三菱地所パークス株式会社(旧株式会社駐車場綜合研究所) 駐車場管理とサブリースサービスを展開。開発段階からコンサルティングで参画する 三菱地所パークス株式会社(旧株式会社駐車場綜合研究所) 元代表取締役会長兼社長執行役員 大嶋 翼　 (2013年6月取材)

プライベート(興味がある事)

【大嶋】

自分の身の回りの事で1番興味があるのは、人間というか、人だと思っているんですよ。大変面白い生き物だと思っているんですね。

それで人に大変興味があって、人を集めて何かをやるという、講演じゃないですけど、イベントですね。まず皆さんに声を掛けていって、こういう事やるんだけど、この指たかってくれないかと。お金もかかるし大変なんですけど、色んな方に知り合えるという意味では、大変勉強になったと言いますか、教育されたというそんな感じですね。

だからそういう中から人の気持ちとかだんだん分かるようになってきて。株式会社とついていますけど、お話する人は人ですから、その方と本当に深い交流を結ぶという事に、役に立っているのかというふうに思いますね。

【大嶋】

こういう指導や本を読むとか、それから先輩の誰かから話を聞く。あるいは指導を受ける、勉強するという意味で、一番僕の大きな軸になったのは、グルジェフという作家というか、教育者、演出家、哲学者、数学者、その方の本ですね。

これは僕の大きな生きる力というか指針になったというのがベースにあって。日本人では本を読んで面白いと思うのは、中村天風ですね。グルジェフの言っている事も、中村天風の言っている事も、根っこの部分では、大変大きな共通項というのがあって、感動を与えると言いますか、そうだとねというのは2人とも共通している。だからあるレベルに達すると、共通しているのかなというふうに思いますけどね。

だからそういうことが交友関係というか、どこか指導を新たに受けたということはないんですけれども、そういう人との影響は大変受けているというふうに言っていいと思いますね。

【大嶋】

京都に行った時なんですけど、多分そこのお坊さんが書いたと思うんですが、汚い木の中に墨でずっと書いてあったわけですよ。

いいなと思って、よしこれだなと思って、毎日我々過ごすじゃないですか、過去を振り返ったりしますよね。消えないんですよ、その事実の過去ですから。自分のやった行動というのは後で消せないから、相当の責任がありますよと。言い訳は色んなこと出来るんですけど、消しゴムはありません。その為には自分で汗をかいて、汗でぐちゃぐちゃになりながら、何かをやるということが重要ですよと。汗まみれになってやりなさいよと、そうすると消しゴムを使わないで済みますねと。

消しゴム無い人生で汗まみれというのは簡単に言うと、運を呼ぶ、おまじないかもしれないね。