シンプレクス株式会社 ~世界に認められたFintech企業、その強さの秘密とは~

Vol.5 金融事業と海外展開への挑戦

シンプレクス株式会社 代表取締役社長 金子 英樹 (2016年9月取材)

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―金融事業と海外展開への挑戦―

【金子】

ずっと今までやってきて自分達の強みを話せば話すほど、1つジレンマがあったのです。要は、お客様の金融ビジネス、いかに収益を上げるかということにコミットしてパートナーとしてテクノロジーという側面から色々な支援をする。そもそもビジネスがどうあるべきかというところから一緒に入ってやる。尚且つ、その仕事が例えばネット証券系のビジネスであれば、彼らのビジネスの根幹はテクノロジーですよね。

そうだとしたら、ITドリブンな金融ビジネスについて言うと、最初の戦略のところから、システム武装から、実際の運用のところまでずっとパートナーとしてやっていて。尚且つ金融の知識があり、そもそもどういうビジネスをやるべきかというところからやるのであれば、お前がやれば良いのではないのか、そこを最高の仕事ができているというのであれば、というジレンマは常にありまして。それで、やることにしました。自分達でも金融ビジネスを始めます。

これが3年前、上場していた会社を買い戻してプライベートカンパニーにしたのですね。未公開の会社にしました。その1つの理由は、金融ビジネスにチャレンジをしたい。ただし、今までのお客様と直接コンペになるような仕事ではなくて、そういうお客様を何社も抱えているからできる、今までには無かった立ち位置の金融ビジネスというのがいくつか見えて来たので、そういうものを始めました。

そこであればホワイトスペースなので、自分達の今のクライアントとも上手くウィンウィンになれるポジションですし、尚且つそれはシステムがなんぼではなく、金融ビジネスが大きな富を生むかもしれないですし、そのモデルが失敗していたら全く儲からないかもしれないという、今までのシステム開発とは別のタイプのビジネスをやろうということと、あとはやはりニッチな領域なので、この勢いで成長すると10年も待たずにこのマーケットは僕らが支配している、他に取る余地が無いという世界にある意味なってしまいます。恐らく5年くらいでそうなってしまう。この5年の間に世界に出ていく。

世界から見るとこのニッチな僕らがやっている領域も大体10倍あるのです。市場の規模とかで言えば、今僕らがやっているところは日本国内で言えば1000億で、これを何百億取れるかという世界ですね。これが世界であれば1兆円あるのです。この1兆のマーケットにこの5年の間に出ていく、この2つですね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 金子 英樹
役職 代表取締役社長
生年月日 1963/9/1

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