株式会社WDIの企業概要と沿革
WDIの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、WDIのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社WDIの基本情報
社名 | 株式会社WDI |
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本社所在地 | 東京都港区六本木5-5-1 ロアビル8・9階 |
設立年月日 | 1954(昭和29)年4月 |
代表取締役社長 | 清水謙 |
株式公開 | 東証JASDAQ(証券コード:3068) |
資本金 | 585,558,000円 |
事業内容 | レストラン経営及び運営受託、ブライダル企画・運営
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飲食店の中心といえばやはり六本木ですよね。WDIの本社も六本木にあります。また、WDI社長の清水謙氏は創業者である清水洋二さんのご子息で、三井住友銀行から入社しています。まだ35歳の頃に社長就任という若き社長ですが、小さいころからお父さんと一緒に国内や海外のレストランを回っていたそうなので、生まれながらにしてビジネス感覚が身についていそうですね。
株式会社WDIの沿革
WDIの沿革はこちらになります。
2014 | ・「ウルフギャング・ステーキハウス 六本木店」開店 |
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・UAEに「田舎家アブダビ店」開店 | |
2013 | ・「カリフォルニア・ピザ・キッチン 佐野プレミアム・アウトレット店」開店 |
・「カプリカフェ 六本木ヒルズ店」開店 | |
2012 | ・「Eggs 'n Things 横浜山下公園店」開店 |
・中国に「カプリチョーザ成都店」開店 | |
・インドネシアに「トニーローマ Bali店」開店 | |
2011 | ・マレーシアに「カプリチョーザ SunwayPyramid店」を開店 |
・ベトナムに「カプリチョーザ HCM1店」開店 | |
・中国での事業展開のため、味都特亞洲餐飲管理有限公司(資本金3,000千香港ドル、出資比率100%)を設立 | |
2010 | ・ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場 |
2009 | ・「Wolfgang's Steakhouse by Wolfgang Zwiener Waikiki」開店 |
・「INAKAYA NEW YORK」開店 | |
2007 | ・海外で初のオリジナル業態となるシチリアン・キュイジーヌ「Taormina」を、ハワイ「ワイキキ・ビーチウォーク」内に開店 |
2006 | ・米国カリフォルニア・ピザ・キッチン社より、創作ピザレストラン「カリフォルニア・ピザ・キッチン」の展開権取得 |
・「カリフォルニア・ピザ・キッチン ラゾーナ川崎店」開店 | |
・欧州での営業展開の為、英国ロンドンにWDI Europe H Ltd.設立(資本金100千ポンド、出資比率100%) | |
・ジャスダック証券取引所に株式を上場 (証券コード:3068) | |
2003 | ・インドネシアバリ島に、「Bubba Gump Shrimp Bali」運営のため、P.T.WDI Indonesia設立(資本金1,000千米ドル、出資比率95%) |
2001 | ・「ババ・ガンプ・シュリンプ 大阪店」開店 |
2000 | ・米国ババ・ガンプ・シュリンプ・カンパニー・インターナショナル社よりシーフードレストラン「ババ・ガンプ・シュリンプ」のフランチャイズ権取得 |
1997 | ・トスカーナ料理レストラン「プリミ・バチ 吉祥寺店」開店 |
1995 | ・焼肉レストラン「巨牛荘」の展開権取得 |
・「巨牛荘 六本木店」開店 | |
1991 | ・カプリチョーザ海外第1号店「カプリチョーザ グアム店」開店 |
1987 | ・「プレイボーイクラブトーキョー」を「センチュリーコート」に改め開店 |
1986 | ・米国ハードロック・インターナショナル社より「ハードロックカフェ」の展開権取得 |
1985 | ・カジュアルイタリアンレストラン「カプリチョーザ」の展開権取得 |
・「カプリチョーザ 下北沢店」開店 | |
1983 | ・「ハードロックカフェ 東京」を開店 |
1980 | ・海外第1号店となる「トニーローマ ハワイ店」(現ワイキキ店)開店 |
