第一工業製薬株式会社の企業概要
社名 | 第一工業製薬株式会社 |
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本社所在地 | 〒601-8391京都市南区吉祥院大河原町5 |
設立年月日 | 大正7年8月 |
代表取締役社長 | 坂本隆司 |
株式公開 | 東証1部 |
資本金 | 88億95百万円 |
事業内容 | 界面活性剤を始めとする、各種工業用薬剤の製造・販売。
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第一工業製薬株式会社の沿革
明治42年 | 負野薫玉堂にて創業 蚕繭解舒液シルクリーラー発売 |
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大正3年 | 合名会社負野工業製薬所を設立 繊維工業用油剤、石鹸を製造 |
大正4年 | 玄武印マルセル石鹸を創製 |
大正5年 | 本社と京都工場を下京区七条千本東に新築移転 モノポール石鹸、モノポール油、アゴール発売 |
大正7年 | 第一工業製薬株式会社を設立 資本金50万円 |
大正12年 | 上海出張所を設立 |
大正15年 | 本社と京都工場を下京区七条千本南に移転 |
昭和3年 | 玄武印マルセル石鹸が大礼記念国産振興東京大博覧会優良国産賞、京都大博覧会名誉賞牌を受賞 |
昭和6年 | 上海工場操業を開始 |
昭和9年 | 高級アルコール洗剤を開発(のちのモノゲン) |
昭和10年 | 新柔軟剤パンソフター、家庭用ゲンブシャンプーを発売 |
昭和13年 | 四日市工場を新設 モノゲン、パンソフターを生産 |
昭和24年 | 株式上場 資本金6,000万円 |
昭和27年 | 東京工場に日本初の重油燃焼方式による併流式モノゲン乾燥塔設置 |
昭和28年 | 京都工場でノイゲン(非イオン界面活性剤)の製造開始 |
昭和31年 | 京都工場に向流式噴霧乾燥設備完成 合成洗剤自動充填機導入 資本金4億5,000万円 日本初の中空粒状合成洗剤アルコ誕生 |
昭和33年 | シェル石油株式会社(英国)と業務提携 |
昭和34年 | 非イオン界面活性剤製造・販売を目的に四日市合成株式会社を設立 |
昭和35年 | 大潟工場を新設 日本初の溶媒法によるCMC(セロゲン)の製造開始 資本金7億5,000万円 |
昭和36年 | 京都工場に新噴霧乾燥設備を新設 資本金13億円 |
昭和38年 | 四日市工場にポリエーテル製造設備を新設 ウレタン事業に進出 |
昭和39年 | 株式会社ニッポンティーポール設立 モノゲンユニを開発、発売開始 |
昭和41年 | 家庭用合成洗剤の完全ソフト化を業界のトップを切って実施 家庭用・衣料用合成洗剤アルコカラーを発売 ゼネラルミルズ社と第一ゼネラル株式会社を設立 |
昭和42年 | ミツワ化成株式会社と業務提携 |
昭和43年 | 大潟工場CMC設備増強 生産量5,400トン/年 |
昭和44年 | 大潟工場に難燃剤設備完成 市川工場新設 日本レブロス株式会社を設立 旭電化株式会社、ミツワ石鹸株式会社と日本サンホーム株式会社を設立 第一石鹸株式会社の経営に参加 |
昭和45年 | ショ糖脂肪酸エステル工場を建設 |
昭和47年 | P&Gサンホーム株式会社を設立 |
昭和48年 | ゲンブ株式会社を設立 |
昭和52年 | P&Gサンホーム社と新製造契約締結 |
昭和53年 | 晋一化工股份有限公司を設立 |
昭和54年 | 大潟工場CMC設備増強 生産量15,000トン/年 |
昭和55年 | 大潟工場セロゲン第4工場を稼動 |
昭和56年 | DKSインターナショナル株式会社を設立 |
昭和57年 | 第一クリーンケミカル株式会社、第一ビジネスサービス株式会社を設立 |
昭和60年 | 日本レブロス株式会社を第一化学工業株式会社に社名変更 |
昭和61年 | 同和鉱業株式会社と合弁で、京都エレックス株式会社を設立 |
昭和62年 | 川崎製鉄株式会社と合弁で、ケイアンドディーファインケミカル株式会社を設立 |
昭和63年 | 有限会社第一セラモを設立 |
平成元年 | 創業80周年 第一建工株式会社を設立 フロン・エタン代替水系洗浄剤DKビークリヤを開発 |
平成2年 | 資本金55億7,700万円 |
平成4年 | 天津達一琦精細化工有限公司を設立 |
平成8年 | インドネシアにPT.DAI-ICHI KIMIA RAYAを設立 第一化学工業株式会社に新SE工場完成 米国EPA(環境保護庁)オゾン層保護賞受賞 |
平成10年 | 大潟工場CMC製造でISO9002を取得 レスポンシブル・ケア活動を開始 |
平成12年 | 四日市工場でISO9002を取得 京都工場を閉鎖 大阪支社を開設 |
平成13年 | 第一化学工業株式会社を吸収合併、滋賀工場となる ISO9002を取得 |
