part.7 次のステージの展望と挑戦

社長対談 第3回のゲストは、幻のスポーツカー『トミーカイラZZ』を復活させ、多様なEV(電気自動車)開発に挑むGLM株式会社の小間 裕康氏と、世界初、民間商用の超小型人工衛星を開発する東大発ベンチャー、株式会社アクセルスペースの中村 友哉氏。
新進気鋭の経営者が語る、ものづくりベンチャーの挑戦と可能性。その秘めたる想いに迫ります。

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次のステージの展望と挑戦

【中村】
小間さん、今の事業の今後の見通しなど、お話頂けますか?

【小間】
今まさに量産が始まって、いよいよ数字がリアルに見えてきているんですね。これもまた楽しみだなと思っていまして、私は営業サイドで経営を見ているんですけれど、やっぱりここから数字が立ってきて、ちゃんと投資家からのお金だけではなくて、ちゃんと自分たち稼いだたお金で回していく。

その後、自分たちで稼いだお金でもっと拡大していくというフェーズに入ろうとしているので、これは僕的にはかなりワクワクしているんですけれども、相当しんどい部分も色々あって、この解決というのに対して、やっぱり、頭をひねっているところですね。

今後の展開としては、やはり国内だけじゃなくて海外ということもあるんですけれど、色々な文化があるので、その文化に合った売上のつくり方。それと、やっぱりそこの中で売上ばかりを見ていても、結局ただの量産メーカーといったら変ですけれど、ただものをつくってくだけの箱になってしまうのではなく、面白いものづくりができるような文化を持ちながら、拡大できたらいいですね。

先ほどの少数でずっとやっていけたら面白い、これって組織的な解決法もあるんじゃないかなというのも思っています。部屋をわけるだけではなく、少数だけど大きいこともできるということをしていきたいなと、思っています。

【中村】
その辺りは模索したいですよね。

【小間】
ええ。僕は今建築事務所とかそういうところのビジネスモデルとかを見ながら、こういうような形ができないか、少人数で設計や頭を使って何かをつくり出す場があって、大量生産の時は、ゼネコンなどの外部を上手く使いながら、そういうことができると。少数で大きいこと、また面白いことを展開することができるんじゃないかなと考えているところですね。

【中村】
なるほど。

【小間】
中村さんは、いかがですか?

【中村】
小間さんの話を伺っていると、我々の一年先の姿を見ているようなといいますか、目標にしたいなって非常に思うんですけれど、我々これまで起業以来、ウェザーニューズさんを始め、特定の企業さん向けの衛星をつくってきたんですけれど、これまでの価格を百分の一にしたとはいえ、それでも数億円かかってしまうということで、アラブの富豪でもない限り、じゃあ買いますとそんな気前良く買ってくれる訳じゃないと。

それで我々は新しいビジネスということで、我々自身が衛星を持ってしまいますと。その衛星から取れるデータを買って下さい、そうすると、衛星を持つリスクがないですから、よりビジネスが拡大するということで、それで去年資金調達をして、既につくり始めているんですけれど、まず3基の打ち上げが来年予定されています。

3基の衛星からデータが取れ始めるので、それをお客さんに売らないといけないと。今のところ必ず買ってくれるお客さんがいるかというと、今お客さんがいない状態なんですね。ですので、今年の段階から、興味を持ってもらって、データが取れ始めたら、実際に使ってみてもらう、テストでもいいから使ってみてもらう、というところをやっぱりやっていかないといけないなということで、そこの売上がちゃんと立っていくかどうかというのは、今後衛星の数を増やしていく上で非常に重要なポイントになると思っています。

目標としては2022年までに、50基にしたいと思っています。なので、17年で3基、22年で50基なので、凄い勢いで上げないといけないということになりますから、スタートダッシュができるかどうかというのが我々の事業製品に大きく関わるところで、そこに気合いを入れてやっていかなければならないというのが、我々の現在の状況ですね。

GLM株式会社 代表取締役社長 小間 裕康

V(電気自動車)を開発する京大発ベンチャー。「幻のスポーツカー」と呼ばれる『トミーカイラZZ』をEVとして復活させた。2015年8月、VCなどから総額17億円の資金調達を行う。
小間氏は2010年にグリーンロードモータース(GLM)を設立。国内のベンチャー企業で初めて、EVスポーツカーでの認証を取得した。

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この社長のもとで働きたい
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株式会社アクセルスペース 代表取締役 中村 友哉

超小型人工衛星を開発する東大発ベンチャー。世界で初めて民間商用の打ち上げに成功し、2015年11月には19億円の大型資金調達を行う。
中村氏は、東大在学中に超小型人工衛星の開発に携わり、卒業後、同専攻での特任研究員を経て、2008年にアクセルスペースを設立。

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