株式会社アイフィスジャパン 金融情報サービスベンダー。証券会社等に情報を提供するデータサービス事業を展開 株式会社アイフィスジャパン 取締役会長 大沢 和春　

事業（世界における差別化ポイント、海外企業との提携）

【大沢】

証券調査レポートの印刷・配送からスタートして、証券ドキュメント、広い意味でいうと証券調査レポートも、証券ドキュメントという位置付けで、今は証券調査レポート以外に変額年金や、色々な保険の約款などそういうものも取り込みながら、印刷・配送するアナログビジネスと平行して、ネットを使ってデータベース化して、同じコンテンツだけどアクセスしてもらって、見ていただく電子サービス。デジタルビジネスを展開しているわけですけれども、証券ドキュメント事業というのは、証券調査レポートを中心とした印刷・配送をメインにしたビジネスです。

デジタルとアナログという（形式で）金融情報の中で両方やっているベンダーはないんですよね。デジタルとアナログ、情報提供と情報処理サービスともいいかえられますが、それを両方やっている会社は日本にもないですし、アメリカ・ヨーロッパにもないんです。これは非常に当社としては、ユニークなポジションだと思っています。

金融情報というのはもうボーダレスになっていますから、海外の情報をどうもってくるのか、日本の情報をどう海外に出すのかという、そういう二面から考えないといけないと思うのですが、当社は日本の情報を作り出す。それでそれをどう海外に出すかという、そこに今フォーカスしています。

それだけではなくて、海外のベンダーの情報をどう日本にもってきて、グローバルでどう投資してもらったらいいかというのを、これから作り込んでいかなければならないということで、提携などそういうものは、かなり重要なポイントになってくると思うんですけれど、当社はアメリカのファクトセットという会社と提携して、海外の投資家に今販売を開始したのですけれども、海外のベンダーとどう提携するのか、とりあえず今1社とやり始めた状況で、これからどうしていくのかというのが、一番のポイントだと思っています。