株式会社DDホールディングス(旧株式会社ダイヤモンドダイニング) 170以上のコンセプトが際立った飲食店次々と開発。300店舗以上展開する 株式会社DDホールディングス(旧株式会社ダイヤモンドダイニング) 代表取締役社長 松村 厚久 

Vol.2 価値観

インタビュー内容

価値観

【松村】

社風に関しては社長の私がいうものあれですが、かなりやりやすいのではないでしょうか。私自身、従業員にいつも言っていることは、「3つの約束」というのがあるのです。

【松村】

「お客様に喜んで頂く」「コンセプトを外さない」「予算に基づいた利益を上げる」この3つを守っていれば、あとは何をやっても良いと従業員に言っています。現場の従業員には好きな食材を発注して、好きな料理を作って、好きなミーティングを考えて、好きな音楽をかけて、好きなユニフォームを着て、好きなサービスをしろと言っています。

もちろん本部もそうです。それを守るなら一切何をやってもいいと言っています。この3つを守っていればぶれることはないと思っています。例えば自由だからと言って、好きな音楽をかけるのに、たまにロックをかける社員がいるわけです。店にあってないこともあるわけです。それは3つの約束に反しているではないかと、怒りますし、3つさえ守っていれば、要するに利益さえ取れれば、あとは何をやっても良いという事です。

もちろんお客様は飽きます。ですからいろいろと変えていかなくてはいけません。その方が従業員のスキルが上がるのです。3つの約束だということで、みんな喜ぶと思います。ですが、実は自由、裁量権を持たされることは大変なわけです。一番人間楽なのはマニュアルがしっかりしていて、がちがちで決められていることをやるのが一番楽なのです。

なぜならば、頭を使う必要が全くないからです。ロボットみたいに動けばいい、でも自由だと今度は自分で考えなくてはいけない、非常に大変です。ですからお客様が求めておられるサービスを下回った場合はクレーム、苦情になります。常時、高いものを提案、提供しなくてはいけませんから、彼らはそのために勉強して、常にインプットしていないといけない。

休みの日も寝てばかりではなくて、他の店に食べにいったり、情報を集める、業者とよく話す、お客様ともよく話す、街を歩いてみる、映画を観る、本を読む、インターネットを開く、やることだらけです。インプット、インプット、インプットしてはじめていいものが提案できます。

その繰り返しです。ですから当社は飲食店なのですが、テイクアウト業態以外のものは、すべて2〜3ヶ月のうちに全店、全部メニューを変えているわけです。コースメニューを変えることによってグランドメニューも変わります。

それを現場に人間には言っておりますので、随時アンテナを張って、何をやろうかと考えなければならない、とても大変な作業です。でもここが上手くいくと、彼らは喜ぶわけです。特に料理人に関しては、自分が提案して提供した料理がオンメニューされて、実際にお客様に食べて頂いて、「おいしかった」といわれたら、これは一番うれしいわけです。

こうなると辞めないし、モチベーションもスキルも上がります。非常に良い戦略だと私は思っています。当社以上に裁量権を任せている会社はないと思います。実際には末端のアルバイトにも任せています。

迷宮の国のアリスという店があるのですが、そこは飛び出すメニューなのです。それはアルバイトが提案しました。ヴァンパイアカフェのメニュー考えたのもアルバイトです。そのことに関しては、社員もアルバイトも関係ないです。お客様が喜ぶものを使っていこう、採用していこうということで行っています。


経営者プロフィール

氏名 松村 厚久
役職 代表取締役社長
生年月日 1967年3月29日

会社概要

社名 株式会社DDホールディングス(旧株式会社ダイヤモンドダイニング)
本社所在地 東京都港区芝4-1-23 三田NNビル18階
設立 2002
業種分類 小売業
代表者名 松村 厚久
従業員数 5486 名
WEBサイト https://www.dd-holdings.com/
事業概要 飲食事業(居酒屋・レストラン・ウエディング事業等)、およびアミューズメント事業(ビリヤード・ダーツ・複合カフェ・カプセルホテル等)の経営・企画・運営
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