アスクル株式会社 ~36万アイテムを取り扱う、オフィス用品配達の先駆者~

Vol.4 組織

アスクル株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 岩田 彰一郎 (2014年2月取材)

[もっとみる]

―組織―

【齋藤】

社員はいまどのくらいですか。

【岩田】

いま、いわゆる正社員で500人強ぐらいですね。物流センターを含めて働いている仲間が5,000人ぐらいになっています。

【齋藤】

そういう方々はレイヤーによって違うと思いますが、どういうふうな教育・意思統一をされていますか。

【岩田】

私自身はラグビー型経営とずっと思っていまして、フォワードであってもバックスであっても、いま球がどう転がってどういう状況だからいま何をしなくてはいけないかってありますよね。その中で本来の役割と、いますべきことが最終的にはゴールを取りに行くゴールを割らないという中でみんなが動けるようにしたいなという思いでそのためにできるだけ情報を開示して、いまどういうふうにボールが転がっているかと。

創業以来いまだに毎週月曜日に朝礼をやっているんです。そこで私が思っていること、いま伝えたいことを毎週みんなに伝えて、地方の人はライブで見ていただくんですが、それをずっと20年間やっています。そういうラグビー型というか、特にこうやって大きく舵を切る時はみんな集めてできるだけビジュアル化したり、絵や様々な比喩など、あの手この手でいまの変わっていく状況目指している方向というのはみんなに伝えるようにしています。

【齋藤】

先ほどここへ来る前に 社長の座っていらっしゃるところを 見てきましたが大きな大部屋の真ん中に集まって話し合われている。週1回の朝礼もありながら、1日8時間、10時間ずっと社長や経営陣の動き・話している内容を社員がそれとなく聞いていて、どういう方向に向いているんだということがリアルタイムで分かるようになっているんですね。

【岩田】

分かりますね。会社は全部オープンになっていて、会社もいろんな意味の装置だと思うんですね、我々のような新しいベンチャーでどんどん進化するところはできるだけオープンで、派遣の人も役員もみんな机の大きさやひじ掛けがあるないとかみんな同じなんです。その中でリーダーシップというのは、ビジョン等でリーダーシップがあるので権威であるわけじゃないというようなことで喧々諤々議論をしたり、自由闊達な風土というのはオフィスのレイアウト含めて作ってきているんです。

【齋藤】

いまでも300人合宿などはやっていらっしゃるんですか。また、どのようなものか教えて頂けますか。

【岩田】

これは、カタログの時のPDCAで年2回、全員が集まって3日間、次のカタログではこういう戦略でやります、というのをマーチャンダイザーがみんなの前で発表していくんです。それを私が全部コメントをして、みんなで意見を言い合ってそこからカタログを作っていくということをやっていたんです。

ただ、よく年に2回なんてのんびりしたことやっていたなと、ECになった今はすごく思っています。EC時代のPDCAのスピードや意思決定のスピードややり方を模索している最中なんですが、これを作り上げたいなと。これもよく朝礼で言うんですが、こういう鉄砲が発明された、鉄砲がすごいと言っているだけではやっぱり勝てない。それを信長ではないが、三段構えできちんと回すオペレーションができて初めて競争力になる。という意味では、ECはおもしろいと言っているのですが、本当の競争力になるオペレーション・売り方・売り場から在庫からデータの解析、全体のPDCA改革のスピードというのはまだできていないんです。今これを作り上げるおもしろい時期というか、そんな状況なんです。そういう意味ではまだまだ発展途上のおもしろさというのはあります。

社長プロフィール

President's profile
氏名 岩田 彰一郎
役職 代表取締役社長 兼 CEO
生年月日 1950/8/14

あなたにおすすめのコンテンツ

この社長に応援メッセージを送る
この社長に直接提案