株式会社物語コーポレーション ~『一番かるび』『丸源ラーメン』等を、全国に300店舗以上チェーン展開~

Vol.1 歴史

株式会社物語コーポレーション 代表取締役会長・CMO 小林 佳雄 

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歴史

【小林】

私は二代目です。母親が豊橋の駅前で食べ物屋を3軒経営していたので一応株式会社組織になっており、大学を出てから就職を当然考えるんですけれど、家を継いだら簡単に食べていけそうでしたので継いだだけで、実際には家に戻った時には全店赤字で、お金持ちの息子だと思い込んで帰ってしまいました。社長になった時にはたくさんの方々が「こいつについていったら大変なことになるから辞める」という状況がとても長い間続きました。誰もついてこないのですから、まさしく身に染みました。ですので私にとってみると、ビジネスがうまくいくかどうかというのは、食べていけるかどうかという点も重要なのですけれども、それ以前に誰もついてこないことでノイローゼになってしまいます。それも社長なのに誰も社長と呼ばない、私よりも年下の社員が「小林君」と呼ぶのですから、まったくリーダーシップの確立ができない社長でした。今はそのリーダーシップになるものが手に入りましたが、手に入ったら「なんて幸せな世界なの」と思いました。リーダーシップがないというのと、あるのとでは、リーダーシップといったらみんな、グイグイ引っ張る力だと思っているんですけれど、そうではなくて、例えば相手に受け入れてもらうとか、自分の言っていることを聞いてもらえるということの力なのです。結局人間関係です。それが手に入るというのは非常に大きなものなのです。

【小林】

今はグループ売り上げが160億円以上程あり、大きな会社になったのですけれども、上場を具体的に考えるようになったのは、10年くらい前です。売り上げが10億もなかったと思います。ですが、その頃から上場するというのは決めていました。理由は私の子供は男3人いるのですけれど、上がもう33歳で下が24歳になります。その3人とも当社は継がせない、当社に入れないと伝えています。結局自分で自分の人生を歩むのが、幸せになる最も重要なキーワードだと思っているからです。ですから、3人ともうちの会社には入れないと言って育てました。そのため、私が会社の中で次の世代の社長を育てて探して、受け継いで行く必要があるわけです。それをするためには資本と経営の分離を絶対に成し遂げないと、それがスムーズにいかないと考えていました。上場する理由のもう一つが、「プロ」になりたいからです。今は社長ですが、「プロ」社長になりたい、「プロ」というのにすごく憧れているだけではくて、なりたいのです。その「プロ」になるために、勉強もしなくてはいけないし、もっとも重要なのはそういう環境に自分の身を置くことなのです。世の中のコンプライアンスを揺るがすようないろいろな事件が起きたから、社長の体制は大丈夫なのかとか、会社の体制は大丈夫なのかというチェックがその分、自ずと厳しくなって、ハードルが上がったまさしくその時に上場するわけですから、かなりチェックされました。ですがチェックされることによって、伸びる自分というものがあります。上場後もまさしくその通りで、上場を確かに長いこと目指してきて、目指してから10年も経っています。10年後にやっと達成したのですが、これがゴールでなくて、こうなって要求されて、自分がプロになっていくという風になりたいのです。

社長プロフィール

President's profile
氏名 小林 佳雄
役職 代表取締役会長・CMO
生年月日 1949/1/7
出身地 愛知県
出身校 慶應義塾大学

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