株式会社マネーフォワード ~ITで世界の会計を変える!Fintechの雄が語る変革のカラクリ~

Vol.1 京都大学農学部からビジネスパーソンの道へ

株式会社マネーフォワード 代表取締役社長CEO 辻 庸介 (2015年9月取材)

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【聞き手】

それでは本日は、金融とITを融合させて、急激な成長を遂げて来られています、株式会社マネーフォワード、代表取締役社長、辻康介社長にお話をお伺いしていきたいと思います。 社長、よろしくお願いいたします。

【辻】

よろしくお願いいたします。

【聞き手】

非常に世間が注目されてらっしゃいます御社ですが、ここ数年の間に、非常に大きな成長を遂げて来られましたので、その成長の鍵を握るトップに色々お話を伺っていきたいなと思っております。

-京都大学農学部からビジネスパーソンの道へ-

【聞き手】

お生まれは大阪でいらっしゃるのですね。

【辻】

そうです。

【聞き手】

チャキチャキの関西気質ですか?

【辻】

そうですね、ずっと関西の大阪の天王寺というとても柄の良いところで育ちました。

【聞き手】

大学は京都大学農学部のご出身ということで、元々バイオなどそういうものにご興味がおありだったんですか?

【辻】

元々は大学行く時に、生物を勉強するか、経済を勉強するか、両方興味があったので結構迷ったんですよね。その時の当時の担当の先生に聞いたら、理系から文系は行けるけど、文系から理系は行けないからと、ざっくりしたアドバイスをもらって、そんなものなのかと思って農学部に行きました。

【聞き手】

そうなのですね。イメージからすると、京大農学部に行かれている方というのは、そのまま研究者になられるか、もしくは、そういったバイオ系の研究機関や、メーカーにご就職されるイメージが強いのですが、そういう選択というのはご自身にはなかった。

【辻】

いえ、僕もそうなると思っていました。皆さん研究室や大学院も行きますし、大学院を出て大体は製薬会社とか化学メーカーとかそういうところに行くので、僕も何となくいくのだろうなと思っていました。しかし、大学の時に、テニスチームの先輩に誘っていただいて、大学進学塾みたいなものを立ち上げたんですよね。それを手伝っていたら楽しくなってしまって。

【聞き手】

起業の喜びを知ったんですね。

【辻】

そうですね、起業っていう程のものでもないですが、ゼロから立ち上げる楽しさですね。それは楽しかったですね。

【聞き手】

事業に携わることがやりたいなということで、総合電機メーカーに就職をされたわけですよね。

【辻】

そうですね、研究者を辞めてビジネスパーソンをやろうと、まだ若くて単純だったので、グローバルで活躍するビジネスパーソンになりたいと思って、グローバルに活躍している会社に入ろうと思いました。自分は何もできないので、そういう会社に入って鍛えてもらえれば、ものになるんじゃないかという甘い考えでソニーに入れていただいて、3,4年程勤めました。

【聞き手】

実際にご入社されて、ご担当されていたお仕事は経理だったんですよね。

【辻】

そうなんですよ。理系だったので数字に強いだろうということもあったと思うのですが、経理部経理課という部署に配属されました。

【聞き手】

よく若い人達でも、特に大きな会社に入れば、イメージしていたのと違う現実が待っていたりするじゃないですか。それで腐って、「俺がやりたかったことはこんなことじゃないんだ」と、辞めていかれる方も中にはいらっしゃると思うんですね。その中で踏み留まるというのは、昔から性格的にとにかくやってみてから考えようというような感じだったのでしょうか?

【辻】

逃げるのは癖になりますからね。逆にこれをやりたいとか、これはできるということがあるなら、移っていいと思うんですよ、その意思があるのであれば。ただ目の前のあれが嫌だから移るとなると、きっと癖になってしまって、次もそうなるんですよね。

あと、学ぶことは沢山あるので、自分の方向性は違っても、学ぶことがたくさんある内は、そこにいて学ぼうと思いました。ただ、やはり僕はビジネスをしたいといつも言っていましたね。

【聞き手】

最初は、思いもよらぬ経理というお仕事でスタートされているのですが、今の体制からすると、そこで学ばれたことというのも、非常に生きているのでしょうか?

【辻】

僕もその時、経理や会計をやっていて、今はベンチャーを起こしてクラウド会計をすることになったので、これは僕が経理やっていなかったらやっていないと思うんですよね。クラウド会計をやろうと言った時、社内全員反対したので。

【聞き手】

そうなんですか。それはなぜですか?

【辻】

ベンチャーで個人向けのビジネスをやっていて、それが非常に上手くいっていた時だったからでしょうか。経営は一極集中が大事じゃないですか。「二つやるなんて」ということだったのかなと思います。

しかし、自分が経理を経験していて、テクノロジーで改善できることが絶対山ほどあると思ったので、僕らがそれをやった方がいいって思ったんですよね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 辻 庸介
役職 代表取締役社長CEO

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