようにホームページに掲載してあります。非常に印象的な言葉が込められている素晴らしい考えだと思います。企業として大切にしているモノが明確に記載されておりユニークな社内環境が充実することが更なる成長へと繋がるという気持ちが伝わってきます。是非とも読んでください!

Our Identity
ドリコムの存在意義


ドリコムは、会社として活動を続けていく上で、何を大切にしていくかを言葉にしています。

これまでドリコムがずっと大切にし続けてきたものに
ロゴにも含まれている「with entertainment」という言葉があります。

entertainmentというと娯楽というようにイメージするかもしれませんが、私たちはそう捉えるのではなく、人の期待を超える行為その全てがentertainment=楽しみや喜びを生みだすことだと考えています。

それを1つのエピソードと共に、社内では語り、大切にしています。
ドリコムHP:ドリコムの存在意義より引用

カレーライスとみかんの話

閉店時間の近い、いつもの食堂で、いつものカレーライスを頼んでみる。
「いつも来てくれるから」と言って、つけてくれたひとつのみかん。
カレーライスがとびっきりうまいだけじゃなくて、
思いがけず、みかんがついてきた。うれしくて、自然と笑顔がこぼれた。

もちろん、質の高いサービスを提供することは大前提です。
その上で多くの人の期待を超えよう。
これが私たちの目指す with entertainment です。

より多くの人たちの期待を超えることで、ドキドキやワクワクやウキウキ、
そして、信頼や安心を感じてもらえる存在になろう。
世の中へのたくさんの with entertainment を生み出して、さらに多くのハッピーを届けよう。

時代を超えてスタンダードになる革新的なサービスを、ドリコムから世界へ広げよう。
ドリコムHP:ドリコムの存在意義より引用

株式会社ドリコムの事業内容

最後にドリコムの提供しているサービスは以下の通りです。ここに紹介した以外にもゲームタイトルは数多くあります。その多くがヒット作であり日本のみならず世界リリースしているタイトルもあるなど、注目度の高いコンテンツを製作できる力を持っている有力企業であると感じます。広告、メディア関連でもそれぞれのターゲットに合わせたコンテンツの充実に力を入れており、新しい形のサービスを常に世に提供しています。

【提供プロダクト】

株式会社ドリコムはコミュニケーションを軸に、モバイル向けコンテンツやインターネット広告など、様々なサービスの企画・開発を行うインターネットにおける「ものづくり企業」です。
現在、「ゲーム事業」「広告・メディア事業」をコアビジネスとして、注力しております。

◆ゲーム
ダービースタリオン マスターズ
「ダービースタリオン マスターズ」は、プレイヤーがオーナーブリーダーとなり、競走馬を生産・育成し、レースに出走して重賞タイトルや、賞金を獲得し、最強馬を目指す、競走馬育成シミュレーションゲームです。往年のダビスタシリーズから受け継がれる実在のGIレースや名馬の登場はもちろん、臨場感あふれるレース展開も健在です。さらに最強馬の称号をかけて友人や全国のプレイヤーと競うブリーダーズカップも復活しました。スマホでよりわかりやすく、そして遊びやすくなったゲーム画面で、スキマ時間でもサクサクあそべるテンポ感を実現しています。

フルボッコヒーローズRX
「フルボッコヒーローズRX」は古今東西のあらゆる英雄<ヒーロー>たちが存在する異世界を舞台に繰り広げられる、独自のゲームシステムを採用した新ジャンルの爽快フルボッコRPGです。フリックだけの簡単操作でショットを乱れ撃ちして敵を撃破する圧倒的爽快感、大群が押し寄せる緊張感、自分だけの最強チームで敵をフルボッコ!今までにない迫力満点、ハマること間違いなし!のドリコムとサイバーコネクトツー共同開発のスマートフォン専用ゲームです。日本国内では2014年1月27日にiOS版、2月3日にAndroid版の提供を開始しております。

陰陽師
「陰陽師」は平安時代の京都を舞台に、自身が陰陽師となって「式神」を操り、強化して悪しき物の怪から京の都を守る、カードバトルゲームです。自身の式神を強くするだけでなく、仲間と協力し合うギルド戦や平安を舞台にした、オリジナルストーリーが展開されるイベント等、ユーザーを飽きさせない様々な要素を盛り込んでいます。2010年12月にGREEでフィーチャーフォン版の提供を開始して以降、多くのユーザーにご利用をいただいており、現在フィーチャーフォンとiOS、Androidにてmixi版の「陰陽師~平安妖絵巻~」、GREE版の「陰陽師~平安妖奇譚~」を提供しています。

