リスクモンスター株式会社 与信管理サービスを提供。上場企業700社以上、約5000社の導入実績を誇る リスクモンスター株式会社 元代表取締役会長 菅野 健一 

Vol.1 歴史

インタビュー内容

歴史

【菅野】

当時は連結経営と単体経営というのがファジーな時期だったので、ともかく単体の従業員数をへらすというような、たぶんミッションがあったのだと思います。そういうのがあって、審査部というのはどちらかというと、経営の判断をサポートするような仕事をしていたので、最後まで外に出ないで、本社に残っていた方の部署なのです。でも審査部の例外ではないということで、子会社化して外に出ていきなさいということになりました。

この時にただ出て行ったのでは面白くないので、本社とかグループ会社の審査業務とやる子会社としてだけではなくて、金儲けする会社、対外的にグループ外でも、仕事を取ってくるようなコンセプトでやったらどうだろうか、という考えがあって、杉山と私と藤本というのは手を挙げて、金を稼ぐ方の担当になったのです。

ふたを開けたら外の仕事と中の仕事をやる会社というのは、無理だとダメ出しされまして、とにかく外に出てうちの仕事だけやれ、と。その理由として管理部門の人間が商売をしても上手くいかないだろうと、これは普段、営業部門をいじめていた逆襲に遭った形なのですが、まあ営業にそんな商売辞めろというのが仕事でしたから、いざ自分が商売やらしてくれと言うと、営業系の役員に、武士の商法では儲からないよと、商売をなめるなと、それは半分正しかったと思いますけれども、最初は苦労しました。

もう1つはその会社のキャパが100ですと、当社の仕事は当然今100あったわけですから、外の仕事が50入って、50でも20でもいいのですが、120の仕事になった時に、人間系がやる仕事だったので、増えないだろうと。どうするんだ、じゃあ、20うちの仕事が減るのか、それは困ると、それももっともだねということで。

とりあえず出ろと、そしてゆっくり考えなさいということで、ダメだしされたのですね。その金を稼ぐ仕組みというのが、実はリスクモンスターの原型で、ウェブで与信をアウトソーシングします、ということだったんです。

ダメ出しされて腹の虫が収まらなくて、じゃあ、外から100%お金を出してもらって、独立独歩で金を稼いでいく会社という形でリスクモンスターというのを作ります、ということで始めたのがリスクモンスターのきっかけです。

【菅野】

設立されるまでが結構、大変でしたね、構想してから登記されるまで9ヶ月くらいかかりました。最初のイニシャルの株主集めとかそういうのが大変でしたね、本当の管理部門の人間が考えたビジネスという、商社の世界では前代未聞のことでしたので、理解を得たりというのがなかなか難しくて、3億2千5百万円の資本金で始めたのですが、非常に不況の時代、不景気の時代に3億2千5百万円をぽんと出してくれる人はなかなんかいません、それもあるものといえば我々が書いたパワーポイントと出資の目論見書、それしかないわけです、ペーパーしかなくて、それがすごく大変でしたね。


経営者プロフィール

氏名 菅野 健一
役職 元代表取締役会長
生年月日 1969年5月16日

会社概要

社名 リスクモンスター株式会社
本社所在地 東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
設立 2000
業種分類 情報通信業
代表者名 菅野 健一
従業員数 202名
WEBサイト https://www.riskmonster.co.jp/
事業概要 与信管理ASP・クラウドサービス事業および関連コンサルティング事業、ビジネスポータルサイト、デジタルデータ化サービス等の各種BPO事業、教育関連事業を含むその他サービス事業
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