アビックス株式会社の概要と沿革
まず、アビックスの基本情報は以下の通りです。
【アビックスの概要】
社名 | アビックス株式会社 |
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本社所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1-1 横浜ランドマークタワー29F |
設立年月日 | 1989年(平成元年)4月17日 |
代表取締役社長 兼 CEO | 熊﨑 友久 |
株式公開 | JASDAQスタンダード上場(証券コード:7836) |
資本金 | 6億6,652万円(2016年6月末日現在) |
事業内容 | 機器リース事業、運営事業、情報機器事業 |
アビックスは神奈川県横浜市にある横浜ランドマークタワー内に、本社を構えています。現在はJASDAQスタンダードへ上場しており、その将来性には期待が集まっています。創業は1989年、当時、電車などで通る何もないトンネル内に電光設備を設置したら面白いのではないか?そんな考えから最新鋭であった電光技術の研究、開発をスタートさせました。アビックスはその後、様々な電光設備、現在ではLEDヴィジョンにおける技術など様々な特許を取得してきました。また、Jリーグなどで使われるスタジアム内の映像ヴィジョンなども手がけ繁栄に貢献してきています。
ではアビックスの歴史を沿革で見ていきましょう。
【アビックスの沿革】
1988年 | タイムスリット(通過型表示装置)開発研究をスタートし、基本特許出願。
ラウンドスリット(回転型表示器)開発。 |
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1989年 | アビックス株式会社設立。(資本金2,000万円)
名古屋デザイン博覧会場外施設として名古屋交通局トンネル内にタイムスリットを実験設置。 |
1990年 | アビックス販売株式会社設立、販売体制強化。資本金5,000万円に増資。 |
1991年 | ニュービジネス大賞奨励賞受賞。
神戸北神急行電鉄北神トンネルにタイムスリット通信モデルを設置。 |
1992年 | タイムスリット(通過型表示装置)開発研究をスタートし、基本特許出願。
ラウンドスリット(回転型表示器)開発。 |
1993年 | 財団法人研究開発型企業育成センターの技術認定を受ける。
神奈川県先端技術奨励補助金を受ける。 財団法人三和ベンチャー育成基金の研究開発助成金を受ける。 JR東日本、成田空港線にタイムスリットを設置。 手振り型表示装置にて、第9回全国警察装備資機材開発改善コンクール規定課題部門銀賞受賞。 JR北海道新千歳空港にタイムスリットを設置 |
1994年 | 「Jリーグサポーターズライト」を販売開始。
東京モノレールにタイムスリットを設置。 |
1995年 | 「ポールビジョン」(映像移動型表示装置)開発。
通産省特定新規事業の認定を受ける。 この年、LED表示機の新たな事業拡大の方向性を見いだしました。 既存の市場を新しい技術で置き換える発想が新しい製品を生み出しました。看板の電子化です。ホール等のネオンの置き換えとしてポールビジョンを開発。ネオンに比べて電気代が安く、メンテナンスも不要です。様々なメッセージを流すと客が増えて売り上げが上がる効果が出ました。1店舗導入いただくと、チェーン店の場合は次々に導入していただき、導入店舗は100を超えました。 |
1996年 | 日経ベンチャー主催ベンチャーオブイヤー’95「ハイテク部門」受賞。 |
1997年 | 「大型ポールビジョン」・「クールビジョン」(青色ポールビジョン)を開発。
資本金7,940万円に増資。 |
1998年 | フルカラー表示装置「サイバービジョン」開発。 |
1999年 | 財団法人研究開発型企業育成センターの技術認定を受ける。
神奈川県先端技術奨励補助金を受ける。 財団法人三和ベンチャー育成基金の研究開発助成金を受ける。 渋谷QFRONTに「サイバービジョン」第一号機を設置。 「渋谷のブランド力を最新技術で高めたい。」Q’s EYEはこの想いの結晶です。 渋谷のポジションを上げるために新しい技術を使いたいという想いを受け、新たに開発されたのがサイバービジョンです。 薄型でブラインド構造の表示機を開発。表示を出さないとブラインドがついているガラスのビルに見える。表示機の技術と建築デザインが融合したインパクトある景観となりました。 「エーライン」(LEDイルミネーションシステム)を開発。 ポールビジョンにて第16回全国警察装備資機材開発改善コンクール長官賞受賞。 |
