鉱研工業株式会社 温泉・地下水開発のプロフェッショナルであり、地下資源工事用掘削機械として有数 鉱研工業株式会社 元代表取締役社長 末永 幸紘 

Vol.2 価値観

インタビュー内容

価値観

【末永】

私は仕事を長年やってきて、あきらめないことが大事だとおもいます。いろいろな考え方がありますけれど、仕事はあきらめないということです。それから基本がしっかりしていれば、あとはだいたい成り立ちます。

すべてのプロにはなれません。しかし、1つの幹がしっかりしていれば、あとはいろいろな応用でついてくるのです。ですからいろいろな事をやっているとは言うもののやはり、1つ自分の得意な分野があれば、それを見つけていけばいいのではないかなと思っています。

【末永】

我々はやはり現場を自分たちで見ないと、誰かに言われてどうのこうのでは、失敗してしまいます。みんないいこと(つごうのいいこと)を言いますが、現場を歩いてきている人はそうはいかないぞと、やはり自分の目でいろいろなリスクを見ています。

特に言いたいのは、これからどの建設会社も海外志向になります。もともと海外に出ておられて、今は余計に出ていこうとしていますけれども、しかしある程度年をとってきたら、海外に新しく出ていくと大変です。経験というものが一番大事で、我々はそういうものを肌身で感じていますから、またいろいろ失敗もしてきているので、同じ失敗はしたくありません。ですから、そういう場合はブレーキをかけてみたりしながら、進めているところです。

同業者、建設会社さんと比べても、我々は40年くらい前から結構早めに海外に出ていますから、そういう経験値が積み重なっているとは言えます。

【末永】

10年ごとくらいに波があるのですけれども、波にのるというより、波に対応していかないと、波をなんともしないような立派な会社はそうはないと思うのです。よほど資産を持っていればいいのでしょうけれども、そうはいきませんので、それに合わせた形でやるし、仕事というのはグローバルだと思うので、どの国とも仲良くしていけば、仕事はたくさんあるわけです。

それをしないものですから、ヨーロッパからたくさん来て、中国にリニアの新幹線を通してみたり、韓国でもたくさん海外の人が来ているわけです。日本はこれだけの技術を持っていて、技術を日本の中で一生懸命話しあいしながら仕事をしていたわけです。それが今度は競争になりましたでしょう。

東南アジアはいちばん活気があって、今はベトナムやラオスでしょうか、どんどん上がってきています。淘汰されていくのは時代の流れだと思うのです。どこかでそれぞれの会社が生きる道を今一生懸命模索して、大半のところは海外のマーケットが大きいという事ですので。エネルギーと鉱山関係の活況の度合いというのは凄いですから。ですから今いろいろなものの値段が上がっていますが、ああいうものがものすごく影響しているのです。


経営者プロフィール

氏名 末永 幸紘
役職 元代表取締役社長
生年月日 1943年7月28日

会社概要

社名 鉱研工業株式会社
本社所在地 東京都東京都豊島区高田2丁目17番22号 目白中野ビル1F
設立 1947
業種分類 機械器具製造業
代表者名 末永 幸紘
従業員数 288名
WEBサイト http://www.koken-boring.co.jp/
事業概要 ボーリング機器とその関連機器の製造販売及び独自工法による工事施工を内容とした事業活動を展開。
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