アスクル株式会社 ~36万アイテムを取り扱う、オフィス用品配達の先駆者~

Vol.1 ECへの変革

アスクル株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 岩田 彰一郎 (2014年2月取材)

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―ECへの変革―

【齋藤】

今日は、皆さんご存知のアスクルの岩田社長にお忙しい中ご登場いただきました。伺うことはたくさんあるのですが、今アスクル、あるいは岩田社長として、多分一番力を入れていらっしゃるのではないかというBtoCのLOHACOについて、立ち上げるきっかけや現状など、少しお話いただけますでしょうか。

【岩田】

我々はご存知のように、もともとカタログでオフィスに必要な物を届けるという、最初はオフィスだったものが、だんだんあらゆる仕事場ということでお水やカーディーラーで使われるお菓子や紙コップなど、オフィス用品以外のところでどんどん広がって、いまでは病院で必要な医療機材から工場で必要なものまでBtoBは広がっていて、現在も圧倒的なナンバー1なんです。だからこれで磐石じゃないかと思われるところがあったのですが、ちょうど創業して20年なんですが、次の20年、我々は生き残っていけるかと考えるとそれはないだろうと。

そうするとこの中でどう生き残っていくか勝ち残っていくかというのが、我々の大きな経営テーマだったんです。97年から我々はインターネットをやって、様々なチャレンジをやったり、当時から個人向けにも小さな道は作っていたんです。まず自社でやってみる。それから外部の会社と提携でやってみる、ということをやっていたのですが、どうしても自分たちの軸足から脱しきれない、抜けられない。これは思い切って変わるべきだということで、ヤフー株式会社と資本業務提携をして、軸足を移してこの次の20年はEC企業として生きていこうという決断をしたというのが、いまのLOHACOのスタートの前になります。

我々がやったのはLOHACOというのですが、スマホを含めてこういう端末が出てくることによってECというのは日常買いになるだろう。日常使いのECは何か、ということを考えてLOHACOというものを作りました。Lots of Happy Communities、家庭や家族、親子や地域、大きく言えば日本、地球、たくさんのコミュニティを、ハッピーにしたい。最初は個人の方をハッピーにしたいなという思いでスタートしたんですが、特に意識したのは働く女性だったんです。特にお子さんがいらっしゃって、働いていると会社の帰りに保育園に迎えに行って、帰って夕食を支度してご飯を食べさせてお風呂に入れていると、本当に自分の時間がない。その中で、買い物で決まったもの、水や重たいものを買って帰るのはECでいいよねと。

アスクルはもともと今日頼んだら明日届くからアスクルだったんですが、家庭の方々に便利なように 今日朝10時までに頼むと夕方6時以降に宅急便で、時間指定でお届けする。こういうサービスを作り上げることによって、日用品のECが可能になってくるし、働く女性にとって少しでもお役に立てればいいなと思ってスタートしました。

【齋藤】

私の秘書も主婦なんですが、彼女も使っていて、いつでも頼んでいると言っていました。

【岩田】

嬉しいです。よろしくお伝えください。

【齋藤】

LOHACOを2年ぐらい前にお始めになって、最初は少し苦戦されたと思うのですが、最近は社長の思った通りにいっていますか。

【岩田】

実際には丸1年なんです。毎月前月比10%以上の成長で、アスクルが成長した時以上のカーブで1年目立ち上がって今期は100億円を超える。前期は6ヶ月で20億円だったんですが、今年は100億円以上の約束した数字をクリアできるという成長にいま入っていますので、おもしろいですよね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 岩田 彰一郎
役職 代表取締役社長 兼 CEO
生年月日 1950/8/14

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