株式会社トラスト 中古車輸出事業者のパイオニア。アフリカなど世界150ヶ国に販売 株式会社トラスト 元代表取締役社長 伊藤 誠英　

歴史

【伊藤】

当社はもともとニュージーランド出身の親子がはじめまして、ずっと外国人の会社できまして、彼らは、一時上場しようと考えたようなのですけれども、やはり外国人だけでは、日本での上場は難しいということで、私どもの親会社であるTVホールディングスという会社に、この会社を買ってくれないかと、一緒に上場をしたいというお話がありました。

そこで私どもはじめて、この輸出業界に足を踏み入れたという形になりました。もともと親会社がディーラーグループでしたので、車のビジネスはわかっていたのですが、輸出に関してはあまり関わったことがなかったものですから、非常に目新しくて、お客様のところに行ったり、一緒に見ていく中で、非常に面白いビジネスだと思い、買収当時に親会社から、当社に役員として入りまして、携わってきました。

そういう中で昨年の４月に社長に就任ということで、今までの社長は英語がネイティブだったのですが、私がはじめて日本人の社長ということになりました。

【伊藤】

親会社の中の役員として買収に携わっているときに、このビジネスは上場できる、または上場すべきビジネスだなと思ったものですから、最初から準備しながら、買収も進めていったという形になります。ですから買収してから２年以内、１年数ヶ月で上場までこぎつけたということになります。

当時は上場制度も市場が今よりは、新しい会社に対してウェルカムな状態でしたので、ちょうどいいタイミングで上場できたのかなと思います。

【伊藤】

この会社は車を直接インターネットで海外のお客様に販売しています。よく海外の業者に売っているBtoBといわれるビジネスモデルは多いのですけれども、ここではBtoCという形で世界中のお客様に、ダイレクトに交流をしているというのが非常に面白いと思いました。

これをもっとお客様に知っていただければ、ビジネスも大きくなると思いましたので、そのステップとして日本の市場、株式市場に上場している会社であるということが、お客様の安心感にもつながるだろうと思いました。