1979 | ・米国ローマ・インターナショナル社よりバーベキューリブレストラン「トニーローマ」のライセンス契約取得 |
・「トニーローマ 三番町店」開店 | |
・海外での営業展開のため、米国ハワイ州にWDI Hawaii, Inc.(資本金1,000千米ドル、出資比率100%)を設立 | |
1976 | ・「プレイボーイクラブトーキョー」を開店 |
1972 | ・「ケンタッキーフライドチキン 六本木店」開店により外食事業に参入 |
1954 | ・当社設立
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多くの外食ブランドを手がけるWDIですが、最初はケンタッキーフライドチキンだったとは驚きです。数々のブランドを目にするたびに、これもWDIだったんだという感じです。WDIの特色は、海外ブランドのライセンスを購入し、そのブランドを日本で広め、さらにはまたそのブランドを海外に輸出していくというところですね。
現WDI社長が就任したのが2003年ですが、そこからさらにアジアを中心とした国々への展開が目ざましくなっています。
株式会社WDIの企業理念
WDIの企業理念はこちらになります。
ダイニング・カルチャー 私たちWDIは、食文化事業を通じて、人と人をつなぎます。 "食"は、時代を超えて受け継がれる"文化"です。 世界のさまざまな国と地域で育まれた"食文化"を担い、伝える、伝道師の役割を果たします。 私たちは、"食"を通じて、人と人、文化と文化をつなぎ、心豊かな"出会い"を創造します。 ホスピタリティ 私たちWDIは、"ホスピタリティ"を徹底し、楽しみます。 "ホスピタリティ"とは、 人をもてなし、人の喜びを自分の喜びとして感じることができるコミュニケーションの在り方を意味する言葉です。 私たちが一番大切にしているもの、それが"ホスピタリティ"です。 本物志向 私たちWDIは、"個性"を大切にし、"本物"を志向します。 "食文化"の本質を見極め、価値を高めていくこと。 食材の品質と管理に最大限の注意を払うこと。 私たちは、"食文化"と"安全"を担う責任を引き受け、個性と品格を大切にした店作りにこだわります。 チャレンジ・スピリッツ 私たちWDIは、常に"変革"に挑戦し、前進します。 私たちには、1軒の店から世界へと歩みを進めた"歴史"と"伝統"があります。 "伝統"は、絶えまない"変革"から生まれ、力として蓄えられます。 私たちは、自己否定を恐れず、常に自己変革に挑戦します。 グローバル 私たちWDIは、世界を舞台とします。 "食文化"は、国境を超え、互いに影響を及ぼしながら進化し続けます。 私たちは、多様性を進んで受け入れ、国や人種を超え、世界を舞台に成長します。企業理念(Corporate)|WDI GROUP OFFICIAL SITE -WORLD DINING INSPIRATIONS-
WDIは、海外からの外食ブランドを日本に伝える伝道師的な役割を担ってきましたが、食を通じて人々を幸せにしたいという願いは、従業員に対しても同じようです。従業員の誕生日には、WDIのレストランに家族を招いて祝ってくれるなど、社員の幸せを考えた経営に力を入れています。給料だけではないやりがいを生み出しているのもこういった経営方針が生かされているんですね。
株式会社WDIの事業案内
WDIの事業内容について詳しく見ていきましょう。
1 レストラン経営及び運営受託 | カプリチョーザ、トニーローマ、ハードロックカフェ |
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ババ・ガンプ・シュリンプ、エッグスンシングスなど | |
2 ブライダル企画・運営 | WDI WEDDING、センチュリーコート、アクアヴィット |
リストランテ・プリミ・バチ |
WDIはレストラン経営のノウハウを生かしてブライダル事業も始めているんですね。「食」にかかわる事業ならなんでも取り組んで行きたいというWDI社長の言葉からは、今後も多くの事業展開が期待されます。
グローバルに海外比率50%を目指す株式会社WDI
株式会社WDIのご紹介はいかがだったでしょうか?
WDIは人材教育を大切にしていて、2007年からは「WDIカレッジ」として社内大学も始まりました。そしてWDIは社員の家族を大事にし、その誕生日にはお花を贈ることは前社長の時代から続く伝統だそうです。外食産業ではおよそ50%あると言われる離職率が、WDIでは10%というのもうなずけます。
今後WDIではさらに海外の事業を増やしていく方針のため、グローバルな人材育成を目指しているとのことですから、海外で働きたい人にもおすすめです。