阪和興業株式会社の企業概要と沿革
まず、阪和興業の企業概要についてご紹介します。これを見れば、阪和興業の事業内容や企業規模についてざっくりと把握できます。
阪和興業株式会社の企業概要
社名 | 阪和興業株式会社 |
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大阪本社所在地 | 〒541-8585 大阪市中央区伏見町4-3-9 HK淀屋橋ガーデンアベニュー |
東京本社所在地 | 〒104-8429 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア |
設立年月日 | 昭和22年(1947年)4月1日 |
代表取締役社長 | 古川 弘成 |
株式公開 | 東京証券取引所 市場第一部 |
資本金 | 456億5127万6790円 |
事業内容 | 鉄鋼、鉄鋼原料、建材、非鉄金属、石油、化成品、食品、木材、セメント、機械の国内販売および輸出入
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阪和興業は1946年に阪和商会として創業をはじめ、鉄鋼をはじめ非鉄・金属原料、食品、石油・化成品、木材、機械などさまざまな商品を販売する商社です。また、阪和興業は、70年以上の歴史を持つ老舗企業ですもあります。阪和興業の事業の特徴として、独立系商社ならではのフットワークの良さを生かした営業が魅力です。
1953年から阪和興業は中国との貿易を開始し、現在は東南アジアを中心に世界各国に拠点があり、海外事業にも意欲的です。また、少数精鋭により細やかなニーズに応えることで、エンドユーザーへの直接販売や、高い客単価を実現するなど、阪和興業は独自の事業を展開して成長を続けています。
阪和興業株式会社の沿革
阪和興業のおもな沿革は下記のとおりです。
1946年 昭和21年 | 阪和商会を設立 |
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1947年 昭和22年 | 阪和興業株式会社を創立 |
1953年 昭和28年 | 中華人民共和国と貿易開始 |
1963年 昭和38年 | 大阪証券取引所第二部に上場 |
1970年 昭和45年 | 東京証券取引所第二部に上場 |
1971年 昭和46年 | 東京・大阪両証券取引所第一部に上場 |
1973年 昭和48年 | 株式会社千代田が阪和グループに参入
エスケーエンジニアリング株式会社が阪和グループに参入 |
1983年 昭和58年 | 株式会社シー・ピー・ユーを設立 |
1990年 平成2年 | 西日本発電機株式会社が阪和グループに参入 |
1994年 平成6年 | 株式会社阪和流通センターの設立 |
1996年 平成8年 | 株式会社ハローズを設立 |
1997年 平成9年 | 阪和アルファビジネス株式会社を設立 |
1999年 平成11年 | 山東鋼材株式会社の経営権を取得 |
2000年 平成12年 | ISO14001認証を取得 (東京本社・大阪本社・名古屋支社・九州支店・東北支店)
阪和エコスチール株式会社を設立 (株)阪和流通センターがISO9002の認証を取得 |
2001年 平成13年 | (株)阪和流通センターを阪和流通センター東京株式会社、 阪和流通センター大阪株式会社、阪和流通センター名古屋株式会社)に再編 |
2002年 平成14年 | 阪和スチールサービス株式会社を滋賀県水口町に設立
株式会社ファスリンクを設立 |
2004年 平成16年 | 阪和スチールサービスがISO9001-2000年版認証を取得 |
2006年 平成18年 | 北海道支店がISO14001認証を取得
株式会社阪和アルファ電子を設立 |
2007年 平成19年 | 新潟営業所・広島営業所がISO14001認証を取得 |
2010年 平成22年 | 昭和メタル株式会社を統合 |
2011年 平成23年 | 阪和メタルズ株式会社を設立
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阪和興業株式会社の事業ビジョン
阪和興業が扱っている商材は鉄鋼・非鉄金属・石油・化成品・食品・木材・機械をはじめ、さまざまなものがあります。独立系商社として、フットワークの良さを生かし、少数精鋭でお客様のニーズに応える経営を阪和興業は行っています。
また、海外事業にも積極的に阪和興業は取り組んでいます。現在は、お客様のニーズにスピーディーかつ、的確に応えるために、東南アジアをはじめとする阪和興業の海外拠点の強化を行っています。
そして、阪和興業は環境・エネルギー関連や、リサイクル事業といった継続的な社会の実現のために必要とされる事業にも取り組み、国際的な人材の育成をすすめ、海外展開を積極的に行っています。
阪和興業株式会社の経営理念
現代の商社に求められる顧客のニーズは多様化し、その移り変わりも目まぐるしいものがあります。阪和興業は70年以上の歴史により培ってきた流通のノウハウ・経験をもとに、時代の移り変わりやお客様のニーズにスピーディーに応える「流通のプロ」として、社会貢献の実現を目指しています。
また、阪和興業は顧客第一主義を掲げ、事業展開の強化や、付加価値の高い商品流通・提案営業により、顧客満足を追求しています。
このような経営を実現するために、阪和興業は下記の経営方針を掲げています。
• 社会的責任の遂行 • 阪和バリューの向上 • 存在感ある商社流通の追求経営方針 - 阪和興業株式会社
阪和興業株式会社の事業案内
阪和興業は鉄鋼をはじめとするさまざまな商材を扱う商社として、流通業界において「存在感」を示し、地位を築いてきました。
その背景に「存在感のある商社」として、時代や社会の変化を見極め、お客様のニーズに応えるさまざまな事業があります。
阪和興業株式会社の鉄鋼事業
あらゆる業界のお客様の多様化するニーズに応えるために、条鋼、建材、鋼板、鋼管、線材特殊鋼などさまざまな製品を阪和興業の鉄鋼事業では取り揃えています。
阪和興業株式会社の金属原料・非鉄金属事業
阪和興業では、さまざまな金属製品の原料の確保を行う事業を行っています。それだけでなく、アルミをはじめとするリサイクル事業にもいち早く取り組み、成果をあげているのが阪和興業の金属原料・非鉄金属事業です。
阪和興業株式会社の食品事業
阪和興業の食品事業は、水産物において取り扱っている多くの品目で、輸入のシェアが国内トップになっている存在感のある事業です。
さらなる食品事業の拡大のために、阪和興業はヨーロッパ・南米に現地法人の設立を行っています。また、販売においても国内市場だけに限定せず、アメリカに販売子会社を設立し、北米での市場の開拓を行っています。
阪和興業株式会社の石油・化成品事業
阪和興業の石油・化成品事業では、石油製品・化成品・紙製品に関わるさまざまな事業を行っています。
石油製品においては、さまざまな産業に対して重油・潤滑油などを阪和興業は提供しています。海外との取引としては、船の燃料の販売だけでなく、石油製品の輸出入にも阪和興業は力を入れています。
化成品においては、合成樹脂原料の輸出や、プラスチック製品の輸入といった海外との取引がメインになっています。
阪和興業株式会社の木材事業
阪和興業の木材事業では、世界各地の優良な木材製材品・合板などを輸入し、国内の建築業界の企業を中心に販売を行っています。
また、中東をはじめとする建設需要の高い国に対して、三国間貿易にも阪和興業は取り組んでいます。
阪和興業株式会社の機械事業
阪和興業の機械事業はレジャー施設課と産業機械課からなります。
レジャー施設課はテーマパークなどの遊戯機械やそれに関わる演出を提供しています。産業機械課ではさまざまな鉄鋼加工機械・製鉄機械を販売しています。
阪和興業株式会社のまとめ
以上のように、阪和興業は日本国内だけでなく、海外においても存在感をしめしている日本を代表する商社です。
時代の変化・お客様のニーズの多様化に応えるさまざまな事業を展開し、阪和興業は事業の拡大を続けています。