サムシングホールディングス株式会社 戸建てや商業用地の地盤改良工事、地盤保証事業を展開 サムシングホールディングス株式会社 代表取締役会長 前 俊守　 (2013年1月取材)

価値観(サムシンググループの「創業精神」と「経営理念」)

【前】

経営理念というのは、二つあります。

創業精神という形ですが、『組織全員が夢を持って、目を輝かせながら仕事に邁進する、会社・組織の形成。』、これは、起業をしたときに、「みんなが主体的に動けるような会社を創りたい」と思った。

これを具体的にしているのが、『我々に関わる全ての人が精神的、物質的に豊かになる』、『新しい価値を創造し、心のこもったサービスを通じて、社会に貢献する企業を目指します』、この二点が、我々の経営理念です。

そういうものを具体的に実行することによって、みんなが目を輝かせて仕事をできるような会社を創りたい。それを具体的に言葉にして今みんなで共有しているのです。

【前】

会社というのは、「サービスを提供する」というのは非常に重要なことなのですが、根本は、「人がそこで生活している」ということが一番重要だと思っている。

その社員が生活をするために、ひとつの手段として仕事として仕事をしている。会社というのは、世の中に受け入れられて初めて存在する。当然サービスを提供していかなくてはいけない。

そのひとつのサービスが我々が今やっている『地盤改良』ただ、ここに固執はしていない。特に、具体的に「こういう商品を売りたい」とか、「こういうことをしたい」というよりも、『みんなが生き生きと働けるような会社であればいい』と考えています。

【前】

当社は、役付きでは呼ばない、みんな「さん」付けで呼ぶ、人が幸せになるために仕事をして、その中に立場があったりポジションがあったりするわけですが、根本は人と人とのふれあいですので、社長とか部長とか役付けでは一切呼ばない、呼ぶなというルールになっています。私も「前さん」と呼ばれますし、私も新入社員を「○○さん」と呼びます。「さん付け」で呼んでいるというのが、私どもの考え方の象徴じゃないかなと思います。

『風通りがいい会社でありたい』、『意見を何でもいえる会社でありたい』、根本に立ち返ると、『みんな公平である』ということです。「平等」という言葉は、あまり好きじゃなく、「公平」であるということです。その上で競争しているんです。そのポジションは、まず公平であるから、「お互い同じポジションで話をしましょう」という想いです。