ちょこっとファーム
2011年に誕生して以来、20~50代までの女性を中心に幅広く人気を得る、農園育成ソーシャルゲームです。動物や作物を育てて、背景デザインをアレンジすることで自分だけのファームをつくることができます。また様々な依頼をクリアしていくことで育てられる動物や作物が増え、より素敵なファームをつくって楽しむことができます。

◆広告・メディア
DreeVee
日本最大級の動画広告アドネットワークです。インセンティブメディアを中心に約150のメディアに動画広告を配信するネットワークを保有しており、商品やサービスの魅力を効果的に伝えることで良質なユーザーを多く獲得することができるサービスです。「poncan ビデオアド」からリニューアルし、様々な手法で動画広告を掲載させることが可能となり、アプリデベロッパーなどこれまで以上に多様な広告主にも提供可能です。スマートフォン向けのみのメディア配信も強化し、提携メディアをさらに広げていく予定です。

HeatAppReward
スマートフォン向けのCPI型リワード広告ネットワークです。アプリの広告主様・プロモーション担当者様には成果報酬型で低リスク、かつ効率的なプロモーション手段を、適切なプロモーションのご提案と共に提供いたします。ポイントメディアの運営者様には、豊富な独自案件の掲載を通じて、手軽に導入できる収益化手段を提供いたします。

フライングガチャ
「フライングガチャ」は、App StoreやGoogle Playにリリースされる前の新作アプリの情報やアプリのキャンペーン、イベント情報を集めた事前登録メディアです。ユーザーは新作アプリの「事前登録」と弊社独自のシステムが盛り込まれた「ガチャ」を行うことでアイテムを獲得することができ、アプリデベロッパーはTwitterなどのSNSを利用しアプリリリース前から効果的にアプリのファンを囲い込むことが可能です。

PlanB
「PlanB」は、あなたの時間を最高にするCtoCのダイニングコンシェルジュサービスです。アレンジの価格帯は500円~で、街をよく知るコンシェルジュたちが飲食店選びから予約までを行い、ゲストのシチュエーションにあったアレンジをすることで唯一の体験を提供します。

Clip
「Clip」は、物々交換をより身近にするCtoCアプリです。
チャットのやり取りで誰でも簡単に「交換」、「貸す」、「ゆずる」の取引をすることができ、欲しいモノを手に入れることができます。モノを仲立ちとして人と人とのつながりを強化し、今あるモノを活用して、世界中の人たちが無料で簡単に安心して欲しいモノを手に入れることができるライフスタイルを提案します。

Pass!
「Pass!」は、いつものメンバーでグループを作って楽しむライブコミュニケーションアプリです。着ぐるみを着て自分の「今」の状況を知らせることで、楽しさと安心と便利を提供します。楽しさとは偶然の出会いや合流が産まれること。安心とはどこにいるか、何があるかがわかること。便利とは待つストレスがフリーに近づくこと。「Pass!」はすべての移動情報を可視化することで、人々の生活に「Happy」を届けます。

FINGERS5
「FINGERS5」は、ドリコムと「PansonWorks(パンソンワークス)」が共同展開する手の指をモチーフにした、5人組のオリジナルキャラクターです。本プロジェクトでは、「PansonWorks」がキャラクターイラストを提供し、ドリコムがプロモーション、公式サイトの制作、運営などを行います。ショートアニメーション「FINGERS5劇場」の公開、コラボレーション企画、グッズなど、本キャラクターIPを中心としたコンテンツを展開して参ります。
ドリコムHP:事業情報より引用

インターネットを使ったものづくり企業が株式会社ドリコム!

ドリコムがコア事業としているソーシャルゲームはいつでもどこでも出来る画期的なサービスとして現在も多くの利用者がいる大市場へと発展を遂げました。そのきっかけにドリコムのような発想が豊かな企業の努力があったのは間違いありません。そして多種多様に渡るコンテンツの中でもより注目してもらえるためのノウハウもこれまでの経験から得ていると思います。わたし達により良いコンテンツをこれからも提供してもらえるように、ドリコムには更なる発展と素晴らしい発想に期待していきたいですね!