マルマン株式会社 ~デジタルの時代に「スケッチブック」で魅せるアナログビジネスの真髄~

Vol.5 アナログへの“こだわり”と新たな可能性

マルマン株式会社 代表取締役社長 井口 栄一 (2016年4月取材)

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-アナログへの”こだわり”と新たな可能性-

【井口】

この商品も面白いのですが、小型にすることによって色々な使い方をしていただいています。最近はちょっと気になるのが、お医者様がお使いになるケースなんですね。これはどういうことかというと、例えば、認知症の方々は絵を描いて頂くと症状が分かるとか、それから精神的な疾患の方もやはりこういうものを描いてくださいというと表現の仕方で診断ができるそうなんですね。

それともう1つは認知症の予防という面では、手を動かして自分の思っていることを描くというのは認知症の防止に役立つと言われていますので、今はデジタルにどんどんいきましたけれど、ある面ではデジタルの弊害というものがありまして、それの反動でアナログを求めていくという傾向もここにきて強く出ています。

このアナログに対して、紙はもう100%アナログですから、アナログにこだわっていくということが、おそらく今の日本の国民もアナログに見直しがかかると、アナログはこだわりですから、このこだわりを我々が持ち続けて、ビジネスにしていけばきちっと社会にお役立ちできる立場にいれるかなと思っております。
デジタルはデジタルでいい面はあります。やはり効率性などですね。そういう面については、今までアナログではできなかった事柄として非常に人々に貢献度が高いと思うんですね。ただ一方でここにきてわかってきているのは、デジタルの弱点は何かというと、やはり五感ですよね。こちらにお答えするというのは非常に今の段階では難しいと思います。ですから、デジタルに精通している。使い込んでいく人ほど、アナログを求めていくという傾向も見て取れますので、それからするとやはり新しいアナログの生き方、こちらが見えてくる。見えてきているように思いますね。
アナログとデジタルが両立してというわけですけども、ある面では極端に思考がデジタルに行きすぎたということもありまして、これが正常といいますか、デジタルも使い込みながら、アナログの良さも見直してくるということですね。

ここで新しい必要とする価値とかマーケットが見えてくると思います。私はいつも思うのですけれど、デジタルとアナログの関係を商品に考えた場合は、デジタルよりも勝るアナログ、要は紙の価値ですね。デジタルよりも勝る価値をもっているか、またはデジタルと一緒に使うことによって、便利になるものかまたは全くデジタルに変わってしまうか、この3つでふるいにかけるべきだと思うんですね。そうすると前者の2つは、これから生まれるものも出てくると思います。ですから、ここをきちっと把握をして、そちらに向けての商品開発の導入、これを積極的にやっていくことができれば、非常に面白い場面に来ているかなと思いますね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 井口 栄一
役職 代表取締役社長

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