Vol.4 キャリア
キャリア(全員に活躍の場を)
【梶本】
今の若い人たちはみんな当社に入ってくる時点で、自分がどういうふうに成長していきたいかという、その思いは大体ご自信で持っていますよね。
だから逆にそれぞれの人たちが、どういう思いを持って当社に来てくれているのかという、そこのところを間違わないようにしないといけないですね。例えば、臨床試験のマネージメントの部分で、スキルアップしたいという思いを持っている人には、その仕事を与えて、そこでちゃんと経験を積めるようにしないといけないし、そうではなくて、新規ビジネスで、自分自身がそういう経験を積んで、場合によっては当社を出て、次は自分で会社を創るとか、別の会社で活躍する場を求めるとか、そういう思いをもちろん持っていらっしゃる方も多い。
そういう方はむしろ非常にやる気があるわけなので、当社としては歓迎なので、そういう人たちにちゃんとそれなりのポジション、それなりの仕事を与えるという、そこが全体のプロダクティビティを最大限にするためには、いちばん大事なんだろうと思います。
こちらから押し付けて、「お前はこれ得意そうだからこれ伸ばしていけばいいよ」と、アドバイスすることはあっても、押しつけることは絶対にしないですね。そこが大事じゃないかなと。
今の若い人というのは、本当に自分のスキルアップというのを真剣に考えていますので、そこのところを伸ばしてあげられるような場所を提供するというのが、経営者の務めなのではないかなと思いますけどね。
【梶本】
自分が今所属している、自分が今責任を持っている部署で、これのさらにもう1つ上の部署。
当社でいうと各部の部長は恐らくそういう気持ちで仕事を進めてくれれば、他の部署ともうまくいくし、究極的には会社全体の利益になる。私の立場でいうと、もちろん私は、会社あるいは株主に対して責任があるわけで、社員に対しても責任があるわけですけれど、やはり会社のことばかり考えていると、これはひょっとしたら社会に対して何か逆に害を及ぼすような事を会社として事業としてやってしまう可能性があるので、そうではなくて、私は会社を代表する立場だから、もう少し広く、自分の属しているもの。
医療業界全体ですね、こういうものに、今自分たちがやっていることはどういう影響があるのかというね、そこのところを常に考えて進めていく。そうすれば、恐らく間違った選択はしないだろうし、だから、自分が属しているところのそのもう1つ上のところまで考える。そういう立場になるというね。そういう部分というのは大事なんじゃないかなという話は、社員にはしますけどね。
【梶本】
医療機関のパネルを作る上で、やはりドクターに信頼してもらえるような形で、話が出来る人ですね。MRの経験者の方も今、当初に何人かいてくれていますけども、そういう方というのが一つは非常に今必要とされているところだと思いますね。もちろんMRの経験がなくても、実際に今自分のやっていることを正しく理解して、そのメリット、デメリットを含めて、ちゃんと正しく説明できるという、そういう説明能力のある人というのかな。そういう人が、やはりどんな事業もそうだと思いますけれども、特に当社の事業では必要かなと思いますね。
経営者プロフィール
氏名 | 梶本 佳孝 |
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役職 | 元代表取締役・CEO |
生年月日 | 1960年2月27日 |
出身校 | 大阪大学 |
尊敬する人物 | アインシュタイン |
会社概要
社名 | 株式会社総医研ホールディングス |
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本社所在地 | 大阪府豊中市新千里東町1丁目4番2号 千里ライフサイエンスセンター13階 |
設立 | 2001 |
業種分類 | サービス業 |
代表者名 |
梶本 佳孝
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従業員数 | 100名 |
WEBサイト | http://www.soiken.com |
事業概要 | 食品等の機能性・安全性等に関する臨床評価試験とバイオマーカー開発事業を行う。 |