インタビュー内容
事業
【渡邉】
我々が今コアとしているビジネスは2つあって、1つは総合研磨メーカー、今まではどちらかと言うと余りにも精密な研磨に特化しすぎていたので、今後はそれをもっと幅を拡げて当社の生存領域を、総合研磨メーカーという新しい切り口で開いていこうとしています。
いちばん得意としているのは、コンピューターのハードディスクの差次週研磨工程に使われる研磨フィルムがあるのですけれども、それのシェアでいうとおそらく世界で今95%くらいなので、世の中に出てくるハードディスクの95%は、当社の製品で表面を精密研磨されているというのが、1つの大きな柱となっています。
あとは半導体の研磨ですね。これも当社が得意とするのは、非常にニッチな研磨エリアなのですけれども、半導体の外周部、この辺りも我々は大きなシェアを持っています。超精密分野でいうとハードディスク、半導体となります。
【渡邉】
今後のターゲットとしては、金属製品の特に自動車部品やあとはOA機器の部品などの研磨、この辺りの市場にも現在参入しつつあるというところが1つ。
もう1つがですね、機能性薄膜塗布メーカー、これは当社が創業して以来、箔にはじまり、研磨テープということで、フィルムの表面に薄く塗るという技術、この技術を生かして機能をも持ったフィルム製造を行うということで、例えば光学系のフィルム、フラットパネルディスプレイ、液晶とかプラズマのああいった薄型テレビの中には、いろいろな機能を持った薄いフィルムがたくさん使用されているのですけれども、そういったものの製造ももう一つの事業として行っています。

経営者プロフィール

氏名 | 渡邉 淳 |
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役職 | 代表取締役社長 |
生年月日 | 1971年1月17日 |
出身地 | 東京都 |
愛読書 | ストーリーとしての競争戦略、失敗の本質 |
略歴
日本とアメリカの大学で学んだ後、1994年日本ミクロコーティング株式会社(現Mipox株式会社)へ入社。製造現場でキャリアをスタートし、生産技術、国内営業、海外営業を担当。その後マレーシア駐在員、米国子会社赴任を経験。主にハードディスク業界向け製品の営業に携わる。その後半導体部門部門長、海外支援部門長に従事。2007年取締役、2008年に先代から引き継ぐ形で代表取締役社長に就任。
社長就任後は赤字からの脱却、クラウド型 顧客管理ツールを導入し、ITインフラ整備を通じて企業変革を行う。製造業としてのDXの取り組み強化でで更なる生産効率向上、課題の可視化・解決に取り組む。
社長就任後は赤字からの脱却、クラウド型 顧客管理ツールを導入し、ITインフラ整備を通じて企業変革を行う。製造業としてのDXの取り組み強化でで更なる生産効率向上、課題の可視化・解決に取り組む。
会社概要
社名 | Mipox株式会社 |
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本社所在地 | 栃木県鹿沼市さつき町18 |
設立 | 1925 |
業種分類 | その他 |
代表者名 |
渡邉 淳
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従業員数 | 448名 |
WEBサイト | https://www.mipox.co.jp/company/outline/ |
事業概要 | 研磨フィルムの製造販売事業、液体研磨剤お製造販売事業、研磨装置の開発販売事業、研磨関連製品の製造販売事業、受託製造事業(コーティング加工・研磨加工業務の受託)、機能性薄膜塗布事業 |