株式会社ラクーンの企業概要と沿革

まず、ラクーンの基本情報についてご紹介します。これを見れば、ラクーンの事業内容や企業規模について、ざっくりと把握できます。

株式会社ラクーンの企業概要

社名株式会社ラクーン
本社所在地〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-14-14
創業年月日1993年9月
設立年月日1995年9月 (法人登記)
代表取締役社長小方 功
株式公開東京証券取引所市場第一部上場(証券コード3031)
資本金821,382千円(2016年4月30日現在)
事業内容衣料・雑貨の企業間電子商取引を行う「スーパーデリバリー」の運営
同社HPより参照


Eコマース事業の先駆けとして知られるラクーンは、1993年に創業をはじめました。そして、1996年に株式会社へと組織変更を行い、現在のラクーンを設立しました。さまざまなBtoB事業を展開し、その独創的で先進的なサービスは高い評価を受け、2016年に主力事業である「スーパーデリバリー」が日本サービス大賞で「地方創生大臣賞」を受賞しています。

また、ラクーンはこれまでに培ってきたEコマース事業のノウハウを生かし、企業間決済サービス「Paid(ペイド)」、クラウド受発注ツール「COREC(コレック)」といった新しい事業にも取り組んでおり、将来性の高い企業といえます。

株式会社ラクーンの沿革

ラクーンのおもな沿革は下記のとおりです。

1993年9月 東京都狛江市にラクーントレイドサービス(個人事業主)を創業。
1995年9月 有限会社ラクーントレイドサービス(資本金5,000千円)を設立。
1996年5月 株式会社に組織変更し、社名を株式会社ラクーン(資本金10,000千円)とする。
1998年8月 過剰在庫品を取扱う企業間取引(BtoB)サイト「オンライン激安問屋」をインターネット上に開設。
2000年10月 日本経済新聞社主催 「日経インターネット・アワード2000」ビジネス部門 日本経済新聞社賞を受賞。
2002年2月 新商品及び定番品を取り扱う企業間取引(BtoB)サイト「スーパーデリバリー」を開設。
2006年2月 2005年度ニュービジネス大賞特別賞受賞。
2006年4月 東京証券取引所マザーズに株式を上場。
2006年10月 アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー セミファイナリストに。
2008年9月 話題の人気商品を取り扱う企業間取引(BtoB)サイト「バイヤーズナビ」を開設。それに伴い「オンライン激安問屋」のサービスを終了。
2009年5月 「バイヤーズナビ」のサービスを「スーパーデリバリー」に統合しサイトの一本化を図る。
2010年11月 株式会社トラスト&グロースの株式の100%を取得し、子会社化へ。
2011年10月 企業間で取引できるBtoB後払い決済サービス「Paid(ペイド)」を開設。
2014年3月 受注・発注を一元管理できるクラウド受発注システム「COREC(コレック)」を開設。
2015年8月 「スーパーデリバリー」で越境ECとなる輸出販売サービス「SD export(エスディ―エクスポート)」を開始。
2015年11月 アパレルメーカーと縫製工場のマッチングサービス「SDファクトリー(エスディ―ファクトリー)」を開設。
2016年2月 「スーパーデリバリー」で厳選した海外ブランドの共同発注サービス「SD Selection(エスディーセレクション)」を開始。
2016年3月 東証一部上場
2016年6月 「スーパーデリバリー」が日本サービス大賞にて「地方創生大臣賞」を受賞。
2016年8月 中小企業向けネット完結型の売掛保証サービス「URIHO(ウリホ)」を開設。
同社HPより参照

株式会社ラクーンの経営理念

ラクーンは「企業活動を効率化し便利にする」を経営理念として、企業をターゲットとしたBtoB事業を行っています。また、ラクーンはEコマース事業の先駆けといえる存在で、企業間取引において、今までにないさまざまなサービスを提供しています。

メーカーと小売店をつなぐ「スーパーデリバリー」をはじめ、「コレック」「Paid(ペイド)」など、さまざまな事業にラクーンは取り組んでいます。このような革新的なさまざまなサービスを提供することで、「インフラ」のように社会になくてはならない存在となることをラクーンは目指しています。

株式会社ラクーンの事業ビジョン

ラクーンはアパレル・雑貨業界において、「売れる時に」「売れる商品を」を小売店が供するための便利なシステムの構築を目指しています。

それにより、ラクーンは日本全国のメーカーと小売店を今までにない形でつなぎ、「流通の効率化」の実現を行おうとしています。

ラクーンの事業案内・サービス

ラクーンが手がけている今までにない新しい事業について詳しくご紹介していきます。

スーパーデリバリー

スーパーデリバリーはアパレル・雑貨業界のメーカーと小売店をつなぐ卸・仕入サイトです。これにより、新商品のスピーディーな提案や、受発注の管理の効率化を実現しました。

このように、今までにない取引機会の提供をラクーンは行っています。また、スーパーデリバリーはラクーンの主力事業として、高い評価を受けており、2016年に日本サービス大賞にて「地方創生大臣賞」を受賞しています。

Paid(ペイド)

スーパーデリバリーにおける掛売決済の代金回収率100%のノウハウから生まれた事業がラクーンのPaidです。取引を行う企業同士の間にラクーンが入ることで、安全で効率の良い掛売り決済の代行をPaidは提供しています。

COREC(コレック)

ラクーンが提供するCORECは業種に関わらず、企業間取引における注文のやりとりのすべてをWeb上でまとめて管理できるシステムです。企業間の取引において、メール・FAX・電話などさまざまな方法があります。そして、IT技術が導入されていない企業も多く存在します。

そのような、企業の状況に左右されず、簡単にWeb上でサービスを利用できるのがラクーンのCORECです。これにより、ラクーンは企業における受発注にかかる時間・コストの削減に成功しました。

SDファクトリー

ラクーンのSDファクトリーはMade in Japanの商品づくりを求める企業と、日本の工場をつなぐマッチングサービスです。

このラクーンのSDファクトリーのサービスにより、工場はメーカーとの新たな取引機会を得ることができ、メーカーは日本の向上による品質の高い商品づくりが可能になりました。

T&G売掛保証サービス

T&G売掛保証サービスは取引先が万が一倒産した場合に、あらかじめ保証をかけることで、ラクーンが保証枠の中で損害分を保証するサービスです。

これにより、取引における売掛金と売掛債権の課題の解決をラクーンは実現しました。

働きがいのある会社、株式会社ラクーン

ラクーンは「企業活動を効率化し便利にする」という革新的な事業をてがけることで、社員に対しても高い社員満足を実現しています。その結果、ラクーンはGreat Place to Work® Institute Japanが実施する2017年度「働きがいのある会社」ランキングにおいて、ベストカンパニー賞を受賞しています。

このようにラクーンはお客さまにとっても、社員にとっても魅力的な企業づくりを行っています。

株式会社ラクーンのまとめ

今回はラクーンのご紹介をしましたがいかがでしたでしょうか?

ラクーンは企業間のEコマース事業にいち早く取り組んだ企業として、そのビジネスの創造性を高く評価されています。
それは日本サービス大賞の「地方創生大臣賞」をはじめ、ラクーンの数々の受賞履歴からもお分かりいただけるのではないでしょうか。

そして、ラクーンはこのような優れたビジネスモデルのノウハウを生かし、新たな事業の開拓を行い、さらなる発展を目指しています。