株式会社RS Technologies 震災から復活し、急成長へ繋がった決断と世界展開の一手 株式会社RS Technologies 代表取締役社長 方 永義  (2018年4月取材)

Vol.2 RS Technologies誕生秘話

インタビュー内容

―RS Technologies誕生秘話―

【ナレーター】

大学院を卒業後、方は中国の友人と共に起業。もともとは中古機器の販売を行っていたのだが、どのような経緯で現在の事業に転嫁したのか。

【方】

永輝商事という会社を起業し、中古、リサイクルの事業を中心としてグローバル的な展開をしていました。その一環でIntelという会社と業務関係になりました。シリコンウェーハですね。不要になったというか、再生できないシリコンウェーハを廃棄物としてIntelさん処理しないといけないということで、廃棄物となったものを永輝商事がリサイクルという大きな意味合いで買い取りをさせていただくというようなビジネスがありまして、そこでご縁がありました。

ラサ工業様が、平成22年の時にこの事業を切り出して撤退するということを発表した時に、当然我々もリサイクルの会社として、機械設備とか工場のインフラを買い取りして転売するというようなことを想定しました。そして、全体で手を挙げさせていただき、事業承継ではなく、機械設備の買い取りをさせていただこうということで、コンタクトをしました。最初はそういうつもりで行ったんです。ところが、通っているうちにラサ工業様も一部上場の会社でありますし、当時500数十名の方が就職していた企業でもあったので、撤退したら今度は新しい雇用先が生まれない限り失業者があふれるだろうということもあって、撤退ではなく、事業承継できる先を探そうと、途中で方向性が変わったわけですね。話が変わるうちに、僕らもこの事業について真剣に勉強し始めて、なかなか良いじゃないかということで、ラサ工業様と合意できたというような経緯でございます。

【ナレーター】

東証一部上場企業の一事業を承継し、2010年、半導体製造の要となるシリコンウェーハの再生事業を主とする、株式会社RS Technologiesを設立。日本での設立となったが、方が注目したのは日本の市場のみではなく、全世界だった。

【方】

ラサ工業が、日本ではもう競争力がないだろうというような、リサイクル、リクレイムの事業を切り出そうとしていたので、だったら隣の中国はどうなのだろうとか、自然にそういう考えになりました。僕は、一般の日本人と違った世界観を持っていますので、中国出身という、別の世界を知っているという余裕がありました。もう1つ大きな意味でいうと、僕は、経営上における要素は2つあると考えておりまして、1つは当然営業という部分で、もう1つはやはり管理ですね。数字的な管理です。運良くその時僕にとって運命のパートナーとの出会いがありました。当然、最初に一緒に創業したパートナーがいて、その後、数字にものすごく強い男と出会えました。色々な意味で僕が描いていたものを数字化してくれるような感じです。「これだったら間違いないよね」「3年、5年、10年、20年先はこうなっている」というのを、僕が想像したものを数字化してくれました。この2つ目の要素は大きいですよね。仮に今現在、まだ成功していなくても、赤字の会社になったとしても、どこかで必ず成功できるなと僕は思っています。


経営者プロフィール

氏名 方 永義
役職 代表取締役社長
生年月日 1970年10月13日
座右の銘 成功への近道は、「努力+努力+努力」
尊敬する人物 稲盛和夫

会社概要

社名 株式会社RS Technologies
本社所在地 東京都品川区大井1-47-1 NTビル 12F
設立 2010
業種分類 金属製品
代表者名 方 永義
従業員数 1215 名
WEBサイト https://www.rs-tec.jp/index.html
事業概要 電子材料、電子機器部品、通信機器部品材料の製造、加工、再生、販売 太陽光発電事業。中古半導体設備の買取及び販売事業。 半導体材料・パーツの販売。半導体シリコンウェーハ製造の技術コンサルティング
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