株式会社ビーグリー ~知られざる『まんが王国』快進撃の秘密~

Vol.2 双方を経験して分かった大手とベンチャーの違い

株式会社ビーグリー 代表取締役社長 吉田 仁平 (2018年3月取材)

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―双方を経験して分かった大手とベンチャーの違い―

【ナレーター】

大手商社へ就職後、ジョイントベンチャーで立ち上げた事業会社の社長就任を打診され、これを好機と捉えた吉田は承諾。しかし、イメージ通りの結果になかなかならず、悪戦苦闘しながらも勉強と経験を重ねる。そんな中、2012年、吉田はビーグリーの前身となるベンチャー企業への転身を決断。その理由は、大手ならではのものだった。

【吉田】

商社での仕事にも長らく携わってきて、一定の自信と、一定の安心感、快適さみたいなのがある中で、やはり刺激という意味ではもしかしたら物足りなかったのかもしれません。刺激と不安はやはり同じもの、似たものだと思います。そういう意味では自分で新しいチャレンジをしようという気持ちになりましたので、結果的にベンチャー企業への転職、ということは決断する上ではさほど気にはなりませんでした。

経営企画とプロモーションの責任者という形でこの会社に入社しました。市場も伸びていて業務もどんどん増えていっていましたし、社内の組織体制とか役割分担みたいなところもどんどん整備していく過程で、漫画のビジネスの責任者をやらせていただいて、今に至ります。

【ナレーター】

大手企業とベンチャー企業の違いについて、吉田は自身の経験を交えて次のように語る。

【吉田】

新しい会社というのは、例えば社風についても構築途中ということがあると思います。

新しく人が入ってくると、「この会社に馴染もう」ともちろん思うわけですけど、一定はそういう要素が必要とはいえ、実はその入ってきた人から見たときに、自分が思っているほど周りの人も長く会社にいるわけではないのです。要は新しい人間も、今までいる人間も、みんなで会社をつくりあげていくというのが、たぶん新しい会社、ベンチャー企業、スタートアップについては、やはりそういうことだと思います。

一方で歴史がある大企業というのはそういう意味ではかなり完成されています。それは良くも悪くも、ではあると思います。ですが、やはり伝統があり、色々な物事の進め方が改善を重ねられて今に至るという状態であるわけなので、その方法論には一定の価値というか、バリューがあると捉えられるのではないかとは思います。

ですので、例えば当社でも最近研修を始めましたが、やはり僕が最初にいた会社は比較的大きくて歴史のある会社だったので、内定者研修などは非常に完成度の高い、面白いものでした。内定者を非常に乗せておいて、一回落として、そして最後に持ち上げるといったシナリオの完成度が非常に高いなと、離れてみて思いますね。そういう仕組みは大きい会社が非常に魅力だとは思いますが、ただ既存の仕組みが色々な足かせになることも、もちろんあると思います。

新しい会社はそういう枠組みがない分、そういったところから自ら関与をしていけるというところが、やはりやりがいであり、喜びだと思います。そしてそれは単純に趣向性というか、趣味の違いかなという気はします。

社長プロフィール

President's profile
氏名 吉田 仁平
役職 代表取締役社長
生年月日 1971/12/30
座右の銘 人事を尽くして天命を待つ
愛読書 ビジョナリーカンパニー1,2、経営の本質

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