株式会社NATTY SWANKY(ナッティースワンキー) 餃子居酒屋ブームの火付け役！『肉汁餃子のダンダダン』快進撃の秘密 株式会社NATTY SWANKY(ナッティースワンキー) 代表取締役社長 井石 裕二　 (2020年9月取材)

【ナレーター】
2020年6月に、より多くの顧客に『肉汁焼餃子』を食べてもらいたいという思いから『肉汁餃子のダンダダン』へと屋号を変更。その看板商品である肉汁焼餃子の特徴に迫った。

【井石】
『肉汁焼餃子』という看板商品は、ほとんどのお客様が頼んでいただける名物メニューなんですけれど、その商品が本当に一番の武器だなと思っています。

僕も未だに週2、3回は必ず食べているくらい大好きな、美味しい餃子だと自分なりに思ってます。

後は、中華料理屋とかごはん屋さんではなく、ちゃんと、他のおつまみも結構こだわってる商品がいっぱいあって、それを食べながら居酒屋として使えるというのがうちの特徴ですかね。

【ナレーター】
もうひとつの特徴として、顧客層に女性が多いことを挙げた井石。その要因について、次のように分析する。

【井石】
女性も餃子は好きだと思うんですけれど、なかなか餃子を食べるシーンってそんなないんじゃないかなって思っているんですよね。

『肉汁餃子のダンダダン』を出す前も、他の業態で店頭に立っていた時に、お客様に「餃子好きですか？」と聞いていたのですが、ほとんどの方が餃子は好きですと言うんですよね。

では、どこで食べているのかを聞くと、皆「うーん」と首をかしげる。そういえば最近食べてないなとか家で食べたとか。ここ最近は冷凍餃子もすごく発達して美味しくなって、気軽に食べれるようになりましたけれど、当時はそこまでメジャーじゃなかったんです。

ラーメン屋で、なかなかラーメンを食べて餃子も食べるというのは、女性としてはしんどいじゃないですか、お腹もいっぱいになってしまいますし。ですので、餃子食べながらビールやハイボールを飲む、うちのお店はけっこう使いやすいのかなと思いますけどね。

【ナレーター】
飲食店で大事なのは人が輝いていることだと井石は語る。ナッティースワンキー流の人材育成とは。

【井石】
弊社の中では、「本当にやるべきことをいかにシンプルにするか」というのを考えていて。

いろいろサービス業のテクニックなどはすごくたくさんあって、そういうのを研究している人はたくさんいるんですけれど、そういう難しいことをいろいろ言っても、5～10人のスタッフだったら良いかもしれませんが、1000人、2000人になったらもう、伝わらないですよね。

弊社の従業員数が10～20人ぐらいの時に、スタッフが1000人、2000人になっても皆がちゃんとやりきれることだけをしっかり徹底していこうと話し合いました。

その中でも特にも挨拶や声出し、そういうことは誰にでもできるけども、なかなか徹底することは難しい。そういうことを徹底してちゃんとやれば、他のお店よりもお客様に支持されるのではないかと思い、そこは結構力を入れてやってきました。

「5つの心」というのがあって、それは普段から使っています。向上心、好奇心、探求心、自立心、忠誠心というのがあるんですが、それぞれ一つひとつ注釈がありまして。

例えば好奇心だったら、「何人や何事にも関心を持ち、新しいことを発見する」というものになります。仕事をする中でちょっと認識がずれていたら、「好奇心、ちょっと足りなくない？」というような、そういうことを常に言っていますね。

【ナレーター】
井石が見据える今後の展望と、ナッティースワンキーの未来像とは。

【井石】
店舗数で言うと出店余地から計算して国内で約400店舗の出店を考えています。

僕たちがいつも言っているのは「今年は去年の自分たちを超えよう」というものです。来年は、今年の自分たちを超えようと。そのまま毎年毎年の積み重ねが自分たちと会社の成長につながってくんだろうなと思っています。

ですので、何年後に何店舗出店するというような目標は公言してないですね。

飲食店は、関わる人がすごく多い職業で、お客様はもちろんスタッフも多いですし、業者様も、野菜の業者様からお酒の業者様、レジの業者様から厨房機器まで、いろいろな人が関わっている業種だと思うんですよ。

やっぱりそういう人たちに支えられて、僕たちは生きているので。関わる人たちが、「弊社と関係を持って良かった」と思えるような、そんな会社にしていければいいなと思っています。

【視聴者へのメッセージ】
【井石】
ほぼ全てのお客様が頼んでいただける『肉汁焼餃子』という商品が、何もつけないで食べられるジューシーな手包み餃子なので、この餃子は食べたことがない人は、是非一度お店に足を運んでいただいて食べていただければと思っています。