ハナマルキ株式会社 『液体塩こうじ』を“グローバルな発酵調味料に”。ハナマルキ4代目社長が描く未来像 ハナマルキ株式会社 代表取締役社長 花岡 周一郎  (2023年2月取材)

インタビュー内容

【ナレーター】
そして、2022年8月に代表取締役社長に就任。当時の心境について、次のように振り返る。

【花岡】
幼いころから、祖父母や父に、いろいろな仕事の話を話してもらう機会が多かったのですが、いろいろなことに挑戦してきたという話が非常に多くてですね。

もちろん、苦労の話も多いのですが、いろいろなことに苦労してでも挑戦してきたことが、このハナマルキという会社を104年間続けてこられた要因なのかな、と私自身感じました。

この「挑戦する」というハナマルキのカルチャーは、私の代になっても、決してその灯を消してはいけないと思いました。

これを会社の皆さんに伝えていくのも、新しい社長の役目なのかなということで、行動指針を作って、社員に対してことあるごとに語りかけていこうと、社長に就任したときに考えました。

【ナレーター】
塩こうじや味噌といった日本の伝統ある食文化を世界に普及していくために、花岡が大事にしていることとは。

【花岡】
コミュニケーションをたくさん取っていこうと考えておりまして、現在社内でワンオンワンのミーティングを一人一人やっております。

このようなコミュニケーションを、社内でも社外でも、国内でも国外でも、たくさん取っていくということを大切にしていきたいなと考えております。

【ナレーター】
今後は『液体塩こうじ』を軸に、グローバル展開を加速させていきたいと語る花岡。その胸中に迫った。

【花岡】
弊社は味噌の会社として、100年以上にわたって事業活動をしておりましたが、10年前から発売した塩こうじ、これはですね、「海を渡る食の産業革命になる」と先代のときから言っておりますので、私はぜひ実現したいなと思っております。

これから、タイや中国だけではなくて、ヨーロッパやアメリカにも市場を開拓していきたい。市場を開拓する際に三つのことを大事にしようと考えております。プロモーション、アプリケーション、そして商品開発ですね。

その土地に合ったプロモーション、アプリケーション、商品開発をすることで、この塩こうじという日本古来の調味料を世界に発信していきたいと考えております。

【ナレーター】
求める人材像について、花岡は次のように語る。

【花岡】
熱い想いを持った人に弊社に入ってきていただきたいと考えております。スキルや知識というのは入社してからいくらでも身につけることができますので、まずは「想い」が大事かなと私自身は考えています。

■大事にしている言葉

【花岡】
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」という山本五十六の言葉を大切にしております。

私が早稲田大学の大学院時代に指導を受けておりました寺本義也という教授が、リーダーは常に先頭に立つべきだという話をされておりまして、私自身、この言葉を胸に行動し、実践するように心がけております。

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経営者プロフィール

氏名 花岡 周一郎
役職 代表取締役社長
生年月日 1982年2月2日
出身地 東京都
座右の銘 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
略歴
2004年:青山学院大学 法学部卒業
2010年:早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了
2004年:ハナマルキ株式会社
2006年:取締役就任
2015年:常務取締役就任
2017年:専務取締役就任
2020年:代表取締役専務就任
2022年:代表取締役社長就任

会社概要

社名 ハナマルキ株式会社
本社所在地 長野県伊那市西箕輪2701
設立 1918
業種分類 食料品・飲料・たばこ・飼料製造業
代表者名 花岡 周一郎
従業員数 290名
WEBサイト https://www.hanamaruki.co.jp/
事業概要 味噌醸造販売および加工食品製造販売
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