【ナレーター】
「自社の使命は、もっと楽しく、もっと快適に、もっと便利な商品を開発することだ」と語る林。その実現に向けた取り組みについて、次のように説明する。
【林】
ペットとの触れ合いは、とても大事なことだと思っています。そのため、癒しグッズを開発したり、ワンちゃん、猫ちゃんがもっとおいしくご飯を食べられるような商品を考えたりしています。
たとえば、デンタルケアに関して慣れているワンちゃんには歯ブラシを使ってもらい、慣れてないワンちゃんには、おやつやおもちゃなどを介して、飼い主さんと楽しく触れ合いながらできる方法を提案しています。
その他にも、できる限り添加物を使わない、安心安全なペットフードの開発なども行っています。
ペットのための商品自体はたくさんありますが、もっと考えるべきことはたくさんあります。我々がなすべき仕事もそこにあると考え、事業を推進しています。
【ナレーター】
2021年12月、誰もが活躍できる会社の第一歩として、障がい者を雇用する農園『ドギーマンファーム』を開園したドギーマンハヤシ。
収穫した野菜を届ける配布会を開催し、そこで集めた寄付金を、世界規模で起こっている食の不均衡解消をミッションとした「TABLE FOR TWO 活動」に活用する。
これに加え、今後は商品の海外展開を拡大する方針だという。
【林】
今、当社の海外事業の中心はアジアですので、これからは欧米に向けてさらに事業を拡大していきたいという思いがあります。
当社が開発した商品は、日本のペットとの生活をベースに開発した商品ですので、それが全世界に通用するかどうかはまだわかりません。そのため、それぞれの国に適合するように変化させていくという開発が必要になってくると思います。
実際に中国ではそういう形で事業展開をしています。中国でオリジナルに開発した商品が売れていますし、中国で開発したアイディアを日本に持ってきて日本で発売するという取り組みも始めています。
【ナレーター】
求める人材像について林は次のように語る。
【林】
当社は現在の会長が創業した会社です。そのため、これまでは会長ひとりの判断や決断で物事を進めていくことができました。
しかし今後は、会長以外の役員、従業員の判断やリーダーシップが必要になってくると思っています。また、それらを発揮するときに必要なのが、判断力や決断力、実行力や責任感だと思います。
当社としても、いろいろな場面で経験を積み失敗もして、そういう能力を高めていくような従業員を育成していきたいと考えています。
「こういうことは誰にも負けません」「こういうことはしゃべりだしたら1時間でもしゃべれます」ということは、よっぽど熱意を持って仕事してきていないと語れないことだと思うんです。
ですから、そういう考えを持っていたり、そういう経験をしてきたりした方には、ぜひ当社に参加してほしいと思っています。
-大事にしている言葉-
【林】
当社には『中小企業精神』という言葉があります。自ら考え、自ら行動し、自ら責任を取るという意味の言葉です。
自分で現場に行き、自分で人と会い、自分で判断する。自分で行動し、人任せにしない。
他責にせず、原因が自分にあると考え、なぜ失敗したのか。どうすればうまくいくのかということを常に頭に入れて、どういうことをして、自分がどう変われば成功するのかということを常に考えていきたいと思っていますし、それを少しでも従業員と共有したいと思っています。