シスメックスの事業ビジョン

 近年、先進国では高齢化や医療ニーズの多様化、新興国では人口の増加、医療インフラの整備が急速に進んでいます。このような中、病気の予防や治療における検査の重要性は高まっています。シスメックスは、検体検査に必要な機器・試薬・ソフトウェアの研究開発から製造、販売・サービス&サポートを一貫して行う総合メーカーとして、人々の健康を支えています。
 また、独自のテクノロジーを用い、新たな検査・診断技術の創出に取り組み、一人ひとりに最適な医療の実現を目指しています。

(引用:シスメックス株式会社公式ホームページ)

シスメックスの事業ポートフォリオ

1961年6月東亞特殊電機株式会社(現TOA株式会社)が医用電子機器業界へ進出方針決定
研究室を新設し、3人の技術者が調査を開始
1963年12月国内初の自動血球計数装置「CC-1001」実用化成功。
1966年1月自動血球計数装置「CC-1002」発売
1967年7月電気メーカーとして初めて開発した試薬 希釈液「セルキット」・溶血剤「サポニン-S」を発売
1968年2月東亞特殊電機株式会社が製造する医用電子機器の販売会社として、
東亞医用電子株式会社を設立
1972年2月東亞特殊電機株式会社の医用電子機器開発製造部門を譲受、臨床検査機器専門メーカーとして新発足
1973年5月兵庫県加古川市に加古川工場を新設し、販売・開発・生産・総務部門を集結
1975年10月国内初全自動血球計数装置「CC-710」を発売
1978年2月ブランド「Sysmex」を制定
1978年3月メディカ株式会社(現シスメックスメディカ株式会社)設立
1978年6月第一回シスメックス血液学セミナー開催
1979年3月世界で初めてサンプラーを搭載した全自動血球計数装置「CC-720」を発売
1979年10月米国現地法人TOA MEDICAL ELECTRONICS(USA).INC(現Sysmex America, Inc.)設立
1980年10月欧州現地法人TOA MEDICAL ELECTRONICS(DEUTSLAND)GMBH(現Sysmex Europe GmbH)設立
1983年10月海外での「Sysmex」ブランドを確立した
多項目自動血球計数装置 Eシリーズ発売
1984年1月自動血液凝固測定装置「CA-100」発売
1985年9月ロボット工学の理想を取り入れ、検体ごとのランダム処理を実現した全自動血液凝固測定装置「CA-3000」発売
神戸工場を新設。
1986年4月西神工業団地(神戸市西区)に神戸工場を新設し、研究開発部門を移転(現テクノパーク)
1987年3月独自の免疫測定法により血清中の微量蛋白を測定する免疫凝集測定装置「PAMIA-10」発売
1988年8月世界で初めて網赤血球の自動測定を可能にした自動網赤血球装置「R-1000」を発売
1988年9月血球計数・白血球分類の同時測定を実現し、バイオハザード対策を徹底した多項目自動血球分析装置「NE-8000」発売
1989年5月本社を神戸市中央区(ポートアイランド)に移転し、本社機能および営業・貿易部門を集結
1990年8月世界で初めて血球計数・白血球分類、網血球計数測定から塗末標本作製までを完全自動化したヘマトロジーシステムを発売
1991年2月兵庫県小野市に小野工場(現シスメックス国際試薬株式会社 小野工場)を新設し、試薬生産部門を移転
1991年5月英国現地法人TOA MEDICAL ELECTRONICS(UK)LTD.(現Sysmex UK Limited)設立
1992年7月シスメックスTMC株式会社設立
1993年7月欧州試薬生産拠点ノイミュンスター工場新設
1993年12月米国現地法人SYSMEX CORPORATION(現Sysmex Reagents America, Inc.)設立
多項目自動血球分析装置「SE-9000」発売
1995年3月ドイツ現地法人 SYSMEX GMBH DEUTSCHLAND(現 Sysmex Deutschland GmbH)設立
1995年6月中国に合弁会社 済南東亞医用電子有限公司(現 済南希森美康医用電子有限公司)設立
1995年7月国際的品質保証規格である「ISO9001」認証を取得
