ジョルダン株式会社 月間検索回数2億回超を誇る経路探索ソフトを開発・販売。 ジョルダン株式会社 代表取締役社長 佐藤 俊和　 (2012年12月取材)

歴史(ベンチャー企業の仲間と起業へ)

【佐藤】

ある小さなベンチャー企業に入った。僕は東大にいたという事から見ると、非常にユニークなキャリアパスをたどっている。そのベンチャー企業はオフィスコンピューターを造ったという会社、そこで知り合った人たちと一緒に創ったのが、ジョルダン。非常にスキルフルな良い人たちがいっぱいいた。どんどん受託の仕事でまわすようになってきて、「会社を起こそう」と、格好良い企業ではない。

【佐藤】

乗換案内の発想自体は、前の会社にいる時に思いついたもの。最短経路を求めるというアルゴリズムが上手い解き方で解けるということが、研究された時で、ある水の配分システムを受託の仕事で作ったりしていた。これは都市交通網に応用できるのが思い立ったきっかけですね。

会社を創って、10年経って、それで自社商品にいこうと考えるついたのが、ちょうど40歳の時ですかね。商品のトライをやっていきながら、昔、都市交通網で乗換案内という電車の経路検索ソフトを思いついて、私よりも先に実は出た商品があった。僕らが考えてた商品だよね。でも、僕らの考えているイメージというのは、もっとすごいもの、それが何十パーセントかが今の乗換案内で実現できていると思うのですけど、そこからやってみようと思った。もっと時刻表を持って予約ができてというところまで持っていきたいと考えていた。

【佐藤】

そういうところからスタートして、今モバイルの時代になっていくと、携帯電話で検索して、切符まで買えてという時代になってくると思う。

それでもっともっと便利に今度は移動とあわせて、どうこうという事をもってきたかった。移動に関する事はすべて分かっていく、タウンガイドにもなるし、この場に立っていた時に周りにどんな面白い事があるんだろうという事が、現在の視点で分かる。というところまで持っていけると思う。そんな未来像を乗換案内に描いてますね。