日本和装ホールディングス株式会社 全国に着付教室『日本和装』を展開。和装の販売仲介業も 日本和装ホールディングス株式会社 元代表取締役会長 吉田 重久　

価値観

【吉田】

内面の美しさを出すのが、日本の着物の良さなんですね、出ているところをひっこませて、引っ込んだところを出して、まっすぐにして着物というのは着るわけですね、ですから、洋服の場合はボディラインを出していくのですけれども、当社の広報なんかにも言うのですけれど、ボディラインのプレゼンテーションが洋服で、内面の美しさを出すのが着物なんです。

まっすぐするわけですから、ですから内面で勝負するしかないというわけです。これが着物のまた一つの大きな力でもあります。外見だけの美しさで判断されるという、それだけではない、ということなんですね。

【吉田】

着物がなくなって良いのかどうか、みなさん真剣に考えたらどうですか、「やはり、なくなってはいけない」という声が多いと思いますよ、和食であったり、着物、日本建築、そういうものがなくなって気持ちが良い人はいないと思うし、小さい子供にも着物を着たいかときいたら、「着たい」という声の方が多いと思います。

さらに洋服のファッションという意味では、私の妻は現在４３歳なのですが、４３歳になるともうファッションの幅がせまくなってきて、やはり着物を着てみたいと、よく言ます。「私は結婚した頃は感じなかったけれど、さいきんつくづくそれを感じると、だから上手くいくわ」と私になんか他人事のように言うのですけれどもね。