1995年11月大阪証券取引所市場 第二部上場
1995年11月世界で初めて尿沈渣検査を全自動化した全自動尿中有形成分分析装置「UF-100」を発売
1996年7月東京証券取引所市場 第二部上場
1997年2月米国現地法人 SYSMEX INFOSYSTEMS AMERICA, INC. (現 Sysmex America, Inc.)設立
1998年2月シンガポール現地法人 SYSMEX SINGAPORE PTE LTD. (現 Sysmex Asia Pacific Pte Ltd.) 設立
1998年4月マレーシア現地法人 Sysmex (Malaysia) Sdn Bhd設立
1998年5月F・ホフマン・ラ・ロシュ社(スイス)と販売協力および共同研究開発に関するグローバルな業務提携に基本合意
1998年7月インドに機器・試薬の生産を目的とした合弁会社 SYSMEX TRANSASIA BIO-MEDICALS PRIVATE LTD.(現 Sysmex India Pvt. Ltd.) 設立
1998年10月「シスメックス株式会社」に社名変更、本社を神戸市東部新都心に移転
1998年12月ブラジル現地法人 Sysmex do Brasil Industria e Comercio Ltda.設立
1999年2月多項目自動血球分析装置「XE-2100」を発売
1999年4月世界初、末梢血管モニタリング装置ASTRIM(アストリム)を発売
1999年7月タイ現地法人Sysmex (Thailand) Co., Ltd.設立
1999年12月香港現地法人 希森美康香港有限公司設立
2000年1月中国現地法人 希森美康医用電子(上海)有限公司設立
2000年3月東京証券取引所・大阪証券取引所市場 第一部昇格
2000年4月テクノセンター(現テクノパーク)に中央研究所開設
2000年5月台湾に合弁会社Sysmex San Tung Co.,Ltd.(現Sysmex Taiwan Co., Ltd.)設立
2001年3月アフリカ現地での技術サービス拠点アフリカサービスセンター開設
2001年8月国際試薬株式会社(現シスメックス国際試薬株式会社)を子会社化
2001年9月 全血測定により検査時間を約3分の1に短縮する免疫凝集測定装置「PAMIA-40i」を発売
2001年10月デルフィックメディカルシステムズ社に資本参画し、SYSMEX DELPHIC LIMITED (現Sysmex New Zealand Limited)と社名変更
2002年3月インドネシア現地法人 PT.Sysmex Indonesia設立
2002年5月リンパ節へのがん細胞転移の有無を15分以内に検出できる遺伝子検査技術を開発
2002年10月株式会社アール・エー・システムズ(現シスメックスRA株式会社)を子会社化
2003年6月米国現地法人SYSMEX CORPORATION OF AMERICAとSYSMEX INFOSYSTEMS AMREICA, INC.を統合し、Sysmex America, Inc.設立
2003年8月中国現地法人 希森美康生物科技(無錫)有限公司(試薬第二工場)設立
2003年10月末梢血管モニタリング装置「ASTRIM SU」がグッドデザイン賞を受賞
2003年12月SYSMEX DELPHIC LIMITED(現Sysmex New Zealand Limited)を子会社化
2004年4月株式会社シーエヌエー(現シスメックスCNA株式会社)を子会社化
2004年6月神戸市が医療産業都市構想を進めるポートアイランド内にシスメックス・BMAラボラトリーを開設
2005年4月ポーランドに現地法人 Sysmex Polska Sp.z o.o.設立
2005年5月 神戸市西区に「ソリューションセンター」開設
2005年11月株式分割
2005年12月シスメックス女子陸上競技部を設立
2006年1月XEシリーズの測定原理を踏襲した高性能・小型の多項目自動血球分析装置「XSシリーズ」を発売
2006年5月南アフリカ共和国に現地法人 Sysmex South Africa(Pty)Ltd. 設立