2000年 | 資本金14,240万円に増資。
名古屋トヨペットに「サイバービジョン」(名称「IT board」) 第一号機を設置。 デジタルプロモーションの新領域へ。ネットを使ったコンテンツ配信との融合 サイバービジョンの技術を使ってトヨタ自動車のディーラーの看板の電子化を開始。自動車は訪問販売で販売するのが主流でしたが、店にお客さんを引き込んで車周辺のビジネスを店舗中心に展開しようというもので、コンテンツは本社から衛星で配信しています。LEDの表示技術とネットワークによるコンテンツ配信。これにより、デジタルプロモーションの新しい可能性が広がりました。 |
2001年 | 資本金19,400万円に増資。
分散オブジェクト技術を用いた映像配信システムを開発。 ランキンランキン(ranKingranQueen)渋谷第一号店に「室内向サイバービジョン」第一号機を設置。 パチンコホールに「バナービジョン(横長タイプ)」第一号機を設置。 |
2002年 | 仙台市営地下鉄にフルカラー「タイムスリット」を設置。 |
2003年 | 資本金34,360万円に増資。
「サイバービジョン」型の東海道新幹線(東京~新大阪間)。ホーム発車標・乗車口案内をJR東海と共同開発。 |
2004年 | 第14回ニュービジネス大賞最優秀賞受賞。
資本金36,010万円に増資。 |
2005年 | ジャスダック証券取引所株式上場。(証券コード:7836)
資本金47,910 万円に増資。 資本金50,587 万円に増資。 渋谷QFRONTのメイン画面を「サイバービジョン」の高精細モデルにバージョンアップ。 |
2006年 | 中古車オークション業界初のLED表示機(室内型サイバービジョン)をUSS名古屋会場に設置。
本社を現在地(神奈川県横浜市西区みなとみらい横浜ランドマークタワー)へ移転。 資本金52,297万円に増資。 銀座モンブランビルに「サイバービジョンを設置」。 |
2007年 | USS名古屋会場に続きUSS静岡会場に「屋内型サイバービジョン」を設置。 |
2008年 | LEDビジョンメーカーの強みを活かしてレンタル事業を開始。
カシマサッカースタジアムにアジア最大(世界第2位)全長500mの「横長サイバービジョン」を設置。 ヨドバシカメラ秋葉原店に100m2の「横長サイバービジョン」を設置。 横浜F・マリノスにてサッカースジアム用「ピッチビジョン」全長40m×2面を導入。 大宮アルディージャにてサッカースジアム用「ピッチビジョン」全長50m×2面を導入。 バスケットボールbjリーグにて「屋内型サイバービジョン」を導入。 ファンケル渋谷東急東横店に「サイバービジョン」を設置。 レクサス千葉中央店に「サイバービジョン」を設置。 |
2009年 | 新小型LED看板「イクスボード」を市場投入。
アセット事業部門を新設。 資本金82,274万円に増資。 富山市民球場アルペンスタジアムに「サイバービジョン」を設置。 デジタルサイネージのノウハウを集約した一冊『儲けを生み出す!魔法の映像看板』を出版。 |
2010年 | ロート製薬東京ビル 屋上に都内最大級144m2の「サイバービジョン」を設置。
静岡県JR藤枝駅前のオーレ藤枝に全長66mの「横長サイバービジョン」を設置。 |
2011年 | デジタルサイネージ用簡易映像制作エンジン「TemPo(テンポ)」を発表 |
2012年 | ホール向けワンストップ・サービス「i-TemPo(アイテンポ)」を発表
阪急阪神百貨店阪急うめだ本店に「室内型サイバービジョン」を納入 |
2013年 | デジタルプロモーションサービス「DPS-150」市場投入 |
2014年 | 「餃子の王将」95店舗に多言語表示対応「DPS-150」を導入 |
2015年 | カシマサッカースタジアムに全長96m(10mmピッチ)の「横長サイバービジョン」を設置
サイバービジョンシリーズのラインナップに屋外10mm・16mm、屋内4mm・6mmを新規投入 |
アビックスは現在、全国各地にそのLEDヴィジョン、電光掲示板技術を導入させています。商業施設のイオンモールや、鹿島サッカースタジアムなどの大型施設内への設置から、飲食店などの外観に合わせた電光掲示板の設置まで、本当に様々な場所で使われています。アビックスの映像技術、電光技術はこれからもっと普及していくことになるでしょう。きっとみなさんもどこかで一回はお目にする事があるはずです!
