株式会社ダイオーズ ~地域の米穀店から世界企業へ。アメリカ進出を成功させた10年とは~

Vol.3 アメリカ進出を成功させた10年

株式会社ダイオーズ 代表取締役社長 大久保 真一 (2018年2月取材)

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―アメリカ進出を成功させた10年―

【ナレーター】

ダスキンの加盟店で日本一になった後、独自のビジネスを展開しようと考えた大久保。BtoBの継続性の高いサービスで成長の基礎をつくり、その次のビジネスとしてスタートさせたのが、日本で初めて事業化したオフィスコーヒーサービスだった。

【大久保】

コーヒーサービスはもともとアメリカ、ヨーロッパでは当たり前のことですが、日本ではその当時はお茶の世界で、コーヒーが好きな方はせいぜいインスタントコーヒーの時代でした。そうですけど、アメリカ、ヨーロッパでそこまで定着した事業であれば、必ず日本でも成長するだろうと。なおかつ私どもがコーヒーサービスをスタートする前の4、5年前でしょうか、マクドナルドがスタートして、アメリカンコーヒーというのが非常にファッションになってきた。必ず、インスタントコーヒーではなくてレギュラーコーヒーを皆さんが飲む時代が来るだろう。実際アメリカではそうやって成長している事業だから、これをやろう(と考えたのです)。これは今まで日本にはなかったわけですから。ということでスタートしたのがオフィスコーヒーサービスですね。

【ナレーター】

その後、ダイオーズのオフィスコーヒーサービス事業は国内で多くの企業から支持され、パイオニアとしての地位を確立し、20年目にアメリカに進出。10年の時間をかけて大久保が導いた成功の一手とは。

【大久保】

日本で成功したビジネスをアメリカに持って行くというのではなく、特にサービス業であればアメリカのカルチャーに合った形でスタートすべきだと。なおかつアメリカでもたくさん同業者がいましたけど、やるならばナンバーワンの会社。10年間、ずっとアメリカ回っていましたから。なおかつアメリカの業界の中で優秀だと言われている会社が何社かありますので、私が実際に回った中でこの会社が一番素晴らしいという会社がカリフォルニアにあったので、その会社に目を付けて口説き落として、その会社を買収しました。

買収した代わりに「あなたを今度は核にしてアメリカ中に拡大するから、ぜひ譲ってほしい」という形で、世間の相場より高い相場で買収させていただきました。買収したあとは、そのオーナーに逆に買い手になっていただいて、同業者をどんどん買収していただくという形でスタートしましたね。特にM&Aで買収した場合は、買収した会社をきちんと育てる。一番いけないのは買収したあと、ごちゃごちゃになって実際の考えていたような経営ができないのが一番いけないんですよね。ですから、私どもの場合はサービス業ですし、継続サービスなので、まず地域を限定しました。

最初は核になっている会社がアメリカのロサンゼルスでしたので、20年前にスタートしたときはロサンゼルスだけに限定して、オーナーの方に「ロサンゼルスの同業者をどんどん買収しましょう」という形で買収を進めていきました。買収すればするほど密度が濃くなるので、採算が良くなります。特にこちらからデリバリーしますので、密度が高くなればなるほど配送の効率が良くなるのです。ですからお客様が増えれば増えるほど収益性があがってくる。それは地域を限定するということでやってきましたね。

社長プロフィール

President's profile
氏名 大久保 真一
役職 代表取締役社長
生年月日 1941/3/21

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