株式会社リアルビジョン 医療用モニタなどグラフィック関連システムを開発、供給 株式会社リアルビジョン 創業者 杉山 尚志　

キャリア

【杉山】

私のできる役割と、技術者ができる役割が、どんどん変わってくると思うのです。私はチャンネルが多いですから、世界のチャンネルもあるし、日本でネットワークを作るとか、組織を作るとか、資金をどういうふうに持ってくるとか、やる前にいろいろな事があるでしょう。そういうのはやはり経験から培ったものがあるわけです。

ただ技術だけでなくて、そういう知識も身に付けてきていますから。ところが若い技術者というのは技術は断然優れています。けれども、いざやろうとしても、実際はできないでしょう。ネットワークを作るとか、セールスチャンネルを作ってあげないといけませんし、マーケティングのチャンネルも作ってあげない経営は、いくら優秀な人でも、お客様のトップには会えないわけです。

私は、その人脈をつないであげるとか、そういうことができるわけです。だからこの会社の良いところは、私のそういう人脈の広さと、世界的な広がり、そういうものを土台にして、優秀なエンジニアが育ってきています。

【杉山】

今、若い人を見ても、３０前後の人を見ても、もうとことん詰めてやっているし、そういう機会を会社で与えられているというのは、凄く皆幸せです。本当に幸せだと思います。と言うのも、大企業ですと、大企業が良い、悪いと言っているのではないけれど、やはりあるテリトリーというものがあって、ここの領域では凄いエキスパートになるけれども、「俺はもっといろいろなことを知ろう」という時には、大企業はなかなか向かないです。

ベンチャー企業だと、なんでもかんでも一人でずっとやるわけです。できる人はできる人なりにどんどん広げようとするでしょう、受け身の人はここだけになってしまうけれど、やりたいという人はいろいろとやって、しかも、ここの対外的なエキスパートと議論するわけでしょう。そしたら将来すごくいい宝物になります。

そういう機会がこの会社にはあるのです。だからこんなにいい会社はありません、自分で言うのも変ですが。