アビックス株式会社の企業理念、事業ビジョン
アビックスの企業理念は以下の通りです。
【企業理念】
私たちは、付加価値創造企業です。アビックスHP:企業理念より引用
自由な発想で多くの付加価値を創造します。
事業の創造
常に多くの面から事業と捉え独自の発想を実現することを目的とします。
人の創造
企業家精神を有し、自分で自分を創造(自己実現)するスタッフの集まりです。
付加価値創造企業
お客様、パートナー企業様等の関連する全ての方々に、最大限の付加価値を創造します。
また、目標として
アビックスの目標は、「顧客」「メーカー」「販売会社」「施工メンテナンス会社」等関連するすべての方々に最大限の付加価値を創造することである。アビックスHP:企業理念より引用
アビックスは、企業理念にもある通り、独自の技術を研究、開発することで新しいものを常に作ってきました。そしてアビックスで働く方々は、自分で自分を創造できるスタッフの集まりとも書かれています。そんなスタッフの方が創っていく今後の事業展開に期待せずにはいられませんね。今後も付加価値のもった技術開発、それらの販売、設置に力を尽くしていってほしいものです。
アビックス株式会社の製品、サービス
では最後にアビックスの取り扱っている製品を紹介していきます。
アビックスの製品は下記の通りです。
GLASS VISION(LEDビジョン)アビックスHP:製品・サービスより引用
サイバービジョンシースルータイプ。映像がガラス面に浮いているような表現が可能です。
CyberVision(LEDビジョン)
高精細大型LEDビジョン。明るさ、耐久性、コントラストなど、LEDの良さを生かし、高品質・低価格を実現。
DPS-150(電光掲示板)
月額1万円以下で使える通信機器を搭載した「リアルタイム販促文字サービス」
PoleVision(LEDビジョン)
光の残像効果を活用した先進のサインインシステム
ix-board(電光掲示板)
残像効果を利用した小型LED看板
A-Line(ネオンサイン)
店舗イメージを一筋の光で自在に演出して誘客を促進
サービスは下記の通りです。
i-TemPo(デジタルサイネージシステム)アビックスHP:製品・サービスより引用
デジタルサイネージで効率的なセールスプロモーションへ
店内・店外のセールスプロモーションは、よりお客様に近い広告。売上にダイレクトに響くからこそ、今はリアルタイムで、お客様のニーズに合った広告を打つことが求められています。アビックスのデジタルサイネージシステムi-TemPoは、セールスプロモーションに特化した様々な機能を備え、全国どこでも設置可能です。また設置から運用まで、徹底サポートいたします。
TemPo
誰でも作れる! ~デジタルサイネージ用 コンテンツ作成ソフト&テンプレートサービス~
既存のテンプレートの画像を差替えたり、テキストを替えるだけで、お店用の映像があっという間に作成できます。編集ソフトが必要ないので難しい編集マニュアルを覚える必要はありません。
D-load
オリジナルのコンテンツをネットで配信。使いやすさも特色の専用ポータルサイト。
デジタルプロモーションでは、ハードウェア(ディスプレイ)の性能とともに、コンテンツ(映像)も重要です。「あの店はいつも同じ映像」。そんな評判が広がれば、むしろマイナス効果でしょう。アビックスでは、専用のポータルサイト「D-load」を通じて、数千タイトルにのぼるオリジナル映像をインターネットで配信。貴社のプロモーションを、ソフト面からもバックアップします。
施工メンテナンス
全国をカバーする施工メンテナンスネットワーク。設置完了後も全力で運用をサポート。
「運用開始までに時間がかかり過ぎる」「アフターケアが十分ではない。」
そんなお客様の声をよく耳にします。でもご安心ください。設置工事や運用開始後のアフターケアについても、アビックスが責任を持って行います。
「アビックスなら安心して任せられる。」そんなお客様の声が、全国に広がっています。
アビックスが取り扱うLEDヴィジョンは、大小様々であり、その利用方法にそれぞれ対応出来るように考えられています。また、一般の販売店舗などにも導入できる電光掲示板技術も日々進化しており、リアルタイムにそのイベント情報などを流せるメリットなどから設置規模は日々拡大していっています。また、アビックスは設置後のアフターメンテナンスもしっかりしており、設置から運用までしっかりとサポートしてくれるのもメリットの一つなのです。
アビックス株式会社の電光技術は、近未来広告の一種です!
近年、あらゆる場所で見かけるようになった電光掲示板やLEDヴィジョンですが、この研究にはアビックスは大きな貢献をしてきました。トンネル内に何か流れていたら面白いのではないかという発想から、現在の最先端広告技術にまで展開したアビックスの企業努力には驚かされます。今にちも日々、販売規模、設置箇所徐々に拡大していっているアビックスの電光技術ですが、今後更に増えていくのは間違いなさそうです。アビックスのますますの発展に期待したいですね!