株式会社 RS Technologies ~世界トップシェアのウェハー再生事業を手がける急成長企業~

海外展開における同社の強み

株式会社 RS Technologies 代表取締役 方 永義 (2016年10月取材)

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―海外展開における同社の強み―

【方】

私どものRS Technologiesという会社はラサ工業様から頂いたDNAもありまして、非常に技術的に高い会社です。シリコンウェハーの再生をしております。そのサービスの内容につきましては、皆様はあまりご存知の方は少ないと思いますが、携帯をお持ちかと思いますが、携帯の中にたくさんのICチップが付かれています。そのICチップの素材となるシリコンウェハーが存在します。そのシリコンウェハーを再生するというビジネスをしております。じゃあどうしてそういうビジネスが必要かと言うと、製品を作るために700工程くらいの工程が必要になりますので、その工程をチェックするためにモニターウェハーを使うんですね。そのモニターウェハーを1回使うと本来は廃棄されることになります。

もともと我々はリサイクルの業界にいたので、ラサ工業さんも同じ気持ちで、もったいないじゃないかという気持ちで、この廃棄されるシリコンウェハーを再生出来ないのかということで、約30年前から、ラサ工業さんがアメリカから技術を買って来て、日本で一番最初にやった会社でございます。そのビジネスを5年前に我々が承継という形でやらせて頂いておりますが、廃棄されるウェハーを我々の方で受け取って、精密加工をいたしまして、新品と全く同じ状態に戻して、またお客様に戻して同じ用途で使って頂くということで、早く言えばシャツの洗濯屋さんと同じような仕事でございます。

グローバル的な展開が出来たことも1つの大きな強みです。この業界の弱い部分はどうしてもあるお客様に依存せざるを得ないという側面があります。我々はあるお客さんとかある地域とかではなくグローバルな展開をずっとこの5年間はやってきまして、世界中のデバイスメーカーさんとすごく良い関係を構築出来ている点は1つ大きな強みです。

もう1つの強みは、もともとラサ工業さんはケミカルな会社でございますので、この再生事業に使う薬液とかケミカル品が必要になります。そういう意味でラサ工業さんは強かったんです。独自に開発した技術をそのまま継承しまして、この5年間でさらにバージョンアップしまして、どこからも追従されないような。例えばシリコンウェハーの表面にたくさんの膜が付いているんですね。その膜、品種的に言うと数十品種になります。その数十品種の膜を全部剥離出来るような技術は他社さんは持っていないので、当社はそういう意味ではケミカルを使って剥離するという技術を持っておりますので、技術的な部分も強いのかなと思っております。

やはりこのビジネスはもともと日本を中心としたような環境があったんですね。今日本はどんどん半導体から撤退される企業が多いので、台湾とか韓国とか、これから特に中国に移していくような時代が来ますので、我々としてはこの5年間、いろんな意味で努力して中国に進出して、中国のデバイスメーカー等の関係も非常に良い関係が構築出来て。我々は本当に今まで培ってきたノウハウや人脈を使って、中国市場の中である程度のシェアを取っていきたいと思っていますので、このシリコンウェハーの再生事業の他にやはり半導体関連の事業を中国マーケットで大きなシェアを取って、更に会社を発展させたいと思っております。

ファンドを実は作っておりまして、下町ファンドというファンドでございますが、まだ小さなファンドですが、このファンドを活かして、日本のものづくりの会社にこれから投資をして、我々のノウハウを提供し海外と上手くマッチングさせたいというような感じでやっていきたいと思いますので、ものづくりの世界で我々のノウハウ等、良いインターフェースになって人口の多きところに我々の技術を紹介していきたいと思っております。

社長プロフィール

President's profile
氏名 方 永義
役職 代表取締役

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