レカム株式会社 IP電話等の情報機器を販売や業務受託（ＢＰＯ）事業を展開 レカム株式会社 代表取締役社長 兼 グループＣＥＯ 伊藤 秀博　

事業

【伊藤】

当社はですね、主に中小企業のお客さまを中心としまして、情報通信機器の企画開発。それから販売までというところを一貫してやっている情報通信機器の会社です。他社との差別化というところでいきますと、我々の業界といいますのは、プレイヤーが、すなわちメーカーなのか、もしくは販社なのかというところではっきり分かれてまして。従いましてメーカーは販社に商品を流して、販社に販売をしてもらうと。逆に販社は自分たちは商品を販売するところに特化をして、いろいろなメーカーから商品を仕入れると。ところが我々レカムグループは現在グループ会社にメーカー部門もございますので、自らが企画開発をして、自らが販売をするという、いわゆる製販一体型のビジネスモデルを業界では唯一やってる会社であると。これが我々の差別要因です。

【伊藤】

それからもう一つ販売のほうの事業に関しましては、業界で初めてフランチャイズのビジネスモデルを作りまして。つまり全国に
加盟店を作って、その加盟店の方たちが地元で我々のビジネスをやっていただくと。これには大きな理由がありまして。といいますのは、我々のお客さまは中小企業のお客さまが対象で、しかも我々の商品というのは情報通信機器で、やはり企業にとって今やネットワークというのは生命線ですから、1分でも早く対応して、修理をして復旧して使える状態にするということが非常に重要だと。

その中でいきますと、地域に密着してできる限りサービス拠点、営業拠点というのを細分化して、できるだけお客さまの近いところでビジネスをするというのが非常にお客さまにとっては大事なポイントじゃないかと。これを実現するためには、一つの会社が全国に時間とお金をかけながら営業所を作っていくのではなくて、地元でビジネスをやって起業したい方たちに我々が支援をしながら、我々の加盟店として動いてもらうと。この仕組みが非常に有益なのではということで、唯一フランチャイズという仕組みで販売展開してるというのが、もう一つ販売のほうの差別化要因。そういう事業です。

【伊藤】

当社は現在2010年に達成しようという経営ビジョンというのを掲げてまして、これは「A&Aトリプルワンプラス」という名前のビジョンを掲げてるんですけども。そのA&Aというのは行動をして達成をするという言葉になってます。じゃ何を達成するのかというのがトリプルワンプラスと。つまり三つのワンとプラスアルファ、これを達成しようと。で、この三つのワンというのが、一つは株主の皆さまにとっては投資のリターンナンバーワン。もう一つはお客さまにとってはオンリーワンの会社として、全ての情報通信のインフラを提供しますと。もう一つのワンは、これは業界で質、量ともにナンバーワンになって、つまりレカムグループが業界のリーダーになろうということです。もう一つプラスアルファというのが、これはレカムグループで働く社員の人たちにとって、最も魅力的な会社になろうと。つまり社員にとってベストワンの会社になろうと。これがもう一つのプラスアルファと。

【伊藤】

それからもう一つ、今新しいコンセプトとして掲げているのが、我々はセールスソリューションプロバイダーとしてナンバーワンの企業になりますということを新しくコンセプトとして打ち出してまして。つまりセールスソリューションプロバイダーというのは、営業に関わるあらゆる問題解決を提供するという意味で。従いまして今我々は、自分たちが機器であったり、ソフトであったりという、商品やサービスを販売するということをやってるわけですけれども。将来は今までレカムが作ってきた営業力、こういったものをノウハウとしていろいろな企業に提供して、いろいろな企業さまが商品を新しく販売したりとか、販売網を作るお手伝いをしましょうと。これを2010年にビジョンを達成した後には、新しい展開として将来はセールスソリューションプロバイダーになろうと。そしてナンバーワン企業になろうというのが、今後長期的な我々の事業展開です。