2006年7月 ドイツに海外研究開発拠点「欧州R&Dセンター」開設
2006年8月業界初の同時多波長対応検出部を搭載した全自動血液凝固測定装置「CS-2000i」を発売
2006年9月スイスに販売子会社 Sysmex Digitana AG(現Sysmex Suisse AG)設立
2006年12月DNAチップメーカーの米国アフィメトリクス社と共同研究開発および臨床開発・販売に関する契約を締結
2007年4月シスメックスグループ企業理念「Sysmex Way」を制定
2007年5月呼吸器感染症迅速診断キット「ポクテムSシリーズ」3品目発売
2007年6月ビオメリュー社と当社尿検査製品に関する販売・サービス契約を締結
2007年9月オーストリア現地法人 Sysmex Austria GmbH設立
2007年10月ハンガリー現地法人 Sysmex Hungaria Kft.設立
2008年4月細菌検査分野最大手ビオメリュー社の日本法人に出資
2008年6月乳がんリンパ節転移検査を国内で初めて自動化する乳がんリンパ節転移迅速診断システム「RD-100i」発売
ドバイ(UAE)現地法人 Sysmex Middle East FZ - LLC 設立
2008年10月創立40周年を機にコーポレートロゴ一新
2008年12月国内初のニワトリ用インフルエンザ迅速診断キット「ポクテム トリインフルエンザ」発売
2009年1月インド合弁会社Sysmex Transasia Services Pvt. Ltd.設立
2009年2月大阪府立公衆衛生研究所と鳥インフルエンザウイルスを簡易・迅速に検出する技術を共同開発
2009年4月テクノパーク内に企業内託児所「シスメックスキッズパーク」開設
オランダ現地法人 Sysmex Nederland B.V. 設立
ベルギー現地法人 Sysmex Belgium N.V. 設立
2009年12月中国無錫に「中国診断薬開発センター」開設
2010年1月ドイツにおけるPOCT関連製品の販売・サービス&サポート会社 HITADO GmbH 設立
スペイン現地法人 Sysmex Espana S.L. 設立
2010年3月ベトナム現地法人 Sysmex Vietnam Company Limited 設立
2010年4月「シスメックスグループ長期環境目標」を策定
2010年6月尿中有形成分分析用試薬が、平成22年度全国発明表彰「発明賞」を受賞
2010年7月ペット動物用検査分野最大手アイデックス社と共同事業を開始
2010年8月マルバーン社と工業粒子計測分野に関する新たな業務提携に合意
2010年9月フィリピン現地法人 Sysmex Philippines Inc. 設立
2010年10月経済産業省 特許庁より平成22年度「知財功労賞」として「経済産業大臣表彰(特許活用優良企業)」を受賞
HYPHEN BioMed, SASを子会社化
2010年12月世界初の「全自動尿統合分析装置UX-2000」をアークレイ社と共同開発し、グローバルに発売
2011年1月ロシア現地法人 Sysmex RUS LLC 設立
2011年3月国連が提唱する「グローバル・コンパクト」に参加
2011年4月株式分割
片倉工業株式会社の生物化学研究所を譲受
2011年5月 ヘマトロジー分野の新モデル 「XNシリーズ」をグローバルに発売
白血球分類計数方法および試薬に関する技術が、平成23年度全国発明表彰「発明賞」を受賞
2011年7月血液凝固検査分野の新モデル「全自動血液凝固測定装置CS-5100」を発売
2011年11月当社の血球計数標準器が中国の国家標準として採用決定
デザインコンセプト「サイレントデザイン®」を適用した臨床検査システムが2011年度 グッドデザイン金賞を受賞
2012年1月早期乳がんの再発リスクに関する研究用検査受託サービスをスタート
2012年5月ヘマトロジー分野のコンパクトモデル「XPシリーズ」を発売
2012年8月胃がんのリンパ節転移迅速検査の自動化を実現
2012年10月神戸市西区にタンパク質の生産拠点を設置
2012年12月免疫血清検査の新モデル「全自動免疫測定装置HISCL®-5000」を発売
