アスクル株式会社 ~36万アイテムを取り扱う、オフィス用品配達の先駆者~

Vol.3 進化

アスクル株式会社 元代表取締役社長兼CEO 岩田 彰一郎 (2014年2月取材)

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―進化―

【岩田】

ネットは97年から始めました。いよいよインターネットだと。新しいもの好きなので、とにかくインターネットをスタートしようということでホームページを作りました。いまでも覚えているんですが、「注文できると思ったのに残念です」というのが、ホームページをインターネット上に作った最初のお客様のご要望だったんです。そうか、やっぱりインターネットでお客様は買いたいんだということで、インターネットで発注ができるようになって、今カタログがありますが、ご注文の70%はインターネット経由の売上になっているんです。

【齋藤】

特にそれからまた進化していくひとつのサービスとして、SOLOELというサイトも作られたんですね。

【岩田】

アスクルが中小事業所向けに始めたのですが、パソコンの性能の進化と同じようにどんどん価格も安く品揃えも厚くなってくるので、大企業でもこっちの方が便利じゃないかというお声がずいぶん入ってきたんです。その中で大企業の皆さんも各現場でアスクルを勝手に使い始めたんです。

本部の方から現場で勝手に使っているし請求書もみんな現場に出しているんだけど、会社で契約するから全部をまとめて欲しい、というお声がきて、それをアリーナと呼んだんですが、今では4万社ぐらいの大企業の一括契約を頂いています。それはどちらかというと購買システムといいますか、会社中がアスクルを使うための仕組みを提供して、大企業もいま皆さん使っていただいているんです。さらにその中で最初はソニーさんだったんですが、アスクルは物流も早いししっかりやってすごいから他の間接材購買も手伝えというお客様の声が来て、間接材購買のお手伝いをする事業を始めようと。それがソロエルという会社で、なんでも揃うということで、いま日本を代表する企業群、20数社の間接材購買のお手伝いをしたり、コスト削減のお手伝いをするというところで、その事業も結構苦労したんですが、やっと黒字化が見えてきて、これから非常におもしろい局面に入ってきています。

【齋藤】

SOLOELって何かなと思って、このサイトを主宰しているレイスという会社に聞きましたら、次のように返事がきました。「これまでは購買担当が各部門からメールで依頼が届き、それを各業者へ再度メールし見積もりを集め、再度各部門に通知するという複雑な業務が発生していました。一方SOLOELのシステムを導入したことにより各部門・購買担当・業者が同一のシステムを使うことで、購買担当が承認ボタンを押すだけとなり大幅に業務の効率化が図れるようになりました。基本的には購買をすべてSOLOELに集中することで部門ごとの使用予算をリアルタイムに把握でき、予算管理が大幅に楽になりました」とのことです。

【岩田】

ありがとうございます。

【齋藤】

大企業は大企業、中小企業は中小企業で、需要があるんですね。

【岩田】

我々分社した時から企業理念を「お客様のために進化する」という企業理念にしていたんです。先ほど申しましたように、単独で使っているのを全社で使えるようにしろとか、もっと他の物やってくれとか、メディカルも、特に中小の病院に対する診療所などそういうところに対するサービスがなかなか十分ではないということで、他の物のように医療用のいろんなものも明日届けてくれですとか、基本的にお客様のご要望に合わせて業態を変化させようというのが当社の基本的な理念になります。

社長プロフィール

President's profile
氏名 岩田 彰一郎
役職 元代表取締役社長兼CEO
生年月日 1950/8/14

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