三菱地所パークス株式会社(旧株式会社駐車場綜合研究所) 駐車場管理とサブリースサービスを展開。開発段階からコンサルティングで参画する 三菱地所パークス株式会社(旧株式会社駐車場綜合研究所) 元代表取締役会長兼社長執行役員 大嶋 翼　 (2013年6月取材)

事業(タイムレスパーキング)

【大嶋】

事業の展開の方は他社との違いというのは、駐車場のホスピタリティというのは何かという事を追求する事と、後はオペレーションですね。

これは相当変わってきていますからこれも磨き上げる。それからコンサルティングの機能を持っている。という事だと思うんですね。

今大きなテーマはビジョンという意味では、タイムレスパーキングというのを掲げているんですね。料金体系が50年間時間貸し月決めとなっているんですよ。それだけで、事業が成り立つというのは、そうすると今の時代50年前と今は全く違いますから、それでいいのかという事があります。だから料金体系も全く見直さないといけない。それから駐車場のオペレーション、駐車場そのものとの機能の考え方。停まるだけというのは長い時代伝えてて、それだけでいいのかというのがありますね。そうすると少し違うなと、だから時代を越えた駐車場屋さんになろうよと、これが1つ。

【大嶋】

じゃあ時代を越えた何をやるのかという、次のテーマがソーシャルキュービックという。

そのキュービックは何かと言うと、我々駐車場機能も持って、駐車場の中にレンタカーがあって考えると駐車場のスペースで、まだまだ色んな専門家ですね。

例えば技術を持っている方、色んなノウハウを持っている方と一緒にやることによって、駐車場機能というのはずっと膨らむといいますか、そういう事が出来ると思っているんですよ。今ちょうどやっていますけれども、今6つ事業を起こしているんですけど、じゃあそれやりましょうと、駐車場と一緒にってなっているんですね。だから大変具体性のある仕事で、ソーシャルキュービックですから、そのキュービックのメンバーはうちだけではとてもじゃないけど、能力も全く足らない、だから色んな世の中にまだ出ていないものでも欠けてる良い技術とか、物事の考え方とかビジネスモデルであるとか、沢山あるわけですね。

それを1つ1つ組み上げて、何千万種類という組み合わせがあると思うんですけれども、それのいくつかの組み合わせをキュービックの様に、我々が主体性になって、リスクをおって皆さんと一緒にやっていくと。これは大きな夢も含めて取り組んでいる最中ですね。

【大嶋】

最大の営業は現場です。どこかの現場でお客様から、素晴らしいと言われている、いわゆる口コミですね。

口コミ営業が最大の武器だと僕は思っていますね。それ以外に営業マンいますか、どうでしょうかという。これは普通の営業として動きますけれども、そうすると動いた時にお客様はまずどう考えるかと、まず現場を見たいと、言っている事とやってる事本当？というのがありますから、黙って現場を見に行くわけですよ。いつお客さんが来るか分からない。その時にしっかりしている、なるほどねやっぱり凄いですね。これが営業ですね。

我々の一番の強みは、何故コンサルティングではトップを走っているかというと、現場から上がった声をコンサルティングに生かしているわけですね。これは設計事務所も出来ない、いわゆるコンサルティングで現場を持っていない人も出来ない。声が無いですから。アンケート調査とかそういうのもやりますけれども、まだまだあれでは薄い。現場から上がってきた資料というのは、そうは無いですね。現場もってないと出来ない話ですから、そこは色んな大先生教授達が出て来ても、現場からの声というのは無視できない。

だから現場の強みがコンサルティングの強みになっていると言ってもいいんでしょうかね。

【大嶋】

後はうちの企業的には今50億ぐらいですから、その2倍の100億くらい、これから目指していこうと。その為には何をやったらいいですかというのを正にやっている最中であるのと。

それから中国事業ですね。中国事業と言うよりも、国際事業本部にしましたから、東アジア地区、これはコンサル的には、どこでも狙える範囲内で。中国でトップになれれば、アジア地区でもトップになれるはずなので、それにはコンサルティングそれから駐車場の現場においても、トップの企業にある分野のトップですね。

もの凄くサービスも良いけれど高度なオペレーションが出来る。企業としてのトップ。それからコンサルティングとしては、他に追随を許さないようなトップと、この2本だけ。これに向かって進むというのが1番これからの経営課題ですね。