ケイティケイ株式会社 トナーカートリッジのリユースを営む環境貢献企業。ＯＡ用品・文具の販売も ケイティケイ株式会社 元代表取締役社長 伊藤 主計　

キャリア

【伊藤】

私自身もホンダであっち行けこっち行けといわれまして、訳の分からないことをゼロから始めさせられたりしながら、勉強してきましたから、やはり人間というのはやらされるとかなりできるので、成長する人は非常に成長するのではないでしょうか。

ただ成長できる人とできない人の違いは考え方にあると思います。後ろ向きな考え方ばかりで前向きな考え方ができない人というのは、いくらやっても自分自身が何かギアをバックに入れて走っているわけですから、なかなか前に行かないというのがあります。

だから、考え方が非常に前向きでポジティブな考え方をして、明るく物事を考えられる人は私は絶対に伸びると思うのです。どんな人でも成長する可能性があると思います。

【伊藤】

ある事業所の所長が、ちょっと年配の所長なのですね、なかなかウェブ受注の理解ができなくて、当社の中でウェブ受注率が一番低かったのです。ですから会うたびに「どうしてそんなに低いのだ、もっと高くしないと」と言うのですけれども、なかなかそれができないでいました。

その所長が担当している支店が、初めてある会社に「カスタマイズはっするネット」（当社の独自ウェブ購買システム）を納入したのです。お客様は全国に拠点を持たれています。

そうしたらその納入した企業に行くたびに感謝されるというので、その支店長はこれだけ感謝されるのだからということで、ガラッと変わって姿勢も前向きになって勉強し始めて、今一生懸命に推進しています。

ですからそういう、変わりそうにないなと思う人でも、何か本人が喜びを感じるようなきっかけがあると、私は変われると思います。ですから、あまり早い時期に「この人はダメ」と言ってはいけません。やはり、ちゃんと機会を与えて、その人もチャンスがあれば変われる、そういうチャンスを与えたり、その人自身が経験をして実感をすることによって、間違いなく成長できる、あるいは変化できるのではないかと思っています。