平成14年 | 全工場でISO14001の認証を取得 エレクセル株式会社を設立 晋一化工科技(無錫)有限公司を設立 |
平成15年 | 全工場の製品対象にISO9001を取得 環境安全報告書を創刊 |
平成16年 | 帝開思(上海)国際貿易有限公司を設立 |
平成17年 | 双一力(天津)新能源有限公司を設立 天津達一琦精細化工有限公司に新工場を完成 |
平成18年 | 資本金66億5,039万円 研究部門ISO9001を取得 研究所を京都吉祥院に新築・移転 |
平成19年 | 京都吉祥院に本社移転 |
平成21年 | 創業100周年 |
平成23年 | 資本金71億4,170万円
四日市合成株式会社を完全子会社化 東京支社を中央区京橋に移転 |
平成24年 | 東京支社を東京本社に改称 |
平成25年 | 英文呼称をDai-ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.からDKS Co. Ltd.へ変更
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第一工業製薬株式会社の経営理念
100年以上の時間をかけて培ってきた第一工業製薬の技術。第一工業製薬の理念は「品質第一、原価逓減、研究努力」の3つに集約することができます。第一工業製薬の技術は成功と成長の源であり、これまでに様々な製品開発に取り組んできました。
2005年から始まっている第一工業製薬株式会社の5カ年計画
「REACT5000」と名付けられた第一工業製薬の5カ年計画は互いに素早く答えながら力強く行動するという考えが含まれています。第一工業製薬は工業用薬剤のトップ企業として「こたえる、化学」の実行で新しい企業価値の創造に努めています。
第一工業製薬株式会社の事業案内、サービス紹介
第一工業製薬の製品は界面活性剤がメインとなっています。他にもアメニティ素材やウレタン材料、機能材料、電子デバイス材料など、第一工業製薬は多くの分野で研究開発の努力を続けているんです。
界面活性剤は第一工業製薬株式会社の原点となる事業
第一工業製薬が扱う非イオン界面活性剤は人体へのダメージが少なく、汎用性が高いことで知られています。第一工業製薬の非イオン界面活性剤は一般産業用や業務用、生活関連分野などでも多く利用されており、豊富なラインナップがあるんですよ。
第一工業製薬株式会社のアメニティ材料
第一工業製薬のアメニティ材料は快適かつ潤いのある生活のエッセンスです。例えばショ糖脂肪酸エステルは1959年に日本でも食用が認められた食品添加物です。第一工業製薬のショ糖脂肪酸エステルは食品以外にも香粧品や医薬品などに用いられているんですよ。
多様な分野で活用されるウレタン材料も第一工業製薬株式会社の事業の1つ
第一工業製薬はウレタン材料の開発を行っています。IT分野において、コーティングタイプの一液水系電気絶縁材料を開発して、VOCの削減にも対応しています。ウレタン材料を用いて環境保護に役立つ技術開発を行うのも第一工業製薬の役割なんです。
電子デバイス材料を開発する第一工業製薬株式会社
インターネットやスマートフォンが普及するに連れて高分子イオン誘導性にますます注目が集まっています。第一工業製薬が高分子のイオン誘導性に注目したのは1980年代のこと。現在第一工業製薬は太陽電池やイオン液体の開発にも取り組んでいるんですよ。第一工業製薬が作るセラミック材料もこの事業の1つです。第一工業製薬のファインセラミックスは自動車エンジン、IC基盤や携帯電話に用いられています。
第一工業製薬株式会社の採用情報
人材を確保することも第一工業製薬の1つのイノベーションの方法。2014年から2015年にかけて毎年多くの新卒採用を行っています。第一工業製薬の企業としての業績も芳しいため、多くの大学卒、院卒、高専卒を雇用できるんですね。大学では関西大学、東京工業大学、名古屋工業大学など。また、第一工業製薬は高専卒の採用も重視しており、府立高専、奈良高専、鈴鹿高専などからも採用しています。
第一工業製薬株式会社での社員の一日
第一工業製薬は社員を大切にする会社。しっかり働いて、定時に帰る理想的な働き方ができます。例えば事務職なら8時半に第一工業製薬に出社。その後第一工業製薬の社員一同でラジオ体操が始まります。支払い処理や決算関係処理、資金繰り用を作成したりする業務もあります。
海外送金手続きや、資金計画の検討、第一工業製薬の資金繰りチェックなども業務の1つ。退社前には翌日の業務の確認をし、自己啓発をして第一工業製薬を後にします。第一工業製薬は社員が認める人に優しい会社なんですよ。
単独での売上383億円の第一工業製薬株式会社
第一工業製薬の従業員数は1000人近く、売上は400億近くに成長しています。シュガーエステルのシェアではトップクラスの企業として挙げられる第一工業製薬。第一工業製薬のシュガーエステルは主に食品用入荷剤としても用いられています。第一工業製薬のこれからの活躍にも期待したいですね。