株式会社ビーグリー ~知られざる『まんが王国』快進撃の秘密~

Vol.1 商社の道へ進んだ意外な理由

株式会社ビーグリー 代表取締役社長 吉田 仁平 (2018年3月取材)

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【ナレーター】

スマートフォンやタブレットなどの急速な普及により、変化を続けるインターネットビジネス。多様なコンテンツが溢れる中で、いかにユーザーの心を掴むことができるかが、生き残るための条件と言っても過言ではない。

そんな中、50ページ以上の試し読みが無料でできる漫画や雑誌を2500タイトル以上展開し、電子コミック業界に新風を巻き起こした企業がある。株式会社ビーグリーだ。

同社が運営する電子コミック配信サービス『まんが王国』は、出版社や作家などと直接契約することで、利用許諾における柔軟な対応を可能にし、大幅な試し読みを実現。ユーザーの興味を掻き立てるマーケティングに加え、“知る人ぞ知る”良質な作品を世に送り出すことで、ダウンロード数を伸ばし続けている。

他社と一線を画するビジネスモデルで業界に大きなインパクトを与え、2018年3月に東証一部へ市場変更を果たしたビーグリー。その進化の秘密に迫る。

―商社の道へ進んだ意外な理由―

【ナレーター】

日本のモノづくりが世界を席巻していた光景を目の当たりにし、製造業に憧れを抱いていた吉田は、早稲田大学理工学部へ進学。その後の就職活動についてこう振り返った。

【吉田】

僕は、その時には総合商社の方に非常に共感を覚えて、志望としては製造業というよりは単純に商社に行きたいという思いで就職活動をしていきました。いわゆる生産プロセスのようなことも少し勉強していましたが、やはり砂漠やプラントでスーツを着てプロジェクトを立ち上げたといったような、そういうものに憧れて商社に行こうと思っていました。

情報産業本部というところで、いわゆるIT通信周りの事業部隊にいまして、僕が働き始めたのは94年だったのですが、携帯電話の販売が自由化された年でして、まだ日本で携帯電話の普及が200万台くらいの時代でした。

その携帯電話の端末の販売や、その時にたくさん新しくできた携帯電話の会社への出資ですとか、出資した会社への設備の売り込みですとか、そういった業界にまつわるビジネスを全部行う営業部隊でキャリアをスタートしています。いわゆる規制が緩和されて、ガラっと業界が形を変える、まさにその瞬間だったというタイミングですね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 吉田 仁平
役職 代表取締役社長
生年月日 1971/12/30
座右の銘 人事を尽くして天命を待つ
愛読書 ビジョナリーカンパニー1,2、経営の本質

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