株式会社ツバキ・ナカシマ 海外売上高比率8割超。自動車から人工衛星まで、幅広い分野の製品を支えるプライム上場企業 株式会社ツバキ・ナカシマ 代表執行役社長CEO 松山 達  (2024年11月取材)

インタビュー内容

【ナレーター】
今後さらなる成長を遂げるために、7つの柱を強化していきたいと語る松山。思い描くツバキ・ナカシマの未来像とは。

【松山】
1つが価格の最適化です。会社として、価値に基づいた適正な価格設定が十分にできていなかったため、改善していきたいと考えています。

次に、いくつかある成長のイニシアチブを当社が握りたいと思っています。メインのボール事業はもちろん、EV向けのセラミックボールといった新しい技術が登場しているので、そういった分野をしっかり押さえていくことが重要です。

それから購買コストを削減していきたい。グローバル規模でのコスト最適化が十分にできていなかったため、これをしっかり進めていきます。

4つ目は、生産拠点の最適化。世界各地に工場がある中で、生産コストの競争力を考慮しながら、最適な工場で製造し、お客様に提供する体制を、グローバルに整えていきます。

それから5つ目が生産プロセスをシンプルにしていくということ。自動化やデジタル化を進め、生産効率を高めることで、コストを削減していきます。

6つ目は財務の最適化。在庫、売掛・買掛を適正化し、キャッシュフローを改善することに取り組みます。

7つ目は組織と企業文化の強化です。経営陣をはじめリーダー層の強化、組織のデザインの最適化、企業文化の熟成を進め、強い組織を作り上げます。

この7つの課題について、今後3年から5年をかけて取り組んでいく考えです。

僕がよく話すのは、人間の本質はやはり、心と魂にあるということです。心や魂がワクワクするか、嬉しいと感じるか、楽しいと思えるか、そういうことが人間にとって最も大切なことだと思うんです。

たとえば子供がクリスマスの朝、クリスマスプレゼントの箱を早く開けたくて、ワクワクして目を覚ます。

そのように従業員が、心からワクワクできる、楽しいと思える環境をつくれたら、企業としてのパフォーマンスって、多分桁違いに向上するのだと思うんです。それこそが、僕のやりたいことの根本にあるんです。

【ナレーター】
求める人材像について、松山は次のように語る。


【松山】
チャレンジが好きで、チャレンジをしていく中で成長し、学び続けられる人を求めています。その結果、何かを成し遂げたり、お客様に価値を提供したり、社会にポジティブなインパクトを生み出したりできる、そういう姿勢を持つ人です。

たとえば、自動車や機械、製造プロセス、エンジニアリングが大好きな人。工場では製造プロセスや、機械の改善に取り組む機会も多く、そうした分野に興味がある人にとっては、ひじょうにやりがいのあり、成長できる場所です。

また、組織をどのように運営し、チームをどう設計していくかといった、人や組織に強い関心がある人にとっても、大いに活躍する場があります。

さらに、当社はグローバルな環境で働ける点も大きな魅力です。日本の会社でありながら、日本の売上・従業員は2割に過ぎず、8割は海外。日常的にグローバルな環境で仕事をする機会があります。

さまざまな分野に興味を持ち、好きという気持ちを持って挑戦する人にとって、魅力を提供できる会社であると考えています。

■大切にしている言葉

【松山】
「Follow Your Highest Excitement and Highest Joy」つまり、自分の心や魂が最も震えるもの、最もワクワク、楽しく、嬉しいと感じられるものを、常に心の声を聞いて、それを追い続けなさいという……。自分にとってすごく大事な言葉であり、生き方の指針になっています。

また、自分が関わる組織の人たちにも、この考え方を大切にしてほしいと強く願っています。

だからそれが自分にとってすごく本質的で大事な言葉ですね。

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経営者プロフィール

氏名 松山 達
役職 代表執行役社長CEO
生年月日 1979年1月24日
出身地 福岡県
座右の銘 Enjoy life. Follow your highest excitement and highest joy. Get out of your comfort zone. Go within and listen to your heart. We are all one.
愛読書 マインドセット(キャロル・ドゥエック)
運命を拓く(中村天風)
アミ小さな宇宙人(エンリケ・バリオス)
尊敬する人物 森羅万象、全ての人々、全ての存在
略歴
2001年東京大学法学部卒業後、ボストンコンサルティンググループに入社、日本国内の事業会社における幅広い経営課題に取り組む。
2009年にデュポン米国本社に入社、幹部育成プログラムを経て、エレクトロニクスや自動車産業分野での子会社や事業部にて事業経営/事業再建を行う。
2017年にプライベートエクイティファンドKKRに入社、日本、米国の投資先企業の企業変革/価値向上をリードする。
2021年に、ボストンコンサルティンググループに再度入社、米国企業の企業変革担当役員に就任。
2024年5月に当社入社、7月に代表執行役社長CEOに就任。

会社概要

社名 株式会社ツバキ・ナカシマ
本社所在地 大阪府大阪市中央区本町4丁目2番12号 野村不動産御堂筋本町ビル5階
設立 1936
業種分類 機械器具製造業
代表者名 松山 達
従業員数 2,776名(2024年12月31日現在)
WEBサイト https://www.tsubaki-nakashima.com/jp/
事業概要 軸受用鋼球、セラミック球、超硬合金球、ガラスボール、プラスチック球、カーボン鋼球などの各種産業用精密ボール、円錐ころ、円筒ころ、球面ころなどの軸受用及び各種産業用精密ローラー、医療用器具及び衛生用器具、ボールねじ及び送風機等のリニア製品の製造販売
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