シンプレクス株式会社 ~金融機関の収益最大化をサポートするFintech企業~

Vol.1 大切にしている仕事観

シンプレクス株式会社 代表取締役社長 金子 英樹 (2016年9月取材)

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―大切にしている仕事観―

【金子】

大学時代はほとんど勉強もせずに、実際に経営などをやっていました。僕の出身大学である一橋大学だと商社や銀行に就職する人が多かったようですが、やはり他の人とは違う道を歩みたいなという想いがあって。ちょうどその頃は、マッキンゼーで支社長をやられていた大前研一さんの本を、たまたま彼がちょうど売り出し中くらいの頃で、30年くらい前ですから。読んですごく衝撃を受けました。

結果として、これは経営コンサルティングだと思ってマッキンゼーを受けに行きました。たまたま受けに行った時に隣にいた人が、こんなことでできるのかと僕が聞いたら、初めて会った人ですけど、マッキンゼーであれば普通はMBAとかを取って、本当に数名しか採らない超狭き門だから、もう少し入りやすい所があるんだよと。今日ちょうどその会社の内定者の集会があって、自分はもう内定を採っているから、今から行かないかと言われて。内定も取らず、その会社名のアンダーセンというのもその時に初めて聞いたんですが、行こうかなということでその友達になった人と行って。でも内定者の集いなので、受けたことも無いので初めて来たのですけど入っても良いですかと聞いたら、来いよと言われて。それで入ってみて。当時はアンダーセンという会社は日本事務所が300名くらいしかいない。1番上の人でも30歳半ばくらいで、現場で実権を握っているのは27、28歳の若いマネージャー。僕のことを招き入れてくれた人もマネージャーで当時28歳くらい。その人達と話してみるとすごく面白い人が多くて。最後に握手したら入れてやるよと言われて。握手をして入ることになってしまいました。

その当時もそうですし、その前、大学時代に働いていた時もそうですし、現時点でもそうですが、あんまり何をやるかということに関してこだわりが無いですね。シンプレクスという会社をつくって19年になりますが、金融×ITということで、その2つをベースにしたドメインでビジネスをやっています。

我々はサラリーマンだった時代からそういうことをやってきたメンバーで独立してこの会社をつくっているので、すごく金融や金融工学やITのテクノロジーそのものにものすごくこだわりを持っていると思われがちですが、実は僕はコンピューターにも金融にも全く興味が無いのです。僕にとっての仕事をするということの重要性は、仕事は会社でやるからには1人ではできないことをやるから、わざわざチームを組んで会社という形式にすると思っていて。1人でできるのであれば個人事業主でやれば良いわけですから。チームで仕事をするというのがベースにある。チームで最高のパフォーマンスをとにかくみんなで協力して出そうというプロセスが大好きで。そこで何らかのアウトプットをきちんと出して、それがお客様から称賛されて「お前らすごいね」と言われるという、そこまで持っていくプロセスが大好きで。そこで何をやるかということは僕にとっては2次的な問題で。

なので、システムというのは僕にとっては全然、自分の大学時代の生活からすると見たことも無かったし、興味があったわけでも無いし、それをやってみたらすごく面白くてオタクになったわけでも全然無くて、仕事だからやっていますね。途中で自分のキャリアに金融が入りましたが、これもやはりたまたまのお話で。この領域について僕らはビジネスをやっていますが、もう30年このビジネスをやっていますから、金融についてもテクノロジーについても、自信があるから独立もしましたし、この会社もこういう状況まで来たのだと思いますが、今金融を捨てられるか、テクノロジーを捨てられるかといえば、いつでも必要があれば捨てられる。それが他の分野に行っても今と同じ活躍をしたいと思うし、できると思っている。ある意味ではチームで仕事をするということのやりがいとか、どの分野でもこの仕事の仕方をすればトップを取れるという再現性を持った仕事が出来る人間になるやり方。僕はここに自分は一番自信を持っているし、それが1番楽しいことなのだろうなとすごく思っています。

コンサルティングというビジネスは、僕らはシステムコンサルティングでしたが、要は、偉大なる素人ですよね。まさに先ほど言った仕事の仕方というプロセスを1番重要にして、このプロセスでやればどの分野に出て行っても、誰がやっても最高のパフォーマンスが出せるはず、あるいは個人が成長できるはずという仕事の仕方ってどういうものなのだろうかということを1番突き詰めてやらざるを得ないのです。

偉大なる素人から始まって一端の話が出来るようになって、そこから自分のプロセスを持って最高の目標を立てて、マネジメントを説き伏せて、実行部隊になったら抵抗勢力を全部なぎ倒しながらつくるという、そのプロセスはすごく勉強になりましたね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 金子 英樹
役職 代表取締役社長
生年月日 1963/9/1

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