インタビュー内容
プライベート
【出雲】
会社の仲間にはちゃんと休んで、英気を養ってほしいということは言ってますけれども、私は他にあまりしたいことがないので、かえって困るんです、休みとか祝日とか言われると。ミドリムシの仕事をできるのが一番ありがたいですね。本は読みます。本と漫画は読みます。
「はじめの一歩」というボクシングの漫画があるんですけれども、試合に出る時に教えているジムの会長が「努力をしたものが皆成功するとは限らない。しかし成功したものはすべからく努力をしている」と。
「お前の努力が拳に宿る。行ってこい」と言って、送り出すシーンがあるんですけれども。
ここが非常に重要な示唆に富んでるなと思いまして。
努力をしたから成功するのではないんです。でも成功した人はみんな努力をしてるんです。なるほどなって。
あとは、みなさん読まれたこともあるかもしれないんですけど、「スラムダンク」。バスケットボールの漫画ですね。
主人公は「桜木花道」というんですけれども、その先輩の「赤木先輩」というチームのキャプテンがいて、副キャプテンは「木暮さん」という先輩なんです。
引退がかかってる地区予選の最後の試合の時にですね、すごく重要なシーンが巡ってくるんですね。点数を入れられなかったら、負けて引退だという時に、その時後輩で流川という天才プレーヤーが、何やっても流川にボールを渡せば、絶対に流川は点を決めてくれるという
、そういう流川がノリノリの状態の時に、木暮にボールが渡ったんです。
でも流川にボールを回せば、流川が2人だろうと3人だろうと全員かいくぐって、絶対に点数を決めてくれるから、「木暮、流川にパスだ」っていうのが、全員同じことを思うはずなんです。
その時にキャプテンは…、私はこのセリフを作中一番大事にしているんですけど、「木暮!フリーだ!打て」と言うんですね。
これを外したら引退なんですよ。
絶対に失敗が許されないシーンなんですよ。そこで絶対成功させてくれる、成功率100%のプレーヤー、流川にパスしろではなく、「木暮、自分で決めろ」と、「木暮!フリーだ!打て」と言って、木暮が打つんですね。
バスケ人生の中で一番大事な瞬間だというのを、キャプテンの赤木は理解していた。ミドリムシと一緒ですよ。ミドリムシうまくいってもいかなくても、「やってみろ」というのと同じシーンだなっていう場面がありました。

経営者プロフィール

氏名 | 出雲 充 |
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役職 | 代表取締役社長 |
生年月日 | 1980年1月17日 |
出身地 | 広島県 |
座右の銘 | 昨日の不可能を今日可能にする |
愛読書 | 3つのゼロの世界(著 ムハマド・ユヌス) |
尊敬する人物 | グラミン銀行創設者・ノーベル平和賞受賞者 ムハマド・ユヌス博士 |
会社概要
社名 | 株式会社ユーグレナ |
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本社所在地 | 東京都港区芝5-29-11 G-BASE 田町2階 |
設立 | 2005 |
業種分類 | 食料品・飲料製造業 |
代表者名 |
出雲 充
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WEBサイト | http://www.euglena.jp/ |
事業概要 | 1.ユーグレナ等の微細藻類等の研究開発、生産 2.ユーグレナ等の微細藻類等の食品、化粧品の製造、販売 3.ユーグレナ等の微細藻類等のバイオ燃料技術開発、環境関連技術開発 4.バイオテクノロジー関連ビジネスの事業開発、投資等 |