株式会社べクターホールディングス（旧株式会社ベクター） ソフト登録数国内最大規模のオンラインソフトウェア流通サイトを運営 株式会社べクターホールディングス（旧株式会社ベクター） 元代表取締役社長 梶並 伸博　

プライベート

【梶並】

ビジネスを考える上での情報収集という意味では、充分すぎるくらいの量とスピードは確保されていると思います。逆にあまりにも情報が多いので、その中で自分たちが必要としているものは何かというのを、ふるい落とすためのスキルの方が重要だと思います。

大切な事は頭だけで考えていると、妙に熟成してしまったと、しかも本来であればそれはお酒にならなければいけないのに、お酢になってしまったりというような熟成の仕方をするので、考えて情報収集するだけでなく、行動してみることが重要だと思います。

例えば、オンラインゲームの部分でも、いろいろな事を考えて、海外に話しに行ったりすることもあって、半年前には全く考えていなかった事が今、最も重要だということになって、その方向に全力を挙げて進んでいます。

結局行動をとってジタバタしないと、アイデアだけではなかなか本当の方向性が見えてこない、いろいろな人と知り合えて、その人たちのお話しを聞ける、相談しに行けるというのが、行動していていちばんおもしろいというか、それで出来上がってくる資産だと思います。

【梶並】

本はあまり仕事として読んでいなくて、ほとんどが趣味として読んでいるだけですので、本を読んでいる時はほぼ江戸時代にいるので、時代小説ばかり読んでいます。

時代小説が書いているテーマというのは現代と変わらないところがありますので、愛情であったり、憎しみであったり、今の時代でそれを書いてしまうと恥ずかしいとか、そんな人間今の世の中にいないだろうというような、人間を書きやすいのが江戸時代を背景にした小説で、「今の時代にあったら、こんなに頑張るやついないだろう」とか、「こんな良い人はいないだろう」と否定されてしまうようなものが、江戸時代にもっていくと書きやすいというだけです。

世界の中でも一つの時代にこれだけ多くの人が、これだけ多くの話を書いているのは、あまりないのではないでしょうか。残念ながらあまり外国に堪能ではないので、世界の本はしらないのですけれども、これほど多くの本が書かれているというのは、あまり世界的には例を見ないのではないかと思います。