Vol.2 価値観
価値観(KeyWordは「便利なもの」を創る)
【佐藤】
ITという道具で便利な世の中を創ろうと自分たちは一生懸命そこをやる会社でありたい。集団でありたい。
(便利な世の中に貢献するには)もうちょっとだね。だから今、次のプロジェクトにやっていこうとしているのは、USBメモリー、これをPCに入れるだけで起動がかかって、いろんなソフトが動き出す構造になっている。PCとUSBメモリーの関係を逆にして、こちらのPCに持っていきたい。USBのバックアップがPCになる。例えば、こんなもの普及させていきたいですね。もっといろいろな便利なものをやっていきたい。乗換案内は本当にスタート地点で、もうちょっと便利でそんな事が出来ればなという。
PCを流行らせていきたかったのは、どこでもパソコンを使える、便利な時代を創りたかった。最近、個人情報で行き過ぎになっているところはあるけれど、テクニカルな解決はまた別の解決が出来て来る。だから、極論しても会社の仕事は、会社でやるとしてもしょうがないにしても、自分の事だけでもこれでやれたなら便利じゃないですか。そういう事を認めた会社の生産性が、高くなって、勝っていくと思いますよ。流れはどうあれ、便利なものが勝っていくと思いますよ。
【佐藤】
元々、乗換案内を創っていて、全国全域までの時刻表をもっていった時の組織というのは実は、20人程度なんですよ。
今は100人で、上場もしたし、それなりの管理体制も出来てきましたが、コミュニケーションの質が変わって来ました。だんだん人が増えてきたら、いろいろなプロジェクトが走っているじゃないですか、乗換案内にしても、僕は、自分の想いで作ってきた商品でもあるので、全ての事を把握するように努力していますけれど、いろいろな事が社内的に動き出しているわけですよね。
そこでバラバラにならないように、どうコミュニケーションを取るか、それが一番の課題ですね。「全社のベクトル」がきちんとまとまらないと、組織はどこかおかしくなりますので、全体会議で全員に向けて、出来るだけきちんと話す事をやっています。社内でも出来るだけ部署間の連携みたいな事をかなり意図的に始めましたね。だから、組織のシンクロナイズ、そこが今、一番の課題ですね。
昔は全然バラバラの集合体で良いかと思った時期もあるんですよ。ここではみんな、なんで働いているかっていったら、「こんな事やりたい、これ一生懸命やりたい」、自分をもうちょっとインプルーブしたいと思うんですよ。だからみんなそうであったと思うしね。あとはそこを本当に、どうにかして1つのベクトルにあわせないと、競合もだんだん大きくなってきていますので、なかなかやっていけないですよね。
経営者プロフィール
氏名 | 佐藤 俊和 |
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役職 | 代表取締役社長 |
生年月日 | 1949年8月24日 |
出身地 | 福島県 |
出身校 | 東京大学 |
座右の銘 | やがて国に必要とされるときが来る会社を立上げ、社会的にもさほど影響を及ぼさない小さなビジネスのみなのに腐っているとき、先輩に諭された言葉。 |
愛読書 | 薔薇の名前 |
尊敬する人物 | 織田信長独創的な発想と実行力 |
会社概要
社名 | ジョルダン株式会社 |
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本社所在地 | 東京都新宿区新宿2-5-10 |
設立 | 1979 |
業種分類 | 情報通信業 |
代表者名 |
佐藤 俊和
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従業員数 | 連結207名 単体148名(2023年9月30日現在) |
WEBサイト | http://www.jorudan.co.jp/ |
事業概要 | 鉄道等の経路検索・運賃計算ソフトウェア「乗換案内」の製造・販売、ホームページ及び携帯電話での「乗換案内」及び付随サービスの提供、旅行の取扱、その他携帯電話向けコンテンツの提供、及び受託ソフトウェア開発を事業内容とする。 |