Vol.5 プライベート
事業(新しいコンセプトで、社名の由来、PALTEKの強み)
【高橋】
半導体のビジネスをしています。大きくいうと2つ、標準的に出来上がっている半導体と、それから、それぞれのお客様の要求に合わせて作るカスタムメイドの半導体と両方あります。
若干歴史的な話をすると、1945年に戦争が終わったあと、日本が非常に家電で世間を席巻してしまった。それで、負けたときにそこにいた国外のエンジニアの人たちが、日本では作れないようなものを作ろうと考えだした。考えたとき、日本で作れないようなものは、より高付加価値な多品種・少量のものだと、例えば洋服で言うと、イージーオーダーの洋服に近いようなコンセプトの半導体を作ろうという人たちがアメリカに出てきた、十把一絡げではなくて、多様な価値観を(各々に)多様な価値観を認めるべきだというのと、当然だけれども、買うお客様が多様になるので、作る商品も多様にならなければいけない。丁度それに合うような半導体のコンセプトが、アメリカに出てきたのですね。
【高橋】
アメリカのあるエンジニアたちが、次の時代のために、こうあるべきだといい始めた半導体のコンセプトがあったのに、出会ったのが20代の後半の30前後のあるとき、これが当社の会社の社名の(由来の)1つです。パルというのはPALというんですけれど、ちょっと専門用語なんですけれど、「programmable array logic」で、テックというのは「テクノロジー」というドイツ語、「あ、これだ」と思ってスタートしました。ですから運よく自分の思いを実現するような、半導体に出会えたというのがスタートした理由ですね。
【高橋】
当社の株式市場での、分類は半導体商社という「商社」という名前が付いているのですが、商社というとコーヒーを右から左に売っているような、半導体でいうと半導体を右から左へ売っているような、言葉のニュアンスがあるんだけれども、実際としては当社の中で一番多いのはエンジニアなんですね。半導体の中身をあるところは、お客様以上に理解して、お客様が一番勝てるような使い方を、お手伝いするというのが仕事です。
ですから当社の一般的に、半導体商社と呼ばれている中でも、同業他社と少し違うところは、さきほどいったような意味でやってるようなものですから、エンジニアの割合が他よりも多いというところが、かなり大きな違うの1つかなと思っています。
経営者プロフィール
氏名 | 高橋 忠仁 |
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役職 | 元代表取締役会長 |
生年月日 | 1948年10月24日 |
出身地 | 鹿児島県 |
尊敬する人物 | 西郷 隆盛、伊能 忠敬、松尾 芭蕉、二宮 尊徳 |
会社概要
社名 | 株式会社PALTEK |
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本社所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12 新横浜スクエアビル |
設立 | 1982 |
業種分類 | 卸売業 |
代表者名 |
高橋 忠仁
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従業員数 | 255名(2024年3月31日時点) |
WEBサイト | http://www.paltek.co.jp/ |
事業概要 | 半導体および関連製品販売事業、デザインサービス事業、スマートエネルギー事業 |