part.1 2人の意外な共通点と目標設定の重要性

社長対談 第4回のゲストは、様々なリゾート地の再生を成功させ、日本に新たなリゾートの概念を生み出した“観光業界のカリスマ”星野リゾートの星野 佳路氏と、ライフスタイルブランドの「ショップジャパン」を運営し、『ビリーズブートキャンプ』『ワンダーコア』などのヒット商品を次々と生み出す、株式会社オークローンマーケティングのハリー・A・ヒル氏。
多くの人を感動させる商品・サービスを追求し、大企業へと成長させたお二人が語る経営の極意に迫ります。

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2人の意外な共通点と目標設定の重要性

~コーネル大学での学生生活について~
【星野】
今日はよろしくお願いします。

【ヒル】
よろしくお願いします。

【星野】
コーネル大学で1年、重なっているんですよね。

【ヒル】
1985年に卒業したんです。

【星野】
卒業したんですね。そうすると、学部はどちらで?

【ヒル】
最初は、英文学だったんです。自分の夢は、作家になることだったんですよ。コーネル大学は英文学部が有名だったんですけれど、ただ、色々自分の人生を考えたら、大体有名になる作家は亡くなってから有名になるんですね。

実際に生きているうちも貧乏で非常に苦しいというのと、もうちょっとハッピーな生活がしたいなと思って、途中でアジア学科に変えて、日本語を勉強しました。(自身の写真パネルを見て)これは、私の卒業した時の写真ですね。

【星野】
この写真は広場で撮ったのかな。(自身の写真パネルを見て)これは僕の卒業の時です。

【ヒル】
私よりかっこいいですね。

【星野】
この写真に映っている胸像が、ちょうどこちらの方になってますよね。

【ヒル】
そうですね。これを撮ったのが1985年です。

【星野】
私の写真は1986年です。

【ヒル】
ちょうど1年くらいですね。

【星野】
そうですね。いやぁ、懐かしいですね。

【ヒル】
懐かしいですね。

~趣味・健康に気を使ってやっていることは?~
【ヒル】
星野さんは毎日健康をちゃんと管理していると聞いたんですが。

【星野】
これは僕の趣味のスキーなんですけど、スキーで健康になろうということはあまり考えてないんですよね。健康の方はどちらかというと体重コントロールですね。ですから、1日1食に一応していて、それから、睡眠時間をしっかり確保する。

【ヒル】
睡眠時間は毎日どのくらいですか?

【星野】
7時間を目指してるんです。

【ヒル】
それは(継続して)できていますか?

【星野】
できていない日もたくさんあるんですけど、目標を7時間にしてますからね。それに合わせて一生懸命やっています。それとはちょっと違った意味で、スキーは好きだからやっていまして、年間60日滑走するというのをやっているんです。 

【ヒル】
私が思うのはやっぱり規律が大事だと思うんですよね。ちょうど昨日、うちの若いマネージャーと研修をやったんですけれども、やはり彼らからバランスなどはどういうふうに取るんですかという(話が出た)のと、今星野さんが私と同じように、ある程度目標をつくって、1日1日の目標、仕事の目標、健康管理の目標、家族との交流目標、友達の目標。これらを毎日守ることは無理。しかし、ほぼ守るように意識してやると、結局バランスが取れるんですよね。

【星野】
意識するのは大事ですよね。

ヒルさんがキックボクサーというのは有名ですよね。

【ヒル】
いや、有名ではないですよ(笑)。

【星野】
これはいつ頃から始められたんですか?

【ヒル】
元々日本に来たきっかけは少林寺拳法だったんですが、なかなか最近、夜は忙しくて普通に道場に行くのは難しくなっていますから、10年前から友達がキックボクシングのジムをやっていて、私の時間にあわせてトレーニングをやらせてもらっています。ですから週3回はちゃんと行って、やっている以上はリング(試合)に出ないとダメだと思って、(キックボクシングの試合の写真を見ながら)こういうふうにやっています。

【星野】
やってるうちにリング(試合)に出たくなってくるんでしょうね。

【ヒル】
60日スキーをして、何かレースとか出るんですか?

【星野】
僕はレースは出ないんですけれども、60日滑ることが大事だと思っていて。世界中にものすごい数のスキー場があるんですよ。ですので、僕にとっては(スキーは)旅なんですね。色々なところににできるだけ数多く行こうと思っているんですけどね。

ですので、年間60日というのは中々、もっともっと行きたいと思ってはいるんですけれど、一生滑っても行けるところは少ないので。仕事は全部色々な人にどんどん譲っていっていまして、スキーの日を増やしたいと思っています。

星野リゾート 代表 星野 佳路

30ヶ所以上でホテル、リゾート施設を運営。困難だと言われていたリゾート地の再生を次々と成功させる“観光業界のカリスマ”。
星野氏は慶應義塾大学卒業後、米国コーネル大学ホテル経営大学院へ入学。1989年に星野温泉(現星野リゾート)へ入社。約半年後にシティバンク銀行へ転職し、リゾートやホテル事業の債権回収業務などを担当。1991年に星野温泉(現星野リゾート)に再入社、代表取締役社長に就任。2001年に初めてリゾートの再生案件を受け、2004年に黒字化に成功。その後も困難だと言われていたリゾート地の再生を次々と成功させる。

株式会社オークローンマーケティング(ショップジャパン) 代表取締役社長 ハリー・A・ヒル

ライフスタイルブランド「ショップジャパン」を運営。『ビリーズブートキャンプ』『ワンダーコア』等のヒット商品を次々と生み出す。
ヒル氏は、米国コーネル大学文学部を卒業後、来日。その後、米国へ帰国し証券会社へ就職するも、日本での成功を目指し再来日。1999年にオークローンマーケティングに入社。コールセンター統括を経て、2006年に代表取締役社長に就任。ヒット商品からロングセラーへ育てることで、安定したブランドを確立したことにより、社長就任後6年間で3倍の売上規模にまで成長させた。

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