2013年1月XN-2000とXN用診断薬がドイツのデザイン賞 「iF product design award 2013」を受賞
2013年4月シスメックスビジネスサポート株式会社設立
シスメックス女子陸上競技部が神戸へ移転
韓国現地法人Sysmex Korea Co., Ltd.設立
「多項目自動血球分析装置における粒子分類計数方法の開発」が平成25年度文部科学大臣表彰を受賞
2013年5月兵庫県小野市に「シスメックスの森」を開設
2013年7月米国に研究開発拠点「米州R&Dセンター」開設
2013年8月トルコ現地法人Sysmex Turkey Diagnostik Sistemleri Ltd. Sti.設立
川崎重工業株式会社と医療用ロボット開発に向けたマーケティング会社 株式会社メディカロイドを共同設立
2013年9月 Partec社(現Sysmex Partec GmbH)を子会社化
2013年10月Inostics社(現Sysmex Inostics GmbH)を子会社化
健康モニタリング装置「ASTRIM FIT」がグッドデザイン賞を受賞
2013年12月 ヘマトロジー分野のXN-2000とXN用診断薬が"German Design Award"(ドイツデザイン賞)を受賞
世界初となる糖鎖マーカーを用いた肝線維化検査技術の実用化「HISCL M2BPGi試薬」の開発に成功
2014年3月校正機関と外部精度管理に対する国際規格「ISO/IEC 17025」、「ISO/IEC 17043」の認定を取得
2014年4月株式分割
シスメックスエンジニアリング株式会社設立
コロンビア現地法人 Sysmex Colombia SAS 設立
「尿中有形成分分析方法の開発」が平成26年度文部科学大臣表彰を受賞
2014年6月個別化医療における遺伝子検査事業の発展のため、凸版印刷社の子会社 株式会社理研ジェネシスに資本参加
加古川市に機器生産工場
「アイ スクエア」を開設。
HISCL®-800発売開始。
XN-550発売開始。
兵庫県加古川市に機器生産工場「アイ スクエア」を開設
2014年8月国内初の「自動血球計数装置CC-1001」が「第3回分析機器・科学機器遺産」認定
2014年9月免疫血清検査のコンパクトモデル「全自動免疫測定装置HISCL®-800」を発売
2014年10月個別化医療実現に向けたコンパニオン診断薬開発の新たな国内拠点を神戸ポートアイランドのIMP内に開設
2014年11月オーストラリア現地法人 Sysmex Australia Pty Ltd. 設立
2014年12月ヘマトロジー分野 XNファミリーのコンパクトモデル「多項目自動血球分析装置XN-Lシリーズ」を発売
2015年1月血液凝固検査のコンパクトモデル「全自動血液凝固測定装置CS-1600」を発売
2015年3月再生医療への貢献を目指し、株式会社iPSポータルに出資
人材開発拠点「グローバル コミュニケーション センター」を開設
2015年5月臨床検査の基準測定検査室に対する国際規格「ISO 15195」の認定を取得
2015年6月血液検体を用いたがん遺伝子検査分野でLabCorpと提携
2015年9月尿沈渣検査分野の次世代モデル「全自動尿中有形成分分析装置UF-5000/4000/3000」を発売
新たに研究開発オープンイノベーションラボを開設
2015年11月日本IR協議会 第20回「IR優良企業大賞」を受賞
新たながん診断法の開発促進に向け国立がん研究センター内にラボを開設
2015年12月ガーナ現地法人 Sysmex West and Central Africa Ltd. 設立
2016年1月尿定性検査分野の新製品「全自動尿化学分析装置UC-3500」を海外市場に発売
2016年版「Global 100」(世界で最も持続可能な100社)に選出
(引用:シスメックス株式会社公式ホームページ)

私たちの未来を救うシスメックス

 病院で検査機器にお世話になる機会は数多くあることでしょう。近年では高齢化によって、ガンなどの早期発見に向けた検査の研究の需要も高まっています。シスメックスは検査機器の開発・販売を通じて、日本、そして世界中の人々の未来を救う会社です。

※本ページ内の情報は2017年7月時点のものです。