株式会社ダイオーズ ~地域の米穀店から世界企業へ。アメリカ進出を成功させた10年とは~

Vol.1 海外で商売を学ぶために取った意外な行動

株式会社ダイオーズ 代表取締役社長 大久保 真一 (2018年2月取材)

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【ナレーター】

グローバル化が加速し、海外のビジネスが日本国内で開花することも多い中、新たな価値観や習慣を根付かせることは容易ではない。

そんな中、欧米で主流だったオフィス向けコーヒーサービスを国内で初めて事業化し、1969年の創業以来、半世紀近くに渡り黒字経営を続ける企業がある。株式会社ダイオーズだ。

コーヒーや日本茶、ウォーターサーバーなどの飲料事業や、事業所向けのクリーンケアや定期清掃サービスなど、BtoBに特化した様々なサービスを提供。国内のみならず海外にも積極的に進出し、アメリカでは、オフィスコーヒーサービス事業のシェアで西海岸1位、全米3位の規模にまで成長している。

家業であった米穀店の御用聞きと配達の機能を原点に、これまで事業領域を拡大し続けてきたダイオーズ。その躍進を支えたビジネスモデルに迫る。

―海外で商売を学ぶために取った意外な行動―

【ナレーター】

米穀店を営む両親のもとで育った影響で、商売に関心があった大久保は、学生時代に経済を勉強する過程で、実際に成功している店舗を見るために全国を行脚。その経験を経て、海外で商売を学びたいという想いが芽生えた大久保が取った行動とは。

【大久保】

日本の流通というのはこれからやはり海外の流通の情報も入ってくると。ですから、海外に行きたいという気持ちは非常に強かったんですよね。しかし、海外に行くといってもドルが360円の時代ですし、観光などでは絶対に行けませんでした。唯一の方法は、商社の勤務で行くか、あるいはフルブライトのような留学資金に受かっていくか、どちらかしかなかったのです。ところが商社に入ることができなかったために、広告会社に入ったわけですけども、入社後も海外に行きたいという気持ちは強かったので、どうやって行くか色々と考えた結果、その当時は通産省ですが、通産省が日本の流通の近代化を図るために、春と秋にアメリカやヨーロッパの流通の進んだ国の経営者を日本に呼んで、勉強会を行っていました。そこに必ず出席して、通産省のセミナーのあとに「ぜひ、研修させてほしい」と直談判しました。そういうことの積み上げでした。結果的にそういうところから「研修させてあげよう」という許可を頂いて、行くことになったんです。

どうやったら商売をもっと発展させていけるのかという中で、やはりこれからは日本の成功事例だけではなくて海外の事例を見て自分なりにチャレンジしてみたいと、自分の願いというか思い入れというか、これがどんどん強くなっていったと思います。それが今もあるから、1年のうち半分以上は海外に行っているわけですよね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 大久保 真一
役職 代表取締役社長
生年月日 1941/3/21

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