アイティメディア株式会社 ~月間1億ページビューを誇る、国内最大級のインターネット専業メディア~

Vol.3 事業

アイティメディア株式会社 代表取締役社長 大槻 利樹 (2013年12月取材)

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事業

【大槻】

僕らの言うところのメディアというのは、多分自分たち自身がコンテンツや情報を生み出すということが、1つポイントとしてあるかなと思うんですね。

生み出す場を作っているとか、生み出すお手伝いをするようなものも色々出てきて、それもメディアと呼んでいる、ある意味では。
このメディアのビジネスというのは経営的に見ると非常に脆弱だと思っているんですね。

だから世界を見渡して、今、当社はまだ小さいメディア企業ですけれども、こういうメディア企業になりたい、ここが目標だというのがなかなか見つからないんですね。

これが私の1番の悩みなんですね。

なぜアイティメディアができたかというと、インターネットが普及していく中で、今までは電波とか、紙とか、輪転機とかというインフラから、このインフラデリバリーを完全にインターネット、新しいテクノロジーに変えていくということで、基本は情報やコンテンツそのものはそれほど変わらないんだけれども、デリバリーのエコシステムやビジネスモデルを変えていくというところにポイントがあったんですね。

私はそこに夢中になって当社を作ってきて、ある程度それは実現したとは思っているんですね。

今はご存知の通りスマデバが、皆さんがスマホからインターネットにアクセスするし。これは同じインターネットなんだけど、ちょっと違うと。

新聞社や出版社や放送局とは違うんだということで。インターネットなんだということでやってきたんだけれども、今度また新しいスマデバというパラダイムができて、ここをしっかりキャッチアップしていかないと、我々自身が古いコンベンショナルなメディアになってしまうリスクがあるということで。

コンテンツや情報は同じでプラットフォームをスマデバに置き換えていくと、これは1個あると思うんです。でもそれだけではなくて、やはりスマデバに合った、 PCのインターネットとは違ったメディアを、ここに作っていかないといけないと思っているので。

この中で、例えば当社に「ねとらぼ」というものがあるんですけれども、ねとらぼというのはアキバ系のようなコンテンツとかフィギュアとかサブカルとかね。

でもネットで話題になっている旬なもの、こういったネタなんかを集めている。最近ですと、コンビニのバイトの炎上が問題になりましたよね。ちょっと最近下火になってきたかな。

あれは一時かなり続けざまにありましたよね。ああいうものをちゃんと発見して伝えていくとか、それを単に面白いということじゃなくて、そこに潜む社会性なども含めて伝えていくとか、そういうこともやってきましてね。

こういう、ねとらぼというのは非常にボリュームが増えて伸びてるんですけども、半分以上がスマデバから読まれるようになってきていまして。

たぶん今後、より多くがスマデバから見られる、ほとんどの人がスマホやタブレットから見てくれるような媒体になると思っているんですね。

それは電車の待ち時間とかに読みたかったり、どちらかというとPCの我々が、エンジニア向けにやっている@ITというのはプログラムのコードとかがあるので、やっぱり机に座ってデスクトップで言語を学びながら見るというタイプですけども。

そういう、ねとらぼのようなコンテンツを移動中に見たりとか、電車の中で見たりとか。こういうメディアをおおいに大きくしていきたいし。

それから、これはぜひグローバルを狙いたいですね。日本だけでやっているのではなくて、そういうアキバ的なものというのは日本のユニークネスがあるので。

これは英語圏やスペイン語圏、中国圏でもやってみたいなと思います。日本発で、グローバルでやっているメディアの会社ってあんまりないですよね。

そういうことができた時に初めて、新しい時代の新しいメディア企業と言えるのかなと。

今はやはりプラットフォームをとにかく古い印刷や出版や放送から、インターネットに変えてきたということであって、コンテンツそのものがグローバルに、より世界の多くの人たちに見てもらえるようなメディアを作っていきたいという思いがあります。

アイティメディアでは非常に真面目なビジネスのど真ん中のニュースとか、そういうものもありますが、ねとらぼというのは、もうちょっと柔らかいネット上の話題、楽しい話題、面白い話題、ユニークな話題を探して人々のすきま時間に、それを届けていくものなので。

すきま時間といっても、1日の中でスマホと向かう時間がますます増えていくなかで、そういうのはありかなと思ってますね。

例えばということで、そういった新しいメディアの発想や構想が会社の中で生まれて、それをトライ&エラーでやってみるような風土。
これが組織との統制とのバランスを壊して、そこがわりとやんちゃなくらいに生まれてくるような風土にしたいなと思っていますね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 大槻 利樹
役職 代表取締役社長
生年月日 1961/6/27
出身地 長野県
座右の銘 『Think Positive』 事業/ビジネスにおいて必要だから
愛読書 存在の耐えられない軽さ

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