株式会社アイリス ~ボタン製造世界一企業が見据える10年後に向けた一手~

Vol.5 オープンイノベーションで目指す次のステージ

株式会社アイリス 代表取締役 大隅 洋 (2016年4月取材)

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-オープンイノベーションで目指す次のステージ-

【大隅】

仕事が忙しいと言っている時には、なかなか現場の営業員に、外も含めて、研修なりをしていただく時間を取れなかったと思うんです。しかし、今はある程度時間を取ることも可能になったわけですので、やはり当社を1人も辞めずに、全員でやって行くという考え方はありつつ、万が一何かがあってもやっていけるような、外に出てもできるような知識というものを持ってもらうことは必要だと思います。

基本的にアパレルさんに直でというかたちは少なくて、問屋様経由なんですね。いわゆる御用聞き経由なんです。典型的な、「毎度おおきに」の。これは、よそに出たら全く通用しませんので、初めのうちは数名から、今はほとんど全員の営業員に対して、御用聞き営業を脱して、いわゆるお客様がお困りになっている課題解決型の営業というものを学んでいただこうと、そこはやはり外の力を借りてでもやっていこうとしています。

あともう一つ今年 進めているものに、オープンイノベーションというものがあります。これはやはり製造業というのは、自前の技術、ノウハウに自信もあるし、経験もある。ただそれにこだわるがためにマーケットやお客様が必要としているような、新商品・新技術、それもある程度のスピードを持った形での開発ができないのであれば、自前の技術、ノウハウは全く意味がないんです。これができるためであれば、異業種も含めて、よそからそういった技術、ノウハウを学びとり、そこに自社のノウハウを融合させることによって、顧客、マーケット、市場のニーズに合わせていくんだと。例えば、食品業界、そこで使われているような機械 を、ボタンをつくっている現場に持ち込んだりとか、そんなことも一つのアイデアとしては、進めています。

製造現場の人間であれば、毎日自分が向かい合っている機械に対して、磨き上げて工夫して、最初に買った機械とは全く違う物につくり上げて、と小さな改善というものを何十年もかけてたくさんしているんです。

ただ私が求めているものとしてはもっとドラマティックな改革をしていただいて、世界に負けない、世界をリードできるような物づくりにする必要があるので、そこはやはり大変です。毎日今まで、自分のテリトリーからそれこそ隣の職場にも行ったことのない人たち、営業との触れ合いも交流もなく、進捗だとかを企画の方は 話す機会はあっても、話すこと、自分の思うことを伝えることが苦手な現場の人たちにも、やはり外に出て、外から学んでほしいと全員に対してお願いしていますので、それは繰り返しだと思いますね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 大隅 洋
役職 代表取締役

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