麻生フオームクリート株式会社 気泡コンクリート工事の最大手企業 麻生フオームクリート株式会社 元代表取締役社長 河村 洋介  (2013年8月取材)

Vol.4 キャリア

インタビュー内容

キャリア

【河村】

残念だけど、現実的に採用ができないというのが正しい表現だと思いますが、やはり応募する方がいらっしゃらない。私どもは工業高校など現場で作業をしてくれる若手というのはどうしてもほしいのですが、やはり今これは高齢化なのか、少子化なのか、たぶん少子化のほうだと思うのですが、その影響でやはり大学のキャパが空いてきたんです。そうすると学校の先生はやはり上に送っていくんです。たぶんどこの業界でも同じだと思います。よほどのことがないと、高校を卒業してという、昔の構図とはたぶん違うんだと思うんです。専門的な知識を身につけたい。総合的な大学に行くという道筋が、たぶん先生が推薦しているのではないかと。

【河村】

ですからなかなかなり手がないということと、やはりこの10年、公共工事というものがバッシングを受けるようになってから、どこの大手のゼネコンさんを聞いても、なかなか入ってこられないという現実だと思うんです。ただ私自身は、我々というのは実はものができ上がると、見えないところで我々の製品が埋まっているわけですよね。例えばこの橋を通ると、実は我々が土台をということはわかっているんです。でも我々以外は誰もわからない世界。そういう世界で、ものすごい日本のインフラ作りに貢献をしていると私は思うし、是非若い人たちが、大変かもしれませんが、やはりいい汗をかけるし、厳しいけどもそういうものを作る、特に国のベースを作るという基盤ですので、これを作るということにプライドを持てる。若い人たちがそういう考えになれるような企業と業界になっていかないといけないと思います。

【河村】

建設業に若い人がもっと来てもらってもいいんじゃないかと。何%かはもう一度、これだけだ往路が大切だということを、端にしてもトンネルにしても安全を担保していくということは、大切なことなんだと見てくれるとありがたいなと思います。なかなか人の心を動かすというのは難しいですね。これは難しいと思います。やはりものを作れるというのは、素晴らしいことだと思うんです。もちろんそれを売らなくてはいけないし、需要を広げなくてはいけないんでしょうが、日本は特にそういった技術を磨いてきたし。でも需要がなくなると、技術が廃(すた)るんです。ですからそういう意味では海外に需要があるんだったら、この技術を提供していくというのは、うちの会長が言ってるんですが、グローバルシチズンという、その一員になるべきじゃないかと私は思うんです。


経営者プロフィール

氏名 河村 洋介
役職 元代表取締役社長
生年月日 1946年9月9日
出身地 山梨県
座右の銘 『如何なる大きな他力より自覚心はそれに勝る』 他力本願では事が成就しない
愛読書 司馬遼太郎

会社概要

社名 麻生フオームクリート株式会社
本社所在地 神奈川県川崎市中原区苅宿36-1
設立 1961
業種分類 建設業
代表者名 河村 洋介
従業員数 98名
WEBサイト http://www.asofoam.co.jp/
事業概要 1.気泡コンクリートの現場施工 2.地盤改良工事の施工 3.その他工事の施工及び工事用資材(起泡剤等)の